【グリムグリモア OnceMore】クリア後の感想。RTS初心者にも親切で遊びやすい

PS4/ニンテンドースイッチで発売された『グリムグリモア OnceMore』の感想です。

本作は、グリモア(魔導書)を駆使して使い魔を召喚して戦う魔法ファンタジーRTS(リアルタイムシミュレーション)。

2007年に発売されたオリジナル版がHD化され、追加機能がついたものです。

私はオリジナル版未プレイで、RTSもほとんど遊んだことがなかったのですが、RTS初心者にも親切なつくりになっていて遊びやすかったです。

全体的な感想

『グリムグリモア OnceMore』を遊んでみての感想は、

  • RTS初心者でも遊びやすい
  • 覚えることは多いが、属性や使い魔に個性があるので区別がつきやすい
  • 幻想的で温かみのある雰囲気がとてもよい
  • キャラクターが魅力的
  • ストーリーはコンパクトにまとまっているが物足りなさがある
  • トロコンが簡単

といった感じで、ゲームの主軸であるRTSに関してはかなり楽しめました。

初心者でも遊びやすいRTS

本作はRTS初心者でも遊びやすく作られています。

  • ストーリー序盤の4ステージがチュートリアル
    ⇒ ストーリーを進めながら基本的な戦い方を学べる。
  • ステージ攻略中でもシステムを確認できる
    ⇒ グリモアは12種類あって、属性は4種類あって、使い魔にはサブスタンスとアストラルの2種類あって…、と覚えることがたくさんあるものの、戦闘中でもマニュアルやストラテジーノートを見て内容を思い出せる。
    ⇒ 使い魔を操作しているときに敵をターゲットすると、その敵に対して相性がどうかというのが表示されるのもありがたい仕様。
  • 使い魔が個性的で覚えやすい
    ⇒ 使い魔は妖精、悪魔、ドラゴン、キメラなど個性がある。属性ごとに色合いが区別されているし、見た目や特性に特徴があるため、種類が多くても覚えやすい。
  • 大魔法が強い
    ⇒ 強い範囲攻撃をしたり、マナをたくさん供給できたり、時間を巻き戻せたりと、ステージ中で一度だけ使える大技。使わなくてもクリアできるけど、慣れないうちや初心者には便利。
  • スキルの振り直しが自由
    ⇒ コインをためてスキルツリーからスキルを習得していくのだけど、習得したスキルをキャンセルしてコインの払い戻しができる。親切設計。

最初のころは闇雲に魔法陣や使い魔を出してムダの多いプレイをしていましたが、ストーリーとトライアルを全ステージ終える頃には「このステージはこういう傾向だからこのスキルを使ってこの使い魔でこう攻めよう」といったことを自分で考えられるようになりました。

やるかはさておき、今なら難易度ハードにも挑戦できそうです。

雰囲気や登場人物が魅力的

『グリムグリモア OnceMore』は何といっても雰囲気と登場人物が魅力的です。

幻想的なグラフィックと魔法ファンタジー感あふれるBGM、温かみのある絵柄のキャラクターで作られた世界は引き込まれます。

ストーリーに関しては、つまらないわけではないですが、すごくおもしろいということもありませんでした。

魔法学校に入学したリレが、5日間をループしながら学校の秘密に迫るという流れで、新たな真相が分かる過程は興味深いです。

が、あくまでメインはRTS。

RTSの合間にストーリーが展開するので、キャラクターや世界観についての深い掘り下げはなく、少々物足りなさがありました。

行動の動機が恋愛感情という人が数名いるのも、ストーリーを安っぽくしている気がする。

でも、リレが健気にがんばる姿は応援したくなりましたし、ループするたびにリレが魔法使いとしてメキメキ成長していく姿は頼もしかったです。

プレイ時間・トロフィーについて

プレイ時間はストーリーだけなら15時間、ストーリーとトライアルを全部やって40時間ほどでした。

さらに高難度をやりこむ場合、もっと時間がかかると思います。

プラチナトロフィーはストーリーのクリアだけで取れます。

難易度イージーでクリアしてもいいので、トロコンの難易度は低いです。

おわりに

「グリムグリモア」最大の楽しみは、幻想的な魔法ファンタジーの雰囲気の中でRTSを遊べるという点です。

RTS初心者でも、やさしいシステムと親しみやすいキャラクターのおかげで挑戦しやすくなっています。

魔法使い、魔法学校、賢者の石、悪魔、錬金術といったワードが刺さる人にはおすすめしたいです。


関連記事

>> ゲーム関連記事一覧

Next Post Previous Post
COPY