【エルデンリング】フロムゲー初心者がプレイ前に知りたかった戦闘、ストーリー、素性の話(ネタバレなし)

エルデンリング感想 アイキャッチ

ダークソウルシリーズ、Bloodborne、SEKIROなどのフロム・ソフトウェア社のゲーム(以下フロムゲー)は一度も遊んだことがなかった私ですが、世界観にひかれて『エルデンリング』を始め、150時間ほどプレイしてクリアすることができました。

始めのうちはその高難易度ぶりやストーリー描写の独特さに戸惑うことが多かったです。

これから初フロムゲーとして『エルデンリング』を始める人もいると思い、

  • 戦闘は難しいけど初心者でもどうにかなる
  • エルデンリングのストーリーは特殊である
  • 素性は、よく分からないなら放浪騎士を選べばいいと思う

といった、自分が遊び始める前に知りたかったことをネタバレなしで書きました。

なお、私がゲームで重視するのはストーリーや世界観が中心で、戦闘はほどほどの歯ごたえでよく、キャラクターの育成にこだわりはなく、ゲームはクリアできればいいタイプです。

本記事は、そんなライトなフロムゲー初心者の体験に基づいています。

戦闘について

死にゲーと名高いフロムゲー、私が一番心配だったのはやはり戦闘です。

『エルデンリング』ではオープニングの少しあとにチュートリアルがあります。

エルデンリング チュートリアル画像

が、そこで得られる情報はわずかで、あとは実戦で死にながら身につけていく感じです。

戦闘は正直慣れるまでは大変で、最初はボスを倒すのに1~2時間かかることもあり、クリアできるのか不安な時期もありました。

しかし本作では、遺灰や協力NPCなどのシステムのおかげで強いボスも倒しやすくなっていますし、レベルが上がれば上がるほど戦闘はラクになります。

ちなみに私のアクションRPG実績は、ゴッド・オブ・ウォー、ウィッチャー3、サイバーパンク2077 は難易度ノーマルでクリアが限界でした。

遺灰が強力

私はオンラインプレイをしなかったので、オフラインでのソロプレイの話になりますが、ソロにおいて心強い味方になるのが遺灰です。

遺灰はゲームスタート後、早い段階から使えるようになります。

強敵やボスのいるエリアなど、画面左側にうっすら白いお墓のようなマークが表示される場所があり、そこでは遺灰から霊体を召喚して一緒に戦うことができます。

エルデンリング 遺灰マーク 画像

そのため、遺灰の使い方を早めに理解するとグッと戦いやすくなります。

特定のボス戦では協力NPCを召喚することができ、遺灰とあわせて召喚すると敵の攻撃が分散してかなり有利です。

遺灰にはいろいろなタイプがあり、戦う相手によって遺灰を変えるのも戦略のひとつになってきます。

行き詰まったらレベルを上げる

私の経験で言うと、慣れていくうちに戦闘はラクになるし、レベルが上がるだけでも強くなるので、だんだん「まあ、なんとかなるだろう」という心持ちになっていきました。

ただ、強いボスは強く、ゲーム終盤だろうと死にまくって倒すのに何十分、数時間、時には倒せないことも。

エルデンリング 敵が強い 画像

ボスに勝てなくて行き詰まったときや、「戦闘にそんな時間をかけたくない」という場合は、レベルを上げて挑むのがおすすめです。

本作にはゲームの進行上で行く必要のないダンジョンがたくさんあり、そういった場所に寄り道をしてレベルを上げるとかなり進めやすくなります。

「倒せない」と思ったらいったん別の場所へ行き、10レベルほど上げて再戦するとあっさり倒せたりします。

また、攻略サイトの中には各ボスの推奨レベルが載っているものがあり、その推奨レベルを上回るくらいのレベルで挑戦するとさほど苦労せずに倒せるのではないかと思います。

ストーリーについて

『エルデンリング』の物語や世界観に興味がある、という人も多いはず。

私もそうでしたし、実際、ゲームを進めれば進めるほど設定の奥深さが分かってきて、とてもおもしろいです。

さて、『エルデンリング』のストーリー面での特徴は、

  • ムービーシーンがほとんどない
  • アイテムなどのテキストも要チェック
  • NPCイベントの発生条件は細かい
  • 真相はプレイヤーの考察や想像に委ねられている

です。

上記を念頭に置いておくと、ストーリーにより没頭できるのではないかと思います。

ムービーシーンがほとんどない

まず、このゲームにはムービーシーンがほとんどありません。

あってもスキップ可能なので、ストーリーに興味がないプレイヤーにかなり親切な作りです。

ストーリーに関心があるプレイヤーにとっても、NPCの会話ではセリフだけ注視していればいいので、案外気楽です。

エルデンリング NPC 会話画像

どのゲームでもそうかもしれませんが、会話の大半は一度きりしか聞けないので、聞き逃しに注意。

あと、このゲームはNPCにも攻撃できるので、意図せず攻撃しないよう注意。

なお、NPCの会話は終わったように見えても続きがあることがほとんどなので、セリフが変わらなくなるまで何度か話し続ける必要があります。

アイテムなどのテキストも要チェック

セリフをよく読んでいても、特に序盤は何の話をしているのかさっぱり分からないことが多いです。

気にせず先に進みましょう。

基本的に、NPCのセリフは説明が足りません。

あとになって「あのときのセリフはこれにつながるのか」と理解できることもあります。

セリフに負けないくらい重要なのが、アイテムや武器や防具や魔術などなど、インベントリに入るあらゆるものに書かれたフレーバーテキストです。

インベントリ 説明文 画像

各アイテム(便宜上アイテムと一括りにします)に説明文があり、中にはそこでしか明かされない、ストーリーに関する重要な情報がさらっと含まれていることがあります。

ストーリーや世界観に興味がある場合は、新しいアイテムを入手するたびにテキストを確認するのがおすすめ。

NPCイベントの発生条件は細かい

本作には多くのNPCが登場し、それぞれのキャラクターにイベントが存在します。

その発生条件は細かく、自力で探すのは困難です。

イベントをなるべく見逃したくないという場合は、攻略サイトなどでイベントの発生場所や条件を調べながら進めるのを推奨します。

しかし、攻略チャートは時に「こんな展開になるのか」というネタバレを見るに等しい行為なので、そこは自分の許容度と要相談。

私は1周目でNPCイベントを可能な限り見たかったので、そこは許容していました。

ちなみに、私がNPCイベント回収の参考にしたのは神攻略wikiです。

参考:NPCイベントチャート - エルデンリング(ELDEN RING) - 神攻略wiki

ストーリーの進行ごとにイベントフラグがまとめてあり、かつ画像がないのでネタバレ度が低め。ただしコメント欄はネタバレの宝庫なので注意。

個人的な意見を付け加えると、NPCイベントで見聞きできることは物語のほんの一部で、さらに深いところに「このキャラの正体は実は」や「この事件の背景には実は」といった真相があり、攻略ページでそこまでの情報はまず出てこないです。

真相はプレイヤーの考察や想像に委ねられている

プレイヤーは褪せ人となりエルデンリングを修復する、というのが『エルデンリング』の超ざっくりな概要ですが、細かな真相はゲーム内ではっきりとは描かれていません。

制作側の決めた設定はあるのでしょうが、ゲーム内で明かされるのはその断片だけ。

あらゆる物事に関して、本当は何が起きたのか、どういう因果関係があるのかなど、プレイ中に得られる情報をもとにプレイヤー各自であれこれ考える楽しみがあります。

ネットにはすでに先人たちの考察がたくさんあるので、「これはどういうことだろう?」と思ったことも、たいていの答えは何となく見つかります。

それが正解かは分からないものの、自分が賛同・納得できる意見を探すのも楽しいです。

素性や形見について

ここからは実際にゲームを始めてからの話です。

新しくゲームを始めると、まずはキャラクター作成画面になります。

自分が操作するキャラクターの素性や見た目などを決めるのですが、見た目はある程度ゲームを進めると変更できるようになるので、重要なのは素性選びです。

私は当時、素性について何も知らなくて困りました。調べてもよく分からない。

「素性10種類もあるの?」「育成よく分からん」「特にこだわりはない」「ゲームをクリアできればいい」という状態だった私は、とりあえず放浪騎士にしました。

エルデンリング 素性 選択画像

そして放浪騎士でゲームをクリアできました。

なので、同じくよく分からないけど何でもいい、という場合は放浪騎士でいいと思います。

放浪騎士はファミ通さんの素性紹介記事に「フロム・ソフトウェア作品に初めて触れる、という人にもオススメ」と書いてありますし、同じくファミ通さんが実施したアンケートでも、プレイヤー1700人が最初に選んだ素性のトップが放浪騎士です(2位が僅差で侍)。

参考:『エルデンリング』全10種類の“素性”を紹介。初期能力値や初期装備をチェックしてキャラメイクを! | エルデンリング(ELDEN RING)ファミ通スペシャルポータルサイト

参考:『エルデンリング』1700人の“褪せ人”が参加したアンケートの結果を公開! プレイ時間やゲームの魅力、好きな武器種に選んだ素性などが明らかに【ELDEN RING 中間報告 第1弾】 | エルデンリング(ELDEN RING)ファミ通スペシャルポータルサイト

放浪騎士は近接攻撃型で、武器メインで攻撃するタイプ。

盾も最初から持っているので打たれ強さもあります。

レベルアップ時には攻撃力、HP、装備の最大重量などを上げればいいし、序盤はFPをほとんど気にしなくていいのでシンプルです。

ゲーム終盤まで使える武器や防具が手に入りやすいのもいいところ。

(逆に、強い魔術や祈祷はかなり探索しないと手に入らないので、星見や預言者などは初心者にはけっこう大変なのではないか、というのが私の印象。武器攻撃でいいけど魔術も使ってみたい、という場合は囚人がいいようです)

あるボスを倒したあとにはステータスの振り直しができるようになるので、やっぱりほかのタイプにしてみたい、といった変更は可能です(回数に限りはありますが、わりとカジュアルに変更できる)。

エルデンリング ステ振り直し 画像

ただ、初期ステータスは変えられないので、ムダのない完璧なステータスを追求したい場合は、自分がどんなプレイスタイルをしたいのかしっかり考えた上で素性を吟味したほうがいいです。

私のように「クリアできればいい」程度であればあまり深く考えなくて大丈夫です。

素性のほか、形見というのもありますが、これは「黄金の種子」か「石剣の鍵×2」のどちらかをもらっておけばいいと思います。

おわりに

フロムゲーを遊んだことないプレイヤーにとって『エルデンリング』はどのようなゲームなのか、ゲーム開始時の素性は何がいいのかをまとめました。

あくまで私が「こういうことが知りたかった」と思った内容ではありますが、何らかの参考になれば幸いです。

関連記事:【エルデンリング】フロムゲー初心者が最序盤で学んだこと(プレイ日記1)

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