【FF16】1周目クリア後のストーリー・戦闘・エンディング感想
『ファイナルファンタジーXVI』クリア後の感想。
メインストーリー、サイドクエスト、リスキーモブを一通りクリアしたので、全体的な感想をざっとまとめました。
書いている人について:
- FF16は総じて満足している
- 事前情報はあまり見なかった
- ゲームはシナリオ重視
- アクションはほどほど(エルデンリングはクリアできたけどデビルメイクライは昔1時間で挫折)
- 今までプレイしたFFは2、4、5、6、7、8、9、10、12、14など
- この世で一番好きなドラマはゲームオブスローンズ
以下、エンディングを含めたネタバレあり。
ストーリー全般について
ストーリーのポジティブな感想とネガティブな感想など。
ポジティブな感想
- 一本のゲームで物語を書き切ってあり満足。思ったより長くて楽しめた
- クライヴの目的が常にハッキリしていて話が分かりやすい
- 世界情勢や用語解説の説明がいつでも確認できて親切
- 生きる意味や人とのつながりなどメッセージ性が強い
- グロテスク表現や恋愛描写はFFの新領域感ある
- 国のトップがだいたい外道で名言を堪能できる
- 基本的にシリアスなのに、要所では少年漫画のような熱さがある
- 一番驚いたのはサイドクエスト「赫灼の誓い」とエンディングだった
ネガティブな感想
- 「これゲースロっぽい」「FF14のあれに似てる」などが多い
- 後半に詰め込まれすぎている。灰の大陸の広さにストーリーの尺が合っていない気が
- 終盤のアルテマやクライヴの演説が長い
その他
- ストーリーが進むにつれて好きになったのはベネディクタ、ディオン、バルナバス、ガブ
- 初登場時から好感度MAXだったのはバイロン、トルガル、カローン
- ガブはFF16の至宝
- 本編が一本道だったので、迷路みたいな隠しダンジョンがほしかった。あとゼメキス大瀑布に入りたかった
戦闘について
戦闘のよかった点、悪かった点、召喚獣合戦の感想。
よかった点
- サポートアクセサリが優秀(できるなら外したいけどオートスローは外せず)
- ドミナント戦の音楽がかっこよすぎる。石塔で同じ曲が流れてもあの高揚感はないんだよね
- セットできる召喚獣とアビリティに限りがあり、プレイヤーによって戦闘スタイルに個性が出る
悪かった点
- ボス戦のQTEはひとつの戦闘で1回で十分だった
- ラスボス戦は演出が多くて邪魔された感じがする
- つまりリスキーモブのほうが快適に戦える。それってどうなの
- トルガルに攻撃を命令したはずなのに、ポーションが秒で枯渇する怪奇現象が頻発(ただの操作ミス)
召喚獣合戦について
- 大迫力ではある
- 長い。すぐには倒せない強敵なのは分かるけど…
- QTEがやらされている感
- イフリート戦はクライヴ・背景・敵が似た色合いで迷子
- タイタン超巨大化は笑った
- バハムート戦がガンダムみたいになって笑った
- ためしにQTEオンリーのアルテマ・プライム戦で何もボタンを押さずにいたら、□ボタン連打だけはやる必要あるけどほかは無視でも次に進んだ。QTEいらんがな
ストーリーで思ったこと
ストーリーで思ったことを羅列。
クライヴ
- 隠れ家に着いたころのクライヴは、シドに助けられたことに感謝できないくらい復讐でいっぱいいっぱいなんだなって思った
- 生きる目的を失って失意のどん底のクライヴがガブを助けられたシーンは尊い
- 何気にヴァリスゼア最強の子を産んでいたアナベラさん
- 影の海岸のシーンのためにクライヴとジルは5年間キスさせてもらえなかったのか、あえてプレイヤーの前でそういうシーンを出さなかっただけなのか
- なんだかんだジョシュアがクライヴを守っていたけど、クライヴは最終的にジョシュアが守りたかった世界を守ったので、ちゃんとフェニックスのナイトしてたと思う
- 親族への愛が深くて「2000万ギルほど持ってきた」「たかが50万ギル」って言える叔父さん私もほしい
ジル
- クライヴと同じ故郷を持ち、クライヴと同じように生きるために地獄のような日々に耐えてきたという共通点。つらい運命を一緒に受け止めてくれる存在というだけで、クライヴの支えになったと思う
- 過去いろいろあったのに、なんでこんなにいい子でいられるの
- 鉄王国で地獄の13年を過ごし、フーゴに処刑されそうになり、バルナバスに拉致監禁されたあげく、恋人が帰らぬ人っぽくなる苦労人
ジョシュア
- 生きてたんだ
- アナベラに愛されていたように見えて、実は不完全な子と思われていたっていう
- ウェイドと再会するシーンが見たかった(ないよね?)
- いつ死んでもおかしくない状態だったし、フェニックスの力でも死は覆らないって言っていたので、最後は死んだんだろうなと思う
シド
- 人を巻きこんだり導いたりする天才
- 他人を救うことは傲慢で思いの押しつけでしかない、と言える人
- ドレイクヘッドに向かうときのシドのありとあらゆるシーンが全部遺言めいていると思ったら本当に遺言だった
ベネディクタ
- シドとベネディクタの関係はもっと語られてほしかった
- 人として死にたいとは、ベネディクタが言った言葉らしい。シドの大きな動機づけになっているといえる
- なのに死体すら政治に利用され、人として死ねていない
- 思うように生きられず、ほしいものが手に入らなかったベネディクタが気の毒で切ない
- 望みを言葉にしてシドに伝えていれば違った人生だったんだろう
フーゴ
- ベネディクタが死んだことと、ベネディクタの愛が政略だったことが二重に哀れ
- ひとりの人間に権力を集中させるのがいかに危険かが分かる好例。リスク管理という点だけで言えば鉄王国のやり方は一理ある
- ストーリーへの絡み方はむしろよい
ディオン
- 誰よりも高潔で国と民を思っていた人が、意図せず最愛の父を殺し国ごと壊滅させてしまう皮肉。こういうの待ってた
- 力を吸収されたドミナントの顕現は己を捨てる行為、というフラグをへし折り最後まで自我を保ったのが強すぎる
- ディオンの強さと弱さの根底は父親とのつながりほしさだったんだと思う
- 半顕現したっけ?
バルナバス
- 海を割ったり巨大障壁をつくったり、オーディンの力が規格外
- とりあえず量産型騎士長には笑った
- ウォールードにオークとアカシアしかいなかったということは、近年バルナバスの話し相手は基本的にアルテマと自作の魔法生物(騎士長)だけということでは
- イフリートと戦ったことが久々の人とのつながりで、そこでちょっと自我が戻った? クライヴをミュトスではなく自分の意志でクライヴ・ロズフィールドと呼んだし
- でも母様にマリアス教を刷り込まれた根っからのアルテマ信者なので、人の救済という目的が同じでもクライヴと分かり合うことは決してない。思いを言葉にしても、伝わらないことはある
エンディング
- オリジンに出発するシーン、隠れ家の仲間がすごく悲しそうで不思議だった。こっちは「ちょっとラスボス倒してくるわ」って感覚だったけど、きっとみんなは「クライヴたちはもう戻ってこないかも」って気持ちが強かったのね。プレイヤー側の「主人公は目的を果たして帰ってくる」という固定観念を突かれた気がする
- ディオンとジョシュアはともかくクライヴは帰還してロザリス城とかで笑顔で終わると思っていたので、ちょっとびっくりした
- ジルが「何があっても私があなたを見つける」と言っていたから、見つけてはもらえるんだろう
- アルテマに並ぶほどの力を得たクライヴは、もうふつうの人としては生きられないので、アルテマの因果を断ち切ることが唯一クライヴにとっては人として生き人として死ぬ道だったのかもなって思ったり
- エッダの子は魔法が存在した世界を知らない最初の世代に
- 泣きながら部屋を出て行くジルを見てすべてを悟ったガブが涙する姿を見て私は泣いた
- ジョシュアの本は、やることなくなった不死鳥教団が書いたんじゃないかって勝手に思ってる(なわけないんだけど、クライヴは力尽きたってことでも許容できる)
関連記事:2周目を終えてのエンディング感想
記念のスクリーンショット
お気に入りのスクショは、戦闘中にバイロン叔父さんとフォトモードで撮ったもの。
これは15万ダメージ出せた記念。
ライトニングロッド強い。
おわりに
不満はいくつかあるものの、ストーリーはとてもよく作られていて、FF16は遊べてよかったと思えるゲームでした。
トロコンはしたいので、つよくてニューゲームのファイナルファンタジーチャレンジをこれからやります。
FF16 2周目プレイ記録
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