【バルダーズ・ゲート3】パートナーの決定、シャドウフェルでのシャドウハートの決断(1周目ゲイル9)
『バルダーズ・ゲート3』の初心者が、何も分からず主人公にゲイルを選んで何も分からなかったなりに楽しく進めているプレイ記録。
今回はムーンライズ・タワーとシャドウフェルに行ったときのことと、パートナーをどうするか考えすぎたことについて。
以下、ネタバレあり。
ムーンライズ・タワーへ
ようやくムーンライズ・タワーへ。
トゥルーソウルのふりをして侵入し、噂のケセリック・ソーム将軍を拝見。
あれが、ずっとセルーネイ信徒だったのに、妻メロディアと娘イソベルが死んでシャーに改宗して、その後マークールを信仰し世界を焼き尽くすことを誓ったケセリック・ソーム将軍ね。
ケセリックは不死身。その秘密は何なのか。
というのはすでにシャーの試練場でバルタザールに会っているので知っているし、このあとズレルにバルタザールが音信不通だから会ってこいと言われるので、効率を考えるならシャーの試練場より先にムーンライズ・タワーに来ればよかった。
ウールブレンたちを救出
地下に牢屋があったので、まずウールブレンとティーフリングを脱獄させる。
霧渡りで牢屋の中に入ってウールブレンにハンマーを返し、ウールブレンに合図することなく勝手に奥の壁を壊したら脱走開始に。
しばらくすると看守に気づかれたので看守らを倒す。
計画性皆無だったけどノームとティーフリングは無事に脱獄できたのでよし。
看守のメモによると、ウールブレンたちはバルタザールの実験台にされるところだったらしいので、助かってよかった。
バルタザールの部屋で影のランタンを作る
ズレルにバルタザールを探してケセリックの求める遺物探しに協力してこいと言われた際、バルタザール誰それとしらばっくれたらバルタザールの部屋の鍵がもらえた。
バルタザールの部屋からケセリックの部屋、さらにイソベルの部屋も解錠で行けて、物色で忙しい。
新参者のトゥルーソウルに部屋を物色され、亡き妻からの手紙をこっそり読まれているケセリックがほんの少しだけ哀れになった。
それはさておきバルタザールの部屋。
本棚でかび臭い書を選んで、右の祭壇に死体からとった心臓を入れると隠し部屋に入れた。
隠し部屋の儀式の円を調べると、ゲイルがその円を消すか、影のランタンを作るかの選択に。
オーケイ。じゃあ今回も両パターン見てみよう。
まずは儀式の円を消す。
ナレーター:ミストラはあなたの献身に気づいている
終了。
何の恩恵もない。
仲間も何も言わない。
……。
いいことはえてして誰にも気づかれないものだ。
次、影のランタンを作る。
ゾクゾクする感覚が背筋を伝う、のナレーション。
さらに、仲間からあれこれ懸念するコメント。シャドウハートでさえ「お前の野望は気がかり」と言う。
そんな中アスタリオンだけテンション高めに賛同。光から離れて闇を自分の意志に従わせたのは素晴らしいと。
投げキッスつき |
もう影のランタンを作るでいいね。
ジャーナルには「ミストラは失望したようだが、この罪を罰しようとはしていない」という不穏な文言が残った。
水薬のためにドラウを噛ませるイベント
小さいころからヴァンパイアに噛まれるのが夢だったというドラウのアラージ・オブロードラ。
嫌がるアスタリオンにアラージを噛んでもらって有用な水薬を手に入れる愉快なイベント………
だと思っていたんだ。このときは。
ぜんぜん愉快なイベントじゃなかった。
長年に渡るカザドールの過酷な支配で心身がズタボロになったアスタリオンが、もう他人の利益のために体を使うことはしなくていいとやっと思えるようになったのに、プレイヤーが水薬のためにドラウを噛めと無下に頼んだことで、また人に利用されたとアスタリオンを後悔させ傷つけていた。
そういう出来事だったのだと知ったのは大休憩だった。
さらにその大休憩でのアスタリオンとの会話をきっかけに、ようやく私はパートナー決定の仕組みを理解することになり、相手をシャドウハートにするのかアスタリオンにするのかで悩むことになる。
パートナーがどう決まるのかを知る
パートナーはいつどうやって決まるんだろうという疑問がついに解消。
候補者とのあいだに、なんらかのタイミングで関係を次のステップに進めるためのイベントが発生して、双方が同意すれば晴れてパートナーになる。
ちなみに今回の私の体験で言うとこうなる。
ドラウの件でアスタリオンと会話、選択次第でパートナー関係になる(噛ませたからか、アスタリオンから別れを告げられる選択のほうが多い)
↓
翌朝、シャドウハートにお前が最近幸せそうなのが私のせいじゃないのが残念だと言われる
↓
ここでアスタリオンと付き合うと宣言すればシャドウハートとは友人関係になり、やっぱりお前がいいと言うとアスタリオンと破局してシャドウハートとの関係が継続
本命がシャドウハートなら、イベントの時点でアスタリオンに友達になろうと伝えれば誰も傷つかずに終わる。
でも聞けるセリフのバリエーションでいうと、いったんパートナーになったほうがおもしろいのも事実。
シャドウハートにどっちも選んではいけないのか? みたいな質問をすると、アスタリオンは気楽な快楽主義者に見えるけどあの仮面の下には脆いものがある、という的確なコメントが。
これ、誰と付き合うかでセリフが変わると思うと気がおかしくなりそう。
シャドウハートに乗り換えたあとアスタリオンと話すと、怒られるかと思いきや悲しそうに「今の俺には何もやれない。重荷を背負わせるだけ」と言われて、人でなしになった気分を存分に味わえる。なにこの外道プレイ。
パートナーをどっちにするのか
そういうわけで、パートナーになる仕組みは分かった。
問題は、シャドウハートとアスタリオンのどちらを選んでこの先に進むかだ。
私の操作するゲイルは、シャドウハートと付き合いながらアスタリオンと肉体関係を続けるという意味不明な状況でムーンライズ・タワーまでやってきたけど、いよいよそれも終わり。
(ちなみにウィルは少し前にダンスに誘われるイベントが発生したけど、即断で友人関係になった)
私はずっとシャドウハートのつもりでいた。でも、このドラウ後のイベントで私の心はバーテンダーのシェイカーのごとく揺れた。
あのイベントはよかった。
アスタリオンの心は壊れていて、自分の望みを言葉で拾うことができなくなっている。そこで「お前は大事だ」と言ってあげる。言葉は理解できても実感ができないアスタリオンを抱き締めてあげる(一例)。アスタリオンがほしいのは体のつながりではなくて心のつながりなのだ。
きっとアスタリオンとの関係構築は楽しいだろう。
でも私のシャドウハートへの愛着もけっこうなものでね。
序盤からたくさんシャドウハートと話してきて、節目節目でどう考えているのか聞くことができて、なのにまだシャドウハートについては分からないことが多い。
誰よりも近い位置でシャドウハートの真実を知っていきたい。
悩む。
一晩悩んで決めた。
今回はシャドウハートにしよう。
ということで、大休憩前のデータに戻ってアスタリオンに「お前に必要なのは恋人じゃなくて友達だ」とやさしく伝えた。
(前のデータに戻るなんて邪道だという意見もあると思います。プレイスタイルの違いです)
ゲイルとして選ぶなら、という視点で考えられたらよかったけど、それを1周目でやるのは難しい。
まあ、ウィルとカーラック、シャドウハートとレイゼルっていうのは王道らしいけど(Reddit情報=個人の意見)。
シャドウハートの決断を見守る
シャーの試練場の最奥からシャドウフェルへ。
シャドウフェルに捕らわれているのは、ケセリックの不死の要因であるナイトソング。
バルタザールはナイトソングをケセリックのもとへ連れていきたかったが、シャーがケセリックを恨んでいるため、ケセリックの関係者であるバルタザールはシャドウハートのあとを追うまでシャドウフェルに入れなかったらしい。
バルタザール、次やるときはシャドウフェルに入る前に殺しておこうと思いながらバルタザールを倒し、ナイトソングと会話。
シャドウハートが長年の夢だった闇の司法官になるためには、ナイトソングの命をシャーに捧げる必要がある。
ナイトソングを殺せばアブソリュートに立ち向かう力をシャーが授けてくれる。シャドウハートはそう信じてナイトソングに槍を向ける。
でも、私はシャドウハートの気持ちが揺らいでいるのを知っている。
シャーに忠実でいるのが辛いことがあるとか、過去の記憶を共有したときにセルーネイと結びつけられたことが引っかかっているとか、優れし母に闇の司法官になるのを反対されている理由が気になっているとか、シャドウハートは自分でも理由の分からない迷いをたびたび口にしていた。
シャーの試練場に入ってから、シャドウハートがやたらシャーへの信仰を言葉にしていたのは、そんな迷いをかき消すためだったんだと思う。
ナイトソングを殺そうとしたシャドウハートに対して選んだのは、シンプルに「シャドウハートを信用する。介入しない」→「これはお前が決めることだ。代わってはやれない」。
シャドウハートはシャーの槍を捨てた。
こちらが何も言わなくても、シャドウハートがひとりで決断を下すのを見たときはちょっと感動した。
プレイヤーが築いたキャラクターとの関係性がゲーム体験に反映されたような気がして嬉しい。
シャドウハートに告白される
その後、ナイトソングはムーンライズ・タワーへ。
シャドウハートはシャーを裏切ったことに不安と動揺を隠せないし、ナイトソングに聞きたいことがあって落ち着かない。
「神にもかつての仲間にも見放されて私は孤独」と言うのを聞いて、たしかに今のシャドウハートに残っている記憶ではシャー信徒としての人生がすべて。そのすべてをシャドウハートは自分の手で捨てたのだ。
そしてシャドウハートから、信仰が一番大事だと思っていたけど間違いだった、お前と一緒にいたい、と告白される。
今? ここで言う?(霊廟の外)
シャーに激痛を与えられてきたばっかりだよね? って笑ってしまったけど、やっとシャドウハートとの関係が次に進む。
あと、レイゼルが苦しんでいるシャドウハートを見て私もつらいと言っているのがよかった。最初こそいがみあっていたけど、このふたりは境遇がよく似ている。
続き:マインドフレイヤーのコロニーでアブソリュートの正体を知る
- キャラクリをあきらめた初心者はゲイルを選び、仲間に首を噛まれた
- 眼球をくり抜かれたり、シャドウハートと接近したり
- 野営地のパーティーで誰と過ごすのか。思ってた展開と違った
- アンダーダークへ。助けたノームと再会する
- ギスヤンキのクレシュへ。遺物のことを知る
- エルミンスターがミストラの無茶振りを伝えにきた
- 影に呪われた地へ。アスタリオンの背中の傷の意味が判明
- 影のウィーヴを飲み込むか、浄化するか
- パートナーの決定、シャドウフェルでのシャドウハートの決断
- マインドフレイヤーのコロニーでアブソリュートの正体を知る
- ピエロのフェイスペイント4人組で行くリヴィントン
- ウィルの人生最大の決断にウィルが何も言わない件
- 下層地域に到着。カーサス年代記、メイリーナの強メンタルなど
- 鉄の玉座脱出ゲーム完遂、オーリンの成りすましが鬱展開
- 鋼の衛兵の真相、クソ野郎ゴータシュ、カーラックの復讐
- 殺人法廷、ベハルっ子オーリンから人質救出、5000Gの彫像
- 悲嘆の館、シャドウハートの喪失、喪失の鏡リセマラ
- ジャヘイラとミンスク関連、毒親カザドール、アスタリオンの自由
- バルダランの試練ゴリ押し、ウィルの将来や目標のこと
- ラファエルのラファエルによるラファエルのための希望の館
- ミストラ謁見、オルフェウス解放、ネザリルのオーブどうする
- ゲイル主人公のエンディング分岐と感想