【FF14】ギブアンドテイク。パッチ6.3メインクエストなどの感想

FFXIVパッチ6.3感想 アイキャッチ

2023年1月10日にリリースされたFF14のパッチ6.3「天の祝祭、地の鳴動」の感想です。

パッチ6.3のメインクエスト、討滅戦、アライアンスレイドのネタバレがあります。

6.3メインクエストの覚え書き

次のパッチが出るころにはメインクエストの内容を忘れていそうなので、話の流れをメモ。


ヴォイドにいるはずのアジュダヤの気配が原初世界に。

ガレマルドでの調査で、ゼロはアリゼーやユルスと交流し、妖異との戦いで冒険者たちに助けられたことで心に変化が起きる。

ラピス・マナリスで竜の眼を持つゴルベーザ四天王のカイナッツォを倒したが、そのすきに宝物殿のヴォイドゲートが四天王のルビカンテに壊される。

ゴルベーザの目的は妖異を第十三世界から原初世界に移動させて死を戻すことだ、とルビカンテから聞いた冒険者。

世界の壁が壊されたら霊災が起きてもおかしくない。ゴルベーザが準備を終える前に止めよう。第十三世界に再び渡る方法を探そう。

ヤ・シュトラはオールド・シャーレアンで調べ物。そのあいだ俺たちは鍛えてようぜ、相棒! つづく。

6.3メインクエストの感想

メインクエストの感想。

ゼロの変化

ゴルベーザの目的が明らかになり、原初世界が静かに危機を迎えていることが分かった回でした。

同時に、ゼロの心が動き始め、契約と対価ではなく「自分がそうしたいから」という気持ちで人と関わっていくようになるのが丁寧に描かれていたのが大変よかったです。

なぜガレマルドの人々を助けるのかとアリゼーに聞いた時点では、ゼロはアリゼーの「頑張りたいから」という考え方が理解できないでいたけれども。

その見返りを求めない行動で命を救われ、胸を熱くしたのがほかならぬゼロだった。

対価を求めず人になにかを与える人々の切り拓く未来に関心を持ち、なぜ自分がそう思うのか知るために動き出したゼロが、これから「仲間」や「友」の意味もゼロなりに理解していくんだろうと思うと今後も楽しみ。

ギブアンドテイク

ところで、パッチ6.3が出る前に私が読み終わった本は『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』でした。

ギブ・アンド・テイクの関係には「ギバー」「テイカー」「マッチャー」の3種類がいて、ギバーがどのように成功できるかというビジネス書なのですが。

妖異たちの考え方が「テイカー」で、アリゼーがガレマルドでやっていることは「ギバー」の行動だなと思ったのです。

何でも自分中心に考え、自分の利益を得る手段としてのみ相手にギブするのがテイカー。

妖異にとって他者は自分にとって有益かそうでないかで判別され、対価があるときのみ契約が成立する。テイカーそのもの。

逆に、まず相手のことを考え、まず相手にギブするのがギバー。

ギバーが人になにか与える時点では、自分の払う犠牲や見返りが来るかは気にせず、他人の可能性を信じて支援を惜しまない。

アリゼーの言う「私があの人たちのために頑張りたいって思ったから」「それで何が得られたかなんて大抵はあとあとの結果論」というのは、まさにギバーの言葉。

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そしてギバーの行動で何が起こるかというと、いつしかギブが自分に返ってきたり、ギバーに与えてもらった誰かが別の誰かにギブしたりする。

アリゼーがガレマルドの人々に与えたことは、回り回って価値を生み出していた。

技師の人が進んで協力してくれたり、ユルスがゼロを気遣ってくれたり、ゼロの考え方が変わったり。

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アリゼーはギバーのお手本でした。

アリゼーやアルフィノが人のために頑張れるのは、きっと小さいころから周りの人にいろいろ与えてもらったからなんだろうなあとアメリアンスさんのことを思い浮かべながら思った。

6.3討滅戦

パッチ6.2ではPS5でのアップデート完了後、トロフィー画面で討滅戦のネタバレをくらうというスタートを切ったのが記憶に新しいですが、今回はちゃんと隠しトロフィーになってネタバレ対策がされていました。

まあ話の流れ的にルビカンテだろうとは予想がついたけど。

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ルビカンテはFF4の天野先生のイラストからそっくり出てきたかのような姿。

FF4のように体力を回復してくれるようなことはなかったものの、あみだくじ中は実質何もしてこないあたり親切さの名残がある気がする。

初日の討滅戦初見こそ「えらいギミックが出てきた」とわけの分からない状態だったけど、その翌日には極をクリアしていた。

極バルバリシアと違ってアクションできない時間がないし、散開さえしっかりできれば事故が少ないので(その散開をしっかりが難しいのだが)、極ルビカンテはチャレンジしやすい部類かも。

エウプロシュネ

パッチ6.3リリース後、真っ先に解放したのがエウプロシュネ。

ほぼ全員初見未予習のエウプロシュネは、特にアルジク&ニメーヤでわけが分からなすぎてすごい勢いで死んだ。

その2日後、メンタールレでエウプロシュネ途中参加に当たり初見級に死んだ(途中といってもほぼド頭からだった)。


今回興味深かったのは、冒険者たちの戦っている十二神はどうやら本来の姿というよりは人の信仰によって作り上げられたものだということ。

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メネフィナの番犬ダラガブやハルオーネの槍などは人の祈りが生み出したものだとか。

どんなに祈っても神が人に何かしてくれることはなく、むしろ人の祈りが神に影響を与えているらしい。

『アメリカン・ゴッズ』という神様が多数登場するAmazonプライムの海外ドラマでは、北欧神話などの伝統的な神々はあまり人々に信仰されなくなって力が弱くなり、一方でSNSやお金など新時代の神々は人々の厚い信仰心により強大になっていた(そしてアメリカでは銃の神様がめっちゃ強いと。シーズン2までしか見ていないので少々うろ覚え)。

きっと神域の十二神が強いのは、エオルゼアの人々にとって彼らが生活に根ざしたもので心のよりどころだからなんだろうなとクエストを見てぼんやり思った。

で、神々の願いは何なのか。12柱すべての神々と戦ったあと何が起こるのか。気になるところで次回へ。

十二神が合体したら楽しそう(適当発言)。

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