【FF14】暁月のフィナーレ感想② Lv83~85メインクエスト
『ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ』のメインクエストを終えたので、旅路を振り返りながら感想をまとめました。
今回はLv85メインクエストまでの感想ですが、先の展開を見て分かることにも触れているので、
メインクエスト最後までのネタバレがあります。
Lv83メインクエスト:ガレマルド
Lv83メインクエスト前半の、ガレマルド編の感想。
ガレマルド
暗くて重い話は嫌いではないので、帝国市民が他国の助けを得るくらいなら死んだほうがマシと考えていることや、自分と異なる者との対話を拒んだクイントゥスの末路を見られたのはおもしろかった。
アルフィノたちが真摯に対話を求めても、相手の恐怖が大きいと対話すら始まらないこともあるのだなと。
不満点はクイントゥスの話すスピードが遅いこと、そして尾行モード。
尾行は失敗すると開始地点からやり直しなのがつらい。
メインクエストの尾行は一発でクリアできたけど、風脈クエストのほうでは5回失敗してゲンナリした。
なんで忍者のかくれるが通用しないんだ。
「寒夜のこと」のイベントバトル
一般帝国兵に魂を移されてのイベントバトルはなかなかショッキングで、かなり有意義な体験だった。
先に言っておくと、このイベントバトルは二度とやりたくない。
戦いひとつに時間がかかるし、進む方向が分からなくて気づいたら同じ場所に戻っているし、何よりも先に魔導アーマーを調べていないと青燐水を運搬できないなんてひどい(先に青燐水を発見した私は発狂寸前)。
せめて一本道か、マップで目的地が表示されていれば違ったのに。
その一方で、帝国兵の追体験は今の冒険者がいかに並外れた力の持ち主であるかと同時に、世界のほとんどの人はいかに無力かということを痛感する貴重な機会となった。
訓練されているはずの帝国兵でも、攻撃手段は乏しく、受けるダメージも大きく、帝国兵を1人倒すのにも苦労する。
それでも戦闘中の市民が帝国兵の自分を見ると「兵隊さんが来た!」と安心してくれる。こんなに弱いのに、と心苦しくなる。
市民と一緒に戦って、市民が全滅してしまうシーンはやるせなかった(ゲームオーバーになってイベント戦やり直しかと焦った)。
この帝国兵体験は、ゼノスいわく強さというものが魂に宿るのか肉体に宿るのかを問う機会。
自力でゼノスから体を取り戻したわけではないので、その答えはよく分からない。
きっと魂まで帝国兵のままだったらキャンプ・ブロークングラスまでたどり着けなかっただろうから、魂プラス想いの力(アーカーシャ/デュナミス)で何とかなったのだろうと思う。
帝国兵の身体のまま自力でアシエンから自分の体を取り戻したゼノスはすごいということで。
Lv83ID
アニマは討滅戦になると思っていたよ。
死体の活用方法に定評のあるアシエンさん、今回は「信仰の禁じられているガレマルドでは国家の象徴たるヴァリス皇帝の死体に神降ろしすればオッケー」と来た。
しかもエーテルが十分に集まったからもうアニマの役目は終わったし、いざってときは帝国市民に暴走するようアニマが命令を出すから、と仕込みもバッチリ。
ヴァリス皇帝、気の毒すぎる。極シタデル・ボズヤに追悼しにいかなきゃ(ヴァリスさんカードください)。
IDは初見未予習CF突入。4人のうち3人が初見で、3ボスで1回全滅したけど無事にクリアできた。
Lv83メインクエスト:嘆きの海
Lv83メインクエスト後半の、月での感想。
追跡中、Aモブに襲われる
ゾディアークの封印が弱まって、ゾディアークの贄となった古代人の幻影が浮かび上がっている。封印を再構築したいから幻影を何とかしよう。
となって、アルゴスについていくところがありましたね。
開発さん。
どうして、
どうして通り道にAモブを配置したのですか?
アルゴスを追いかけ始めたら目の前にヤツがいて、「あ! パッチノートに載ってたモブだ」と喜んだのも束の間、ターゲットされて私あっさり死んだよ(スクショ撮っていて逃げ遅れた説)。
蘇生してくれる人がいたから大事にはならなかったとはいえ、これはちょっとあんまりだよ。
Lv83討滅戦と「he's ugly」のチャット
最初の討滅戦がゾディアークだったことは、「暁月のフィナーレ」でびっくりしたことトップ5の1つ。
もうエンディングかと思うほどの盛り上がりだった。
ゾディアーク討滅戦も初見未予習でCF突入。
フェーズが切り替わりゾディアークが真の姿を現したとき、そのチャットは流れた。
「ow he's ugly」
このときは戦闘に必死だったので「いきなりブサイクとか言うなw」くらいにしか思わなかったけど、あとになってこの一言が妙に引っかかるようになった。
ゾディアークは古代人が終末の災厄から星を守るために創った蛮神。
ハイデリンも同じく古代人の創った蛮神。
ハイデリンには神々しさと美しさがある。
対するゾディアークはなぜ、あんなに禍々しい見た目になったのか。
光と闇の対比を分かりやすくするための都合と言えばそうだろう。
しかしゾディアークを創った古代人たちは、エルピス編をやった感じだと基本的にみんな端正な顔立ちだと思われるわけで、そんな彼らが愛する星を守るためにエリディブスを核にして創った神がuglyとか言われちゃう見た目なのはどうして。
そんなどうでもいいことを、討滅戦に突如流れたチャットから考えてしまった。
まあ、古代人の創造魔法が必ずしも美的センスに優れたものではない、というのはエルピスで学んだことではあるけれど。
いっそ、ハイデリンが禍々しい化け物スタイルで、ゾディアークがきれいめスタイリッシュでもウェルカムでしたよ。個人の意見です。
ファダニエルを名乗ったもの
ゾディアーク討滅戦のあと、ファダニエルというかアモンのモノローグが流れる。
初見のときは「なんかすごいことが起きた」くらいにしか思わなかったこのシーンも、のちのストーリーを知った上で振り返るとあれこれ考えてしまう。
ファダニエルの周りを巻きこんで死にたいという願望は、アモンのころから抱いていた「どんなに栄華を極めても死はすべてを無に還す。生きるのはただ無に至る道程でしかない」という考えに基づく。
これは、生きる意味を問うたヘルメスにメーティオンが持って帰ってきた答えそのままなのだよね。
アイティオン星晶鏡でアモンは、「ヘルメスだから終末を呼んだのではない」「あくまでアモンとして生きて絶望した」と話していたけれど、アモンはファダニエルになる前からヘルメスがカイロスで消した記憶を夢で見ていたと言っていたので、メーティオンの影響は少なからず受けていたのではないかと思う。
そもそもヘルメスは終末を呼びたくて呼んだのではないため、アモンがヘルメスだったらむしろ終末を起こしてはいないはず。
カイロスのエーテル放射で覆われた記憶は、逆にアモンの魂に強く焼き込まれていたらしい。
メーティオンがヘルメスに明かした星々の絶望は、消えることなく静かにアモンの思考を形作ったのではないかなと思った。
Lv84メインクエスト
フンフフーンのエモートがほしい。
ベストウェイ・バローに着いて
ハイデリンの創ったレポリットたちが活動するベストウェイ・バロー。
BGMもフンフフーンの効果音もFF4。このエリアの戦闘曲にいたってはスーファミ音源のFF4で懐かしさ全開。
そういえばFF4の月にはハミングウェイの洞窟というのがあって、大量のハミングウェイがフンフフーンしていたなあとか思い出したりもした。
これだけFF4の要素を扱うなら、いっそ開発室も用意してくれたらよかったのに。
ガレマルド編からゾディアーク討伐までの怒濤の展開のあとだったので、レポリットのかわいらしさには癒された。
ハイデリンの創造魔法のセンスがよかったことに感謝せねば。
青い星に住む人々のために、何千年もかけて月を開拓し、アーテリスの生命の移住を準備してきたレポリットたち。
初めてレポリットに会ったときは、アーテリスに行ったこともなく人と対面したこともない彼らが、なぜこんなにもアーテリスが好きで人のために努力できるのかと不審にさえ思ってしまったけれど。
ハイデリンの想いが込められたレポリットなら、アーテリスが大好きだと言うのは自然なことなのだよね。
好奇心旺盛なところや、豊富な知識で冒険者をサポートするところなども、ヴェーネスに似ているように思う。
ウリエンジェ
「新生エオルゼア」のウリエンジェは、たしかセリフの多くが詩の引用で、何を言っているのか理解できなくてセリフを読まずにスキップしていたこともしばしば。
そんなウリエンジェが「覚束ない言葉でも、伝えてこそ始まるものがある」と、自分の言葉で自分の気持ちや考えを話すようになった。
アルフィノも大きく成長したけど、ウリエンジェもそれに負けないくらい変わったなと思う。
ムーンブリダを失ったことはウリエンジェにとっては悔やんでも悔やみきれないものなのかもしれないけど、今のウリエンジェがあるのはムーンブリダの死があってこそ。
月の監視者は「人が、過去を過去として、前に向かって進むこと」をハイデリンが願っていたと話していた。
ウリエンジェはハイデリンの願いを体現している。感慨深い。
それにしても、ムーンブリダの「生きる」という言葉の説明はシンプルな言葉で分かりやすく、天才としか言えない。
キャライベント
クエスト「アーテリスの明日」で好きなキャラクターを1人選んで話せるイベントが勃発。
私が選んだのはエスティニアン。
「蒼天のイシュガルド」のモグモグホームでモーグリのことを「イライラする豚ども」と呼んだときから私はエスティニアンのファンなのでね。
紀行録で全キャラクターの会話を見たら、完全私服かつ部屋にズカズカ入ってくるのはエスティニアンだけだったと知って笑った。
Lv85メインクエスト
空の色が変わり、ラザハンが大変なことに。
Lv85ID
暁月のダンジョンの中でどれが一番好きかと聞かれたら、ヒュペルボレアと迷った末にヴァナスパティと答える。
人が異形の獣に変わるという緊迫感の中、恐怖と不安に支配された道を進んで正体不明の強大な偽神獣を倒しに行く、という設定がよいのです。
道中の、ゾウ親子が目の前で獣に変わる寸劇を初めて見たときはショックだった(何回か見ると飽きるけど…)。
初見未予習CF突入したらみんな初見未予習で、3ボスの赤と青の回避先が分からず即全滅したのはいい思い出。
さて、人が獣に変わる理由が明かされていなかった時期、私はこの偽神獣討伐に際して「この偽神獣とやらはきっとニッダーナちゃんだ! 今度こそゾットの塔に行く前の死亡フラグの回収だ!」と鼻息を荒くしていたが、全然そんなこと起きなかった。
FF14にゲーム・オブ・スローンズ的展開を期待するのが間違っている。
ラザハン太守
ヴリトラがラザハンの民に自分が太守だと打ち明けるところはいいシーンだった。
すんなり受け入れられるだろうなというのは予想どおりだったけど、それはもともと市民のあいだで竜の盟友が信頼されていたこと、ヴリトラが人の言葉を使ったことが大きい。
ところで、ニッダーナやマトシャやヴァルシャンを始めサベネアの人たちは、英語音声だとインドなまり(たぶん)の英語でしゃべる。
ヴリトラ本人はインドなまりじゃないのにヴァルシャンはインドなまりで、市民に溶け込もうとしている感が出ていておもしろい。
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