【FF16】ガルーダのドミナントを熱烈に振り返る(2周目プレイ記録2)
『ファイナルファンタジーXVI』の2周目(FFチャレンジ)のプレイ記録。
主にストーリーに関して、2周目で感じたことや気づいたことなどを書いていきます。
今回はずっとベネディクタについて。私、思った以上にベネディクタが気に入っているみたい。
メインストーリー全域のネタバレがあるので、1周クリア後の閲覧がおすすめ。
シドのペンダント
ベネディクタが持っていたペンダントは、シドのものだった。
1周目では完全に見落としていたけど、ベネディクタの回想でシドが例のペンダントを身につけている。
遠征先にペンダントを持ち歩くほど、ベネディクタはシドのことをずっと考えていたということ。
シドとベネディクタ
シドとベネディクタのあいだに何があったのか。
詳しくは分からないものの、ベネディクタは何らかの状況でシドではなくバルナバスを選んだんだろうなと推測できる。
ベネディクタはバルナバスの語る世界の救済に賛同していて、それがバルナバスを選んだ理由に見えるけど、バルナバスにつくほうが居場所が保証されるとか、ドミナントならそばに置いてもらえるとか、そういう事情だったんじゃないかなと思う。
なお、バルナバスの言う救済は人の救済ではなく、アルテマのアルテマによるアルテマのための世界。
シドは何かがバルナバスに影響を与えたと考えていたが、その正体を知るのはドレイクヘッドでアルテマが姿を現したときだった。
シドは、バルナバスの目指す世界を「得体の知れない理想」と表現している。
どの程度のことをつかんでいたのかは分からないが、人を救うという目的が同じでも、人が人として死ねる世界と、人々が自我をなくす世界は相容れないので、シドがバルナバスに協力できないのは当然。
シドと目的を共有するクライヴだって、バルナバスとぜんぜん話が合わなかったのだし。
ベネディクタの「ウォールードに戻ってこい」という言葉を、シドはベネディクタの望みではなくバルナバスの望みだと見なして一蹴する。
同時にシドは、ベネディクタがバルナバスのために働きたいわけではなく、自由になりたいのではないか、そのためにつらい思いをしているのではないか、と考えている。
ベネディクタが好んでいない相手と関係を持っているのも、知ってるんだろうな。
でも、ベネディクタが本当は何を望んでいるのか、シドには分からない。
ベネディクタが本音を言わないからなんだとは思うけど、隠れ家での様子を見る感じシドもわりと秘密主義な気配がするから、お互い言葉が足りなかったんじゃないかという気が。
ベネディクタの望みって、やっぱり「誰か私を愛して」なんだろか。
誰でもいいならフーゴでいいじゃないってなるので、シドがよかったんじゃないのかなーと思う。
ベネディクタの魅力を語ろう
このあとベネディクタは暴走しちゃうんだよね、と名残惜しみながら砦でベネディクタと戦っていたら、倒すのに30分かかっていた。
半顕現で翼が現れるのかっこいい。
翼って自由の象徴なイメージだけど、ベネディクタは自由とは程遠い人だった。
ガルーダの力を吸収されて、アイデンティティを失ってパニックになる姿は痛々しい。
召喚獣の力がなくても、優秀な人だと思うんだけどね。
生身のままクライヴと戦えるし、少数精鋭で敵国の砦を落とせるし、部下にも慕われている感じだし。
なんだかんだでフーゴやシドに気に入られるだけの魅力も備えているわけで。
でも、ベネディクタにとっては自分の価値は召喚獣あってこそ。ドミナントだから自信が持てて、優越感があり、権力も地位も得た。召喚獣の力がない自分は家畜と同列。
とても受け入れられるものではないのだろう。
ベネディクタが自我を失ったまま死んで、シドは無念だったはず。
「人として死にたい」という望みを叶えてあげられなかったのだから。
で、その後ベネディクタの首を切ったのがバルナバスの魔法生物だと仮定すると、ベネディクタを人として死なせたかったのはウォールードの騎士長、ベネディクタの人としての形を壊し政治の道具にしたのもウォールードの騎士長、という悲しい因果が成立する。
思うように生きられなかった、一連の悲劇性がベネディクタの存在感と魅力を高めている。ひどい話ですな。
全裸のクライヴと健気なトルガル
いったん話は変わり。
イフリートがガルーダを倒したあと、隠れ家のアクセス良好な牢屋に全裸で監禁されていたクライヴ。
何度見ても(2回目)なぜ全裸? って思う。
この全裸に意味づけするなら、生きる目的になっていた復讐ができなくなったどころか仇は自分でした、ってことで人生が終わり、クライヴの新たな人生がスタートです、的な?
牢屋を出てまっすぐ進んだとこにトルガルがいるんだよね。
トルガルさ、クライヴが心配でずっと牢屋の見える位置にいたってことじゃないの?
健気すぎない?
なお、FFチャレンジではこの時点でゴッターダルメンより強い武器が入手できるようになり、ゴッターダルメン卒業。
シドが昔好きだった人って誰よ
マーサの宿でシドが話題に出した「俺が昔 好いていた女」は誰なのか。
誰なのかというか、私が気になるのはベネディクタかどうかの一点なのだけれども。
その可能性はある、と言える理由は以下。
- シドがベネディクタと再会したとき、「久しぶりだな」のあと、ベネディクタと見つめ合ってちょっと間があく
- クライヴにベネディクタとの関係を聞かれて「ちょっとした腐れ縁」と答えている(何もなければ「昔の部下」とかでもいいはず)
- 「人として死にたい」と言ったのがベネディクタである
- クライヴのように難儀な生き方をしていた、救いたかったけど救ってやれなかった、という点がベネディクタと合致
- シドはベネディクタを「ベナ」と呼んでいた(フーゴですらベナとは呼んでいない)
- 「昔 好いていた女」という情報の行き場がほかにない
とはいえ、本当のところは不明。
意図的に情報が抑えられている気がする。
これはあれかな、シドの過去編DLCに期待ってやつですかね。
ウォールードにいたころのシドを描けば、もれなくベネディクタとバルナバスが出せるし、持て余している灰の大陸を活用できるし、なんならシドがオリフレムのマザークリスタルに潜入したエピソードも組み込めばディオンも出せるし、バリバリ半顕現しても吐血しない元気なシドをプレイヤーはきっと操作できる。
カンペキでは?
続き:フェニックスゲート地下遺跡のシーンがなぜ重要か振り返る
FF16 2周目プレイ記録
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