【ハウスオブザドラゴン】下請業者の仕事がずさんすぎる(S2E1感想)

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2第1話「息子には息子を」。

静かに始まったように見えて、最後の最後に大事件が起きるあたりはさすがの展開としか。

以下、ネタバレあり。

下請業者のずさんな仕事

目には目を、歯には歯を、息子には息子を。

あ、息子って、そっちになるの!?

下請業者のずさんな仕事が国家を揺るがす大事件になりそう。

やっぱり商売は商売なんだよ。トップの方針とか家庭の事情とか個人の気持ちとか関係ない。

レイニラの言葉を受けたデイモンがミサリアの紹介で仕事を依頼した下請業者は、カネをもらって言われた仕事をするだけなのだ。

問題は、下請業者が言われたとおりに仕事しなかったこと。

依頼内容はエイモンドを殺せだったのに、いつのまにか息子を殺せに解釈が変わっていた。業者が勝手に簡単な仕事にすり替えたのだ。

思い返せばレイニラは「I want Aemond Targaryen」と言っただけなので、殺せ自体にはデイモンの希望が入っているけど、レイニラの指示が曖昧だったのでデイモンが殺せと解釈するのは仕方ない。

でも業者の解釈はあかん。エイゴンの息子を殺すのはまずいやつ。

業者の人、子どもの首を切っただけでなく犬まで蹴ってるし、次のエピソードでどんなむごい死体になるんだろ。

アリセントの取り返しのつかないこと

それにしても侵入者が堂々と侵入しすぎでは。なぜ見張りがひとりもいない?

って思ったけど、不自然なまでに誰もいなかったのはアリセントがクリストンといちゃいちゃするためか。

アリセントはクリストンとの関係を隠したい。クリストンはアリセントの寝室に出入りするところを兵に見られるわけにはいかない。だからクリストンが人払いしてた可能性。

ヘレイナから「息子が殺された」と聞いたアリセントの、血の気が引いたような表情。レイニラの悲しみに取り憑かれた姿もよかったけど、アリセントのあの数秒の表情も見事だと思う。

いけないと分かっていたのにやってしまった、それが取り返しのつかないことを招いたと、アリセントはきっと察した。

クリストンとの関係はバレて、息子を殺されたエイゴンはドラゴンを使って報復に出る。

アリセントピンチ。レイニラが跪いてエイゴンが平和に統治するなんていう、誰とも共有できていない理想をもう語っていられる状況ではなくなりそう。

息子を失った母親

レイニラに続き、ヘレイナも息子を失った母親に。

レイニラは息子の死を使い鴉で知って、悲しみに暮れつつも自分の目で確認するまではルークの死を信じられなかった。

一方でヘレイナは、侵入者にナイフを首に突き立てられながら、今まさに殺されようとする自分の子どもを自分で指差して、目の前で息子を殺された。

どっちも母親にとって地獄なのは間違いないけど、ヘレイナのほうが拷問すぎてなんかもう。

ネズミが怖いっていうヘレイナの不思議発言は、このことだったのか。

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