【エルデンリング】フロムゲー初心者、ラスボスを倒す。各エンディングの感想(プレイ日記36)
フロムゲー初心者の『エルデンリング』プレイ日記その36。
このたびラスボスを倒してエンディングを迎え、データのバックアップを活用してトロフィーもコンプしました。
今回は、
- PS5ユーザーが1周目で全エンディングを見る方法
- ラスボス戦の振り返り
- 各エンディングの感想
について書いています。
感想などはあくまで本記事を書いた時点での私の見解です。
ネタバレあります。
1周ですべてのエンディングを見る方法(PS5)
はじめに、PS5ユーザーが1周目ですべてのエンディングを見るためのデータバックアップ手順のメモ。
必要なもの:
- PlayStation Plusの加入
- 各エンディングの発生条件を満たしていること
まず、オンラインストレージの自動アップデートを切ります。
(タイミングはエルデの獣を倒し、祝福「壊れかけのマリカ」に触れたあと。祝福以外のものには触れない)
設定 → セーブデータとゲーム / アプリ設定 → セーブデータ(PS5) → セーブデータを同期 → セーブデータの自動同期 → 無効にする
これでエンディング選択前のデータがクラウドに残ります。初めてやる場合は事前に試しておくと安心。
そのあと、エンディングを見てトロフィー獲得後、エンディング前のデータをダウンロードして別のエンディングを見ます。
設定 → セーブデータとゲーム / アプリ設定 → クラウドストレージ → 本体ストレージにダウンロード → データを選んでダウンロードする
これを繰り返せばエンディングを複数見るこができ、1周でトロコン可能です。
ラスボス戦
黄金樹の中で黄金律ラダゴンとエルデの獣の連戦。
エルデの獣は、意外とあっさり倒せてしまった(もっと時間かかると思ってスクショしそびれた)。
私の場合、敵の攻撃を適切に回避して攻撃するという基本を身につけないままここまで来てしまったので、エルデの獣よりラダゴンが大変だった。
ラダゴン強い。
私のラスボス撃破時のステータスや装備は以下のとおり。
- レベル144
- 右手:屍山血河+10
- 左手:黄金の大盾+25に聖属性付与
- タリスマン:聖竜印のタリスマン+2(聖カット率アップ)、カーリアの徽章(消費FPカット)、アレキサンダーの破片(戦技の攻撃力アップ)、青琥珀のメダリオン+2(FPアップ)
- 遺灰:黒き刃ティシー
ラダゴン開幕から霊薬で消費FPゼロにしてティシー召喚。
エルデの獣では、基本的にうしろにまわるように腹に密着して屍山血河の戦技。出血は効かないものの、普通に攻撃するよりゴリっとダメージが入った。
光の光線がドドドドドっと落ちてくるやつは盾ガードしながら横に移動していたらかすり傷で済んだ。
ラダゴンはどうやって乗り越えたか記憶にないけど、とりあえずオープニングの曲が流れるのが胸熱だった。
この旅は何だったのか
自分の分かった範囲で、この旅は何だったのかをメモ。
- 黄金律においてマリカは神だが、その上位に大いなる意志がいる。二本指は大いなる意志の使い。エルデの獣は大いなる意志の眷獣でエルデンリングを具現化したもの
- エルデンリングを砕いたのはマリカで、ラダゴンはそれを修復しようとした
- 大いなる意志は褪せ人に祝福の導きをもたらし、エルデンリング修復の使命を与えた
- 大ルーンが2つあれば黄金樹でマリカに見えエルデンリングを修復できるはずだったが、拒絶の刺で黄金樹に入れなかった
- 王都ローディルでメリナがマリカから受けた使命を思い出し、褪せ人を死のルーンへ導く(メリナの言う母はマリカと想定)
- 褪せ人が死のルーンを解放し、黄金樹でエルデの獣を倒す
メリナの言葉がマリカの意志だとすれば、マリカの目的は分け隔てない死をもたらすことだったと考えられる。
その死はエルデの獣にも有効になる。
マリカもラニと同じく、大いなる意志の支配から脱したかったのではないか。
だからマリカはヒューグに神殺しの武器を打たせていた。
人に大いなる意志は殺せないが、死のルーンと神殺しの武器でエルデの獣は倒すことができ、それにより大いなる意志の直接の影響はなくなる。
そういう流れだったのだと、今は思うことにする。
これより先、エンディングの感想。
エンディング:星の世紀
祝福「壊れかけのマリカ」で、最初に選んだのは青い召喚サインから始まるラニの星の世紀だった。
女王マリカの時代が終わり、ラニがマリカに代わって神となり、星と月、冷たい夜の律を掲げ、褪せ人を「私の王」と呼んで2人で遠くへ去るエンディング。
生命と魂は律と共にあるが、律は遠くにあるべき、というラニの考えに基づく結末。
狭間の地の生命と魂は、律や神の存在をほとんど感じなくなると思われる。
ただ、神が実質不在になる狭間の地には、大いなる意志ではない別の外なる神の影響を受ける可能性がありそう。
エンディング:エルデの王
次に、壊れかけのマリカを調べて、修復ルーンを使わないパターンと、3種の修復ルーンそれぞれのエンディングを見た。
褪せ人がエルデンリングを修復し、エルデの王になるのは共通。
私の差し当たってのなんとなくの認識は、大いなる意志の眷獣であるエルデの獣を倒したことで、狭間の地への大いなる意志の影響はだいぶ薄くなったが、黄金樹や黄金律は残っているというもの。
壊れかけの時代
修復ルーンを使わずエルデンリングを修復すると、壊れかけの時代になる。
死のルーンを解放したことで、狭間の地には分け隔てない死が存在している状態。
エルデンリングは修復されたけど、それ以外は何も変わっていないので、また同じようなことが繰り返されそうな雰囲気が漂う。
律の時代
金仮面卿の完全律の修復ルーンでエルデンリングを修復すると、律の時代になる。
黄金樹が神々しく金色に輝き、完全な黄金律が存在している。
人の心を持つ神がいない、ゆえに生命が争いに巻きこまれることもない、そんな理論に基づいた世界。
一見これが最高の終わり方のように見えるけど、マリカに心が不要とされたのであれば、その伴侶としてエルデの王になった褪せ人の心はどうなるのかと考えると複雑な思い。
昏き者たちの時代
フィアの死王子の修復ルーンでエルデンリングを修復すると、昏き者たちの時代になる。
空は暗く、地下墓を地上に持ってきたかのような雰囲気に。
死に生きる者を認めてほしいという願いに基づいた世界。
むしろ死に生きる者がマジョリティになっている勢いすらある。
かつては狩られていた死に生きる者が律として組み込まれ、存在が当たり前になったのであれば、その数はどんどん増えていく一方なのかも。
絶望の祝福
糞喰いの忌み呪いの修復ルーンでエルデンリングを修復すると、絶望の祝福になる。
見るからに絶望に満ちた景観に。
すべての生命が呪われて生まれるように、という願いに基づいた世界。
律自体が穢れているので穢れが当たり前となり、もはや穢れという概念すらない。
メリナはこれでよかったのか? と思うけど、メリナの望みは「生があること、産まれることを、否定して欲しくない」だから、生命が産まれる限り許容範囲なのか。
ギデオンとホーラ・ルーの修復ルーンはないのか
エンディング後にオープニングムービーを久々に見て、金仮面卿、フィア、糞喰いと並んでギデオンとホーラ・ルーも名前を挙げられていたことを今さら知った。
(オープニングムービーの内容はきれいさっぱり忘れていて、大事な情報がたくさん詰まっていることに驚愕した)
ということは、ギデオンとホーラ・ルーも何らかの修復ルーンを期待されていたのだろうか。
ギデオンに関しては、金仮面卿、フィア、糞喰いと違って「こういう世界にしたい」という強い願いがないから修復ルーンがないのかなと思った。
ギデオンの目的はエルデの王になることではなく、知らないことを知ることだった。
聖樹の秘割符にこだわっていたのも、自分の理解が及んでいない未知の場所だったから。
ギデオンが灰都ローディルで褪せ人が王になるのを拒んだのは、マリカの遺志=エルデンリングを終わらせることだと知って、知の探求が終わってしまうことを恐れたのではないか(と思ったけど、マリカが褪せ人にずっと足掻き続けることを望んでいる、の意味は分からない。実は終わりを望んでいない?)。
ホーラ・ルーに期待されていたのが何だったのかは分からないが、彼の修復ルーンがあるとしたらそれは筋肉の修復ルーンで、力こそ正義な律で争いの絶えない世界になる予感しかない(考察する気ゼロ)。
エンディング:狂い火の王
狂い火を受領したあとに壊れかけのマリカを調べると、エルデンリングは完全に壊れ、カオスがテイクザワールド! するエンディングに。
ハイータによる三本指の言葉によると、
- すべては大きなひとつから分かたれ、産まれ、心を持ったが、そのせいで罪や苦しみが生じた
- それは大いなる意志の過ちなので、混沌の黄色い火で何もかもを焼き溶かして、すべてを大きなひとつに戻さなくてはいけない
ということだそうで。
つまり、産まれたことが間違いだったので、生命ぜんぶ焼き溶かして誰も分かたれず産まれなくしましょう、というのが狂い火の主旨。
失敗したから作り直すねっていう、よくフィクションで神様がやるやつ。
三本指が親指、中指、小指で、二本指は人差し指と薬指のように見えるので、元は三本指と二本指もひとつのもの(五本指?)から分かたれたものではないかと想像。
2周目はメリナがいるうちに狂い火を受領してエンディングを迎えたいな~と思ったけど、そこに至るまでの道のりを考えたら面倒になったので、狂い火エンドのメリナのカットシーンを動画で見て、メリナと宵眼の女王のつながりを考察したものをちょこっと読んで納得して終わった。
狂い火の王になった褪せ人を追うメリナが主人公のゲーム出ませんかね。
エンディングをあれこれ考えず簡単に表現すると、エルデの王がメリナ、ネフェリ、ボック、セレン、ローデリカ、ヒューグなどなどみんなの王になるエンディングで、星の世紀がラニただひとりの王になるエンディングで、狂い火の王は生命が消滅するから誰の王にもならないエンディングだなと思った。
おわりに
ゲームを始めたばかりのころは「クリアできる気がしない」と思うこともあったけれど、こうして無事にクリアできて感慨深い。
エルデンリングのクリア後の醍醐味のひとつは、インベントリのテキストや敵の配置などあらゆる情報を手がかりに、ゲーム内で描かれていない真実を探求していくことなのだろうと思った。
なぜラニと対になって殺されたのがゴッドウィンだったのか、とか。
2周目をやるかは分からないけど(始めてもたぶん続かない)、ゲーム内の不明点の答えは自分なりに探してみたい。
これにてプレイ日記を終わります。