【クライシスコアFF7R】映像作品でもよかったのでは。クリア後感想(ネタバレあり)
『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』をトロコンまで終えての感想です。
- クライシスコアは初プレイ
- FF7のオリジナル版とリメイクはプレイ済み
という立場での率直な意見は、
「アドベントチルドレンのような映像作品で十分だったのでは」
です。
FF7リメイクの続編をプレイする上ではやっておいて損はないと思うものの、ゲームとしての満足度は低め。
以下、ストーリーのネタバレあります。
ミッションが作業だった
クライシスコアのプレイ時間の大半を占めるのが、全部で300個あるミッションです。
ミッションのいいところは、
- セーブポイントからいつでも手軽にできる
- ストーリーでは語られないソルジャーの仕事が体験できる
といった点。
しかし、基本的には目的地で敵を倒すだけの作業で、楽しいことはありません。
ユフィが出てくるミッションや、ザックスが水着でパラソルを振り回すミッションもありますが、印象に残るエピソードがあるわけでもないので「それで?」という感じです。
(ユフィのなりすましメールがバリエーション豊かでユフィ文才あるなとは思った)
このゲームはミッションで水増しされていると言ってよく、それが「わざわざ1本のゲームにする必要はあったのか?」と私が思った最大の理由です。
アンジールの夢は何だったのか
ウータイに行ったあたりから「このゲームはバスターソードの持ち主であるアンジールというイケボのイケメンを堪能するゲームか」と思い込んでプレイすることにしました。
親友にも後輩にも誠実なアンジールの存在は尊かったし、ザックスは自分を殺せないと理解しているアンジールがモンスターに姿を変えてザックスの前に立ちはだかったのは熱かった。
ところで、アンジールの夢ってなんだったのだろう。
なぜアンジールはあんなに誇りを大事にしていたのだろう。
私が見落とした可能性はあるけど、聞いた覚えがない。
ザックスがアンジールのバスターソードを引き継いで、夢を抱きしめろとかソルジャーの誇りは手放すなとかあれこれ後輩に伝えるのは結構なのだけど、肝心のアンジールの夢が語られていないので、ザックスの言葉も「アンジールがそう言ってたから!」みたいな表面的なものに見える。
アンジールがどういう気持ちで夢や誇りを胸に抱いていたのか、間接的にでも分かる場面があればもう少し感情移入できたのになと。
きっとアンジールは、自分は実験体として生を受けたモンスターだという認識でいて、人間らしくあるために誇りを持って生きていたのだろうと勝手に推測(しかし「人間になりたい」は夢なのか?)。
クライシスコアにしか出てこない、でもザックスには大きな影響を与えたキャラクターだからこそ、もう少しアンジールの内面を掘り下げてほしかったです。
なお、ジェネシスはセリフのほとんどがLOVELESSの引用でまったく興味を持てませんでしたが、自分の世界を確立していて周りの理解が追いつかない雰囲気はGackt氏の演技とよく合っていたと思います。
ザックスとエアリスの関係
クライシスコアの主軸は、ジェネシスを追うこととザックスとエアリスの関係を描くこと。
エアリスがザックスとどのように出会い、どのように心を開くようになり、どのように会えなくなったのかが分かったのはよかったです。
「私は普通とは違う」と考えているティーンの女の子が、自分の話をちゃんと聞いてくれるさわやかでやさしいまっとうな職についている前向きな好青年と時間を過ごしたら、惚れるのも無理はない。
しかし、財布を盗んだ犯人を捜したり花売りワゴンの材料を探したりがメインクエストに組み込まれているのは、控えめに言ってあまりおもしろくなかった。
しかもワゴン壊れちゃったのね…。
このあたりも、ゲームではなく映像作品で十分だと思った理由です。
公式設定がどうなのかよく知らないけど、ザックスから見たエアリスは『ゴールデンカムイ』の杉元とアシリパさんみたいな、恋人ではないけどそばにいてあげたい存在なのかなというのがクライシスコアでの私のイメージ。
なにはともあれ、ザックスのことを知っているかどうかで、エアリスのクラウドへの接し方に対する見方が変わるなと思いました。
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