【FF14】暁月のフィナーレ感想① Lv80~82メインクエスト
『ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ』のメインクエストを終えたので、旅路を振り返りながら感想をまとめました。
今回はLv82メインクエストまでの感想ではありますが、「あのときのあれはこういうことだったのか」といった、あとになって分かることにもガッツリ触れているので、
メインクエスト最後までのネタバレがあります。
最新パッチをリリース日に始められる喜び
まず個人的な話を。
2021年にFF14を始めた自分にとって、「暁月のフィナーレ」は初めてリアルタイムにプレイできた最新パッチ。
ようやく周りと同じスタートラインに立てて、ネタバレの心配なくシナリオを進められたことが本当にうれしい。
今までは好奇心に負けて先のパッチのことを調べようならネタバレの日々。
パッケージイラストを見てはパパリモやイダが暁からいなくなることを察し、公式サイトをまわってはウリエンジェやエスティニアンの素顔を知り、うっかりグッズ検索をしては水晶公の正体を漆黒開始早々に気づく、という感じだったので。
まあ、ネタバレをくらうのは自己責任だし、ネタバレしたって楽しいものは楽しい。
アーリーアクセス初日にメインクエストを始めて、まず驚いたのがクエストの先々にプレイヤーが大量にいること。
(出発が夜で暗かったのもあるが)タタルがプレイヤーに埋もれてクエストマークが見えないという。
それだけで後発組の自分には衝撃。
新生や蒼天のマップはどこもそれなりに人がいたけれど、ラールガーズリーチやアラミガン・クォーターは過疎化していたし、ユールモアは当時まだ賑わっていたもののアーモロートには冗談ぬきで幻影の古代人しかいなかった。
そのため、サベネア島に到着後はあちこちにエーテル酔いのデバフをつけたプレイヤーがいたり、ラヴィリンソスのクエストでカエルになったときは自分とアルフィノとアリゼー以外のカエルが何匹か混じっていたりと、同じタイミングで同じクエストを進めている人がたくさんいる状況が新鮮だった。
以上、個人的な話。
Lv80~81メインクエスト
サベネア組とシャーレアン組の二手に分かれる際、メンツを見てサベネアがおもしろい予感しかしなかったので先にサベネアへ。
サベネア
イェドリマンに着いたときは夜で、視界にはきれいな星空が。
そして夜明けの日の出は美しく、サベネア独自の極彩色が映える幻想的な光景に息をのんだ。
そしてエーテル酔いの体育座りウリエンジェに吹き出し、
ぼったくられエスティニアンに笑う。
不意に顕在化する元蒼の竜騎士チョロすぎ問題。
サベネアの先住民、アルカソーダラ族のマトシャは後ろ姿がマーベルのハルクに似ているなあと思って、魚を売っている最中はずっとハルクと呼んでいた。
このマトシャくんが、のちに命を張って数多のプレイヤーを泣かせにくることを、このときの私は微塵も知らない。
サベネア島に伝わる、ムリガの神々はマヌシャの神々が互いの力と知恵を欲して頭をすげ替えたという神話は強烈で、ヴァナスパティ3ボス前のカットシーンを見て私は「あの神話の像だ!」と興奮した。
ラザハン太守が七大天竜のヴリトラだったことは、「暁月のフィナーレ」でびっくりしたことトップ5の1つかもしれない。
ラヴィリンソス
シャーレアン組は、哲学者議会が何をしているのかを探る、探偵のような活動。
ここで物語のキーアイテムである人の心を映す花が登場。
クルル経由でハイデリンが、第一世界からミンフィリアの魂を掬いあげて原初の星海に眠らせた、と話す場面がある。
「そして、もうひとり……。その者に行き着くかどうかは、これからのあなた次第。」
今思えばこれは、第一世界で冒険者が倒したエメトセルクの魂を、ハイデリンが原初世界の星海に運んでおいたよということ。
その上で、のちにハイデリンは冒険者にアゼムの術を託して、姿なき者に形を与えられるようにした。
エルピスの花に導かれた、古代世界での冒険者とエメトセルクの初対面。ウルティマ・トゥーレでの冒険者とエメトセルクの再会。
ハイデリンは「あなた次第」と言ってはいるものの、あらゆることがハイデリンの壮大な計画の一部だったと感じずにはいられない。
それはそうと、星海で冒険者をトラッキングしていたエメトセルク的には、ハイデリンに魂を運ばれたことはさぞ不服だったのだろうと推察するが、冒険者に呼ばれるまで星海でずっと待っているあたりやさしいよなと思う。
哲学者議会の査問会のあとのルヴェユール邸訪問は、豪華なお屋敷に使用人がズラリと並んでおり、アルフィノ&アリゼーが想像していた以上の貴族だということを思い知った。
Lv81ID
暁月のダンジョンをフェイスで行くかCFで行くかは直前まで迷っていたけれど、気兼ねなく初見未予習で参戦できるのは新パッチリリース直後の今だけではないかと思い、CFで行くことにした。
どうせフェイスは幻体のレベル上げで連れ回すだろうしね…。
(と思っていたが、あとでゾットの塔をフェイスでやったら面倒になったのでやらない気がする。シナリオで連れて行けないキャラのセリフが用意されているのはよいけれど…)
CFで一緒になったメンバーはみんな初見。
ギミックはさっぱり分からんまま終わったものの、全員初見でも何とかなるものなのね。
まあ、全員初見=全員未予習とは限らないのだけど。
メーガス三姉妹は黄色のマグから倒す、というのがFF4そのままだった。
私はニッダーナが3回も「もし失敗したら…」と言うものだから、「エーテル護符を託したニッダーナちゃんは、きっとゾットの塔の防衛機構たる蛮神を召喚して力尽きるのだ」と予想していたのだけど、全然そんなこと起きなかった。
何だったんだあの露骨な死亡フラグは。
Lv82メインクエスト
シカルドが出てきたときに「あれ… この人、誰だっけ…」となり、自分がいかにこれまでのメインクエストをテキトーにやってきたか実感してちょっと悲しくなった。
パッチ5.4をプレイしたのはほんの数か月前だというのに…。
もしや私もカイロスくんに記憶を消されたのでは。
それはさておき、イルサバード派遣団が出てきたときの感想です。
イルサバード派遣団
まず、アラミガン・クォーターが大賑わいでおったまげた。
(またも暗い時間帯での撮影)
私が紅蓮編で訪れたときも、ウェルリト戦役で通ったときも、本当にここスカスカだったので。
イルサバード派遣団の面々が勢ぞろいしたときはこみ上げるものがあった。
メインクエストだけでなく、各ジョブクエストでお世話になった人たちまでそろっていたのが熱すぎる。
とりあえず、エスティニアンとアルベリクがこんな形で再会するとは思わなかった。
そしてアリゼーも言及していたけど、シ・ルン・ティア師匠と会えなかったのは残念(「アーテリスの明日」のアラミガン・クォーターのカットシーンにはさりげなくいた)。
あと、チュチュトが読み上げたハモンの伝言には笑った。
どこまでも亀仙人な格闘士ギルドのマスターよ。
テムルンの受けた神託
シリナが教えてくれたテムルンお婆さまの意味深な神託が、今振り返ると予言でしかない。
「赤々と燃える陽と、黒く冷え切った陽… ふたつの太陽が重なり、すべてが終わりを迎える。その壮絶な光景の中に、あなたの気配を感じたのだそうです。」
当時は「黒く冷え切った陽」って何だろうなと思っていたけど、実際にウルティマ・トゥーレで到達したのはまさに黒い太陽なわけで。
「赤々と燃える陽」はアゼムの魂を宿した冒険者なのかなと私は思っていて(ほかに具体的な何かを指しているのかもしれないけど。ラスボス戦とか?)、となると「ふたつの太陽が重なり、すべてが終わりを迎える」というのは冒険者がウルティマ・トゥーレで終焉を終わらせることを指している。
この時点で最後の展開が示唆されていたことに驚く。
エマネランに泣く
FF14で好きなキャラクターを5人挙げよと言われたら、その中の1人はエマネランにするだろう。
というくらい私はエマネランが気に入っている。
「蒼天のイシュガルド」で登場したときは本当に頼りなくて、父や兄が優秀すぎて自分では何も決められなかったエマネラン。
(いつのセリフか忘れたけれど)宝杖通りで悩んでいた時期もあった。
それが、周りの人や冒険者の生き様を見て、少しずつ自分にできることを始めていって、こうして国を超えた組織にイシュガルド代表としてやってくるまでになって。
私は胸が一杯ですよ。
初対面のアウラ族とも積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢も、社交性低めの自分にはうらやましいものがある。
次の記事:暁月のフィナーレ感想② Lv83~85メインクエスト
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