【バルダーズ・ゲート3】ジャヘイラとミンスク関連、毒親カザドール、アスタリオンの自由(1周目ゲイル18)
『バルダーズ・ゲート3』の初心者が、何も分からず主人公にゲイルを選んで何も分からなかったなりに楽しく進めているプレイ記録。
ジャヘイラ&ミンスク、アスタリオンのクエストを完走。
以下、ネタバレあり。
ジャヘイラとミンスクのクエスト
ジャヘイラのクエストを進めてミンスクを仲間にした。
これまで、何が何でも友達を助けたいっていう話がなかったから、ジャヘイラが必死でミンスクを救おうとするのが新鮮。
もちろん私はミンスクのことは「有名な人らしい」程度しか知らなかったけど、話しているとエピソードも人柄もおもしろくて、もっと早く仲間にしたかったくらい(オーリンがレイゼルを拉致したせいだ)。
モフモフの相棒もかわいらしい。私はターラ派だが。
ミンスクは考えるのが苦手なように見えて哲学的な発言をすることがある。「お前がミンスクをのぞき込むとき、ミンスクもまたお前をのぞき込んでいる」には笑った。
クエストの過程で訪れたジャヘイラ家や会計事務所も楽しかった。
ジャヘイラの家族を見たレイゼルが、ギスヤンキには家族の概念がなく今まで誰が自分の卵を産んだのか疑問に思ったこともなかったと話していて、新たなギスヤンキ文化を知る。
家族といえば、最初のころターラがゲイルのお母さんの話をしてたな。ゲイルに会いたがっているとか、恋人ができたのか気にしているとか。
会計事務所の厳重警備の金庫が、ゴータシュとかレイヴンガード大公爵とか知り合いの金庫ばかりでおもしろすぎる。
レイヴンガード大公爵が書いた小さい頃のウィルとの思い出の日記は、ウィルの無邪気な姿やウィルが父親にとても愛されていたことが伝わって鼻血が出そうだった。こんなの金庫に入れないでくれ。
会計事務所から盗まれた金を返すクエストはごねれば大金が手に入るし、ジャヘイラ・ミンスク関連はナイスなクエストだった。
ザール宮殿の地下牢
アスタリオンの「実家」、カザドールの宮殿へ。
探索が少し進むたびにアスタリオンの会話内容が更新される細かさに若干引きつつ、ついにカザドールと決着がつくのかとワクワクしながら地下に行く。
アスタリオンが地下牢にいたセバスチャンのことを覚えていたのが印象的だった。
170年前に口説いた男の顔も名前も性格もすぐに言えるってすごい。セバスチャン以外の被害者のことも、ちゃんと覚えている様子だし。
知らないふり忘れたふりで済ませてもよかったのに、そうしなかった。まさかスポーンにされているとは思わなかったようだけど。
アスタリオンがカザドールの被害者である一方で、アスタリオンも誰かにとっては加害者であるという事実を突きつけられた瞬間でもある。
カザドールと対面
広大な地下の奥でカザドールと会う。
カザドールは話し方も動作も絵に描いたような悪役で笑った。
こんなのに200年も支配されていたら、そりゃあ身も心もおかしくなるし、誰かに優しくされるのがどんな感じかも忘れるし、自分がどうしたいのかも考えられなくなる。
発言が完全に毒親 |
スポーンの数も、7体かと思いきや実は7007体だったという衝撃の事実。
カザドールを見ていると、ゴータシュやオーリンの悪行がかわいく思えてくるから恐ろしい。被害者にとってはどっちも変わらんが。
スポーンに対して絶大な力を持つカザドールも、かつては人で、前ヴァンパイア・ロードのヴェリオスのスポーンで、長年の虐待に苦しんでいたのだ。
カザドールが今の地位にあるのは、復讐を遂げてヴェリオスに取って代わったからにほかならない。
カザドールのアスタリオンへの執着は、自分の体験によるものなのかもしれない。アスタリオンがカザドールにされてきたことは、カザドールがヴェリオスにされてきたことを反映しているのではないか。想像だけど。
とりあえず儀式をおっぱじめたカザドールをぶちのめそう。
カザドールを倒す
初見のカザドール戦は何をどうしたらいいのか分からなくて惨敗した。
でもやることは分かった。
事前に吐き気対策をし(英雄たちの饗宴など)、杖を持ったザコを真っ先に倒し、各スポーンの前にある円の上に立ち、あとはオットーの我慢できぬ踊りをカザドールにかけてしまえばいいのだ。
霧状態は非魔法攻撃に耐性、つまり魔法は効く。
踊り出したカザドールは、その場で何かほざいては霧になるだけのヴァンパイアになった。
陽光を使えば踊る姿がずっと見られたかもしれない。あいにく使える人がいなかった。
霧状態でも物理攻撃がとおったのは、なぜだかよく分からない。
激怒の投擲で伏せ状態になっている |
霧を解除することなくカザドールを倒した。
カザドールが石棺に入って、回復する前に殺そうとアスタリオンに言われて、石棺を調べても会計事務所の金庫の鍵しか出てこないんだけど! どういうこと!? と3分ほど困惑した。まだコウモリが残っていて戦闘が終わっていないだけだった。同じような人が私以外にもいたと思いたい。
アスタリオンを止める
カザドールを追い詰めて、アスタリオンは儀式を自分で行おうとする。
カザドールの恐怖はこれで終わるけど、アセンダントになれば二度と太陽を恐れる必要がなくなるし、強大な力が得られる。
アスタリオンは目の前にある力に魅了され、7006体の命を犠牲にして儀式をやろうとしていた。
でも恐怖から解放されるのはアスタリオンだけで、別の誰かがアスタリオンを恐れ、苦しみ、憎しみを抱くことになる。そして罪のない人々がヴァンパイアの犠牲になる。
儀式を行うことは、歴史を繰り返すことになる。アスタリオンはカザドールと同じになる。
これは何も言わないと儀式やるなと思い、アスタリオンを説得して止めた。
アスタリオンは、儀式を行えば人質が死ぬことも、力を手にすれば自由になるわけではないことも、ヴァンパイアの負の連鎖を終わらせられるのが自分だけだということも、きっと分かっている。
でも今はまだアスタリオンは強くない。自分がどうしたいのか、どういう人でありたいのかを、強烈な誘惑の前でひとりで決断できるほどには。
だから、そばにいる人がちゃんと止めて、お前はカザドールにならなくていいんだって言ってあげないといけない。そんなふうに思った。
青白きエルフ、完了
監房にいたスポーンはみんな解放。
スポーンになったガー人の子供たちも含め、スポーンはみんなアンダーダークへ向かった。
(全員行ったのかと思ったら、ガンドレルの子供2人はガンドレルと一緒に街の下水道にいた)
なんでアンダーダーク? って思ったけど、日が当たらないからか。
クエスト「青白きエルフ」が完了。
カザドールの支配が終わり、アスタリオンはついに真の自由を手に入れた。
終わった直後は呆然とした様子だったけど、休憩するころには「これでよかった」と納得し、儀式をさせなかったことに感謝された。仲間の存在にもっとも影響を受けているのってアスタリオンな気がする。
なんていうか、よくがんばったよ。
アスタリオンは、これからは何にも縛られることなく生きていける。
今では何でもできそう、という言葉にこちらも嬉しくなったけど、アスタリオンが外を歩けるのは寄生生物のおかげなんだよね。
エルダー・ブレインを倒したらどうなるんだろう。
- キャラクリをあきらめた初心者はゲイルを選び、仲間に首を噛まれた
- 眼球をくり抜かれたり、シャドウハートと接近したり
- 野営地のパーティーで誰と過ごすのか。思ってた展開と違った
- アンダーダークへ。助けたノームと再会する
- ギスヤンキのクレシュへ。遺物のことを知る
- エルミンスターがミストラの無茶振りを伝えにきた
- 影に呪われた地へ。アスタリオンの背中の傷の意味が判明
- 影のウィーヴを飲み込むか、浄化するか
- パートナーの決定、シャドウフェルでのシャドウハートの決断
- マインドフレイヤーのコロニーでアブソリュートの正体を知る
- ピエロのフェイスペイント4人組で行くリヴィントン
- ウィルの人生最大の決断にウィルが何も言わない件
- 下層地域に到着。カーサス年代記、メイリーナの強メンタルなど
- 鉄の玉座脱出ゲーム完遂、オーリンの成りすましが鬱展開
- 鋼の衛兵の真相、クソ野郎ゴータシュ、カーラックの復讐
- 殺人法廷、ベハルっ子オーリンから人質救出、5000Gの彫像
- 悲嘆の館、シャドウハートの喪失、喪失の鏡リセマラ
- ジャヘイラとミンスク関連、毒親カザドール、アスタリオンの自由
- バルダランの試練ゴリ押し、ウィルの将来や目標のこと
- ラファエルのラファエルによるラファエルのための希望の館
- ミストラ謁見、オルフェウス解放、ネザリルのオーブどうする
- ゲイル主人公のエンディング分岐と感想