【エルデンリング】火山館ドラマ劇場:ラーヤとディアロスのイベント(プレイ日記23)
フロムゲー初心者が『エルデンリング』のクリアを目指すプレイ日記その23。
今回は火山館のNPCイベント、主にラーヤとディアロスのイベントについてです。
ネタバレあります。
王都外廊の竜のツリーガードを倒す
王都ローデイル入口を守っている竜のツリーガードを倒しに行く。レベル74。
祝福「外廊の幻影樹」からは少し距離があるが、マリカの楔があるので再戦はラク。
マリカの楔の近くに大角のトラゴスとミリセントの召喚サインがあり、もちろん協力者を召喚していくわけだが。
竜のツリーガード、強すぎる!!!
攻撃が2発当たったらもう死ぬ。
自分があまり攻撃できず、戦闘が長引いて写し身とミリセントが耐えられなくなり死亡する。
結局、トラゴスだけ呼んで霊体はラティナにしてギリギリ勝った。
ここでトラゴスが死亡しても、火山館イベントでたおすトラゴスには影響ない模様。
トラゴスを倒す
竜のツリーガードを倒して用済みになったからトラゴスを倒そう、という思考に我ながら罪悪感を抱きつつ、火山館のパッチの依頼をこなすためアルター高原の祝福「溶岩土竜」へ。
トラゴスには溶岩土竜、ラダーン、竜のツリーガードと、3回も協力してもらったというのに。
そしてトラゴス撃破時に入手した装備に「トラゴスは、助勢の騎士として知られる」「多くの褪せ人が、大角の助けを得て狭間の脅威に対してきたのだ」と書かれていて、罪悪感は強まった。
火山館が背律の冒涜を犯す理由
トラゴスを倒したあとはパッチにトラゴスを倒したことを報告し、アルター高原で「暮れなずむライリー」を倒し、タニスと話した。
タニスから、なぜライカードおよび火山館が背律の冒涜を犯すのかを聞けた。
- 黄金樹は褪せ人に祝福を与えたが、祝福は導きの使命に対してとても小さい
- ゆえに褪せ人は力を漁り争うことを求められる
- 大ルーンの君主たちも、かつてエルデンリングが砕けたとき、力を漁り争うことを求められた
- ライカードは、分け与えられたものを漁りあう浅ましい生き方は受け容れられない、神は我々は愚弄している、と憤り、尊厳を守るために反旗を翻した
- それがライカードの決意であり火山館の意志
ということらしい。
ラーヤの真の姿
客間に行こうとしたら、二足歩行の蛇が見えて何かと思ったらラーヤだった。
それはラーヤの真の姿で、本来の名前はゾラーヤスなのだと。
ゾラーヤスいわく、タニスは母(育ての母)で、自分は偉大な王の恩寵を受けて生まれたとタニスから聞いており、蛇の身を誇りに思っているが、ほかの人は蛇の姿に偏見を持つので普段は火山館の招き手に化けているのだという。
タニスは褪せ人がゾラーヤスの信頼を得ていることを知り、あれは私にはもったいないくらいのよい娘だからこれからもよくしてやってくれと言う。
血も涙もなさそうだったタニスの人間らしさを垣間見た。
そのあと、ラーヤの「火山館には私の知らない秘密がある」という話から隠し通路を見つけ、火山館が実はとんでもなく広いということを私は知る。
ラーヤの頼みを聞くか、タニスの頼みを聞くか
火山館って、ストームヴィル城や魔術学院レアルカリア同等のダンジョンだったのね。
乙女人形はいるし、蛇の戦士やガイコツもいるし、そして屋内は真っ暗な中いきなり何かが襲いかかってくるホラー館。
火山館の探索とラーヤの会話を行ったり来たりしてイベントを進めて、蛇の羊膜をラーヤに渡して行き着いた先が。
ラーヤの頼みを聞いてラーヤを殺すか、タニスの頼みを聞いてラーヤに忘却の秘薬を飲ませるか、という選択に。
ラーヤは自分の出自を知って苦しんでいた。
自分は恩寵を受けて生まれたのではなく、人からも蛇からも許されないおぞましい儀式の子だったのだと。
呪われた身から自由になりたいから殺してほしいと。
ラーヤは何を知ってしまったのだ?
一方タニスからは、生まれは本人に何の責任もないから知らないほうがいいし、知ってしまって苦しんでいるのなら忘却の秘薬を飲ませてやってほしい、と頼まれている。
それはラーヤの尊厳を愚弄することで、黄金樹が褪せ人やデミゴッドにやったことと同じだとタニスは自覚しているものの、娘を想う母としての気持ちには勝てないらしい。
まさか火山館でこんな親子ドラマが発生するとは。
しかし私、今までNPCに危害を加えたことないのに、初めて斬るNPCがよりによってラーヤになるの?
でも薬を飲ませるのもイヤだし。
で、薬を渡さず、何もせず去ることができたのでそうした。
続き:フロムゲー初心者、戦技ド忘れしてライカードを倒す(プレイ日記28)
ディアロスは火山館を去る
客間のディアロスは落ち込んでいた。
復讐もできず何もできていない、家名を汚すだけの底なしの無能で、兄の言うとおり英雄など目指すべきではなかったと。
そしてディアロスは火山館から姿を消した。
火山館から次の標的が書かれた赤い手紙を読むと、「血潮の騎士、ユーノ・ホスロー」とある。
…これディアロスくんの親類では?
話の流れからするとユーノ・ホスローはディアロスくんのお兄さん?
関連記事:メイケオスに会いホスローに血潮で物語られレナラを思う(プレイ日記26)
壺村とディアロス
ディアロスはリエーニエの壺村に移動していた。
壺村には以前に来ており、小壺からアレキサンダーの話や密猟者のことなどは聞いている。
小壺と話すと、ディアロスが新しい壺師になったと教えてくれた。
ディアロスはつるつるの手をして立派な鎧を着ているのに、戦士ではないと言っていることが小壺は残念らしい。
小壺の理想の壺師はつるつるの手と強い戦士の両方を満たす人らしいけど、そんな壺師が存在するのかは疑問である。
小屋で真摯に壺の世話をしているディアロスを発見。
壺村はかなり辺鄙な場所にあるのだけど、ディアロスくんはいったいどうやってここにたどり着いたのだろう。
それはさておきディアロスは、こんな無能でも壺の世話ならできる、初めて真っ当に生きている気がすると、壺師としての生活はまんざらでもない様子。
しかし。
4回のロードを挟んだのち。
壺村は壊滅していた。
ぽつんと残された小壺いわく、密猟者が現れたけどディアロスが倒してくれたらしい。
そのディアロスは村の真ん中で血を流して倒れていた。
最後の最後に、誰かを守れたことに満足してディアロスは息を引き取った。
小壺は悲しみをこらえて語る。
「ホスローは血潮で物語る。僕はきっとそういう戦士になるよ。いくじなしでも、みんなを守れる英雄に」
いやたぶんそういう家訓じゃない。
しかし、ディアロスの生き様は小さな戦士に何かを残したのだ。
一度祝福で休むと、小壺がディアロスのそばで…………ムシャムシャ。
アレキサンダーは強くなるためと言って戦士を食べていたけど、その目的ならディアロスを食べても強くはならなそうだが。
壺たちの食べる行為には、供養や弔いの意味もあると勝手に解釈することにしよう。
その後、ディアロスの遺体から武器と兜を拾った。
ディアロスの兄は、弟と違ってすこぶる優秀らしい。
ホスロー家の期待を一身に背負った優秀な兄と、兄のようになろうとあがくも何をしてもうまくいかないデキの悪い弟。長い葛藤の末、ついに弟はプライドと劣等感を捨て安息の地・壺村に至る。しかし壺村に魔の手が…。
ホスロー兄弟で熱い映画が1本作れそう。
イベントを追っているときはそこまで印象に残らなかったけど、こうして振り返ると火山館は人間ドラマの宝庫だった。