【FF4ピクセルリマスター版】ゾットの塔でカインの心中お察ししてみる(プレイ日記4)
ピクセルリマスター版『ファイナルファンタジーIV』プレイ日記その4。
伝説のパーティで磁力の洞窟とゾットの塔に行って、カインの気持ちに思いを巡らせてきました。
ストーリーのネタバレあり。
伝説のパーティ結成
バロン城でパロムとポロムが離脱し、代わりにシドが加入。
これにより、セシル、ヤン、テラ、シドによるパーティとなった。
この4人組は、おじさん率の高さやらヒゲ率の高さやら平均年齢の高さ(42歳)やらなんやらで、ネットでは伝説のパーティと呼ばれている。
特筆すべきは見た目のインパクトだけではなく構成の偏りにもある。
物理アタッカー3人に魔法担当1人、しかもその魔法担当のMPは90で固定。
回復魔法はセシルとテラが使えるものの、2人とも精神とMPが低いので心もとない。
そういった制約のわりに、行き先が磁力の洞窟とゾットの塔ときつめのダンジョンなので、昔の私はザコ戦をほぼ逃げることで対処していた記憶がある。
とりあえずトロイアの町で会員証を買って、パブ「王様」に行ってきた。
トロイアの町でやることといったら、これしかないからね。
ただし、全然おもしろくないので時間のムダといえばそう。
トロイア城で寝込んでいるギルバートと話して磁力の洞窟へ。
突撃、磁力の洞窟
剣や鎧など金属を装備していると動けなくなる磁力の洞窟。
洞窟に入ったとき、ヤンが「私の爪ならば平気なようです」と言い、テラが「案ずるな!私の魔法がついておる!」と頼もしいことを言ってはくれるものの、防具に金属があるとヤンもテラもアウトで開幕から全滅という罠。
気を取り直して金属の装備を外す。
セシルとシドにグレートボウと聖なる矢を装備させて後列へ。
防具はルビーの腕輪、拳法着、三角帽子あたりをそろえる。
昔はザコ戦は全部逃げたけど、今回はふつうに戦って楽勝だった。
レベル54のヤンがウルトラ強いのはさておき、磁力の洞窟には聖属性が弱点の敵が多いので、セシルとシドも聖なる矢で敵を一撃で倒せることが多い。
テラにはファイラさせたり、リリスのロッドでアスピルさせたり。
(激レア武器のリリスのロッドは、試練の山でレベル上げ中にリリスが落とした)
ボスのダークエルフ戦は、イベントでギルバートが竪琴を奏でたあと、剣などの金属を装備する時間が設けられる。
「今のうちに剣を装備するんだ!」という言葉をガン無視し、そのままノー金属装備のままダークエルフを倒した。
ゾットの塔でテラがゴルベーザに挑む
磁力の洞窟に行ったのは、トロイアの土のクリスタルとローザを交換するとカインに告げられ、トロイアに行ったらクリスタルはダークエルフに奪われたと言われたからだった。
土のクリスタルを手に入れたので、カインの案内でローザとゴルベーザの待つゾットの塔へ。
内部の雰囲気やBGM、ボスのメーガス三姉妹がごっそりFF14に使われたゾットの塔である。
ゴルベーザのもとに到着すると、テラとゴルベーザの戦いが始まる。
娘アンナの仇であるゴルベーザに、あらゆる魔法で挑むテラ。
このときすでにテラのMPはゼロよ状態だったので、テラが早くも命をMPに変えて魔法を使っているのではないかとハラハラ。
そしてテラが本当に命をMPに変えてメテオを撃ってゴルベーザを撤退させ、「憎しみにとらわれて戦ったむくいかもしれん」と言って息を引き取る。
ミシディアの長老が憎しみで戦うなと警告していたのにね。
でも、ゴルベーザに復讐することがテラの活力になっていたのも事実だろうし。
テラとジジイ合戦をしていたシドが、最後テラに「娘さんと…安らかに暮らすんじゃぞ…」と声を掛けるところは泣ける。
プレイヤーの見えないところでジジイの絆が生まれていたのだろうと想像。
カインの気持ちを考えてみる
ゴルベーザが撤退し、カインの術が解け、間一髪のところでローザを救出。
シドとヤンが見守る中でセシルがローザへの愛を認め、2人が再会を喜ぶかたわらで、罪悪感いっぱいのカインがひとりうつむいているのが切ない。
カインがローザに「君にそばにいてほしかったんだ」と伝えるところは、滅多に自分の気持ちを表に出さないであろうカインの超貴重なシーンといえる。
カインがゴルベーザに操られたのは、カインの心にセシルへの劣等感やローザへの叶わぬ思いといった弱みがあったからで、その弱みはカインが絶対に人に知られたくなかったことだろう。
ローザに秘めていた気持ちを、こういう形で明かさないといけなくなったというのは気の毒としか言いようがない。
心の弱みは誰にでもあるし、操られたのは単にゴルベーザの洗脳術が強力だったからかもしれない。
悪いのは加害者で、カインに非はないはず。
「君にそばにいてほしかったんだ」の部分、カインは黙っていればよかったのに。
そうすればただ操られていただけってことで済んだのに。
と思う一方で、操られたのは自分にこういう気持ちがあったからだと打ち明けずにはいられなかったところに、カインのまじめさが表れているのかもなと思った。
そんなこんなで、レベル57のゴリラ竜騎士と、ホーリーもアレイズも完備したレベル55のゴリラ白魔道士が仲間になりました。
カインはともかくローザはずっと身動き取れなかったのに、いったいどうやってセシルより強くなったんだ。
このあとゴルベーザ四天王のひとり、バルバリシアと戦闘だったけど、もはや記憶にないくらい楽勝だった(さすがにスカルミリョーネやカイナッツォのように一撃では倒せなかったが)。
- 「うわあ」芸人ギルバートのセリフに泣いた日
- 試練の山でパロムとポロムに全魔法を習得させる
- パロムとポロムの例のシーンに感動しなかった
- ゾットの塔でカインの心中お察ししてみる
- セシルよりHPが高いリディアとバブイルの塔や月へ
- カインとエッジの対比構造がおもしろい
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