【FF14】海外パーティの「闇の世界」がすごい。印象的な出来事や豆知識のメモ
「ファイナルファンタジーXIV」のコンテンツルーレットで海外プレイヤー中心のクリスタルタワーに当たると、日本人パーティでは見たことのない光景に遭遇することがあります。
特に海外パーティかつ初見さんの多いアライアンスでは、「なぜこんなに戦闘不能になる?」「なぜここで全滅する?」といったことが多発。
チャットログがギミック説明でいっぱいになることもしばしば。
世界的なプレイヤー増加の影響からか、クリスタルタワーで初見さんのいない日はないと言っていいほどで、普段は無難すぎて味気ないクリスタルタワーが刺激的でやりごたえのあるコンテンツになります。
それが楽しくて一時期コンテンツファインダーの言語設定を英語のみにしてアライアンスレイドのルーレットを回していました(8割クリスタルタワーが当たる)。
というわけで、今回は海外パーティの「クリスタルタワー:闇の世界」で起きた印象的な出来事や、海外パーティに参加するうちに知った日本の習慣との違いを記録しました。
※本記事はオセアニアDCができる前のエレメンタルDCの話です
ある日のBアラのタンク
レベル58の暗黒騎士で「闇の世界」のAアラに当たったときのこと。
パーティメンバーの8人中6人が海外プレイヤーで、初見も数人いた。
ほかのアライアンスはどんな構成かなとアライアンスリストを見たとき、私は目を疑った。
Bアラのタンクが斧術士。
Bアラのタンクが、
斧 術 士 !!
装備をのぞいてみたら、ガーロンド一式をそろえているのにソウルクリスタルがない!
アライアンスチャットに定型文で「斧術士?」「斧術士」と流れ、Aアラのパーティチャットにも「レベル50なのにクラス…」と打つ人がおり、にわかに全体がザワつく。
たまーに、本当にたまーーーに槍術士とか弓術士とか紛れているときがあるけど、タンクでクラスなのは初めて見た。
道中のアライアンスチャットでBアラのタンクが初見だということが判明したが、それにしても「古代の民の迷宮」と「シルクスの塔」でクラスのことを誰にも指摘されなかったのだろうか。
大変な予感がしたので、私は何も言わず敵陣に突っ込んでAアラなのにMTをやってしまった。
Bアラのタンクは何回か戦闘不能になっていたので、きっと結果オーライ。
メインタンクは誰がやるのか
通常、アライアンスレイドのMTはBアラのタンクが担当する。
しかし、英語パーティに当たるとAアラかCアラのタンクがMTをやることもあるし、ひどいときは2人以上のタンクがスタンス入れっぱなしで敵が西へ東へと向きを変えまくるときもある。
(そういうときは誰かが「タンク! 敵を北向きに固定して!」「MT以外はスタンスを切って!」とチャットで叫んでいる)
なぜこんなにMTが安定しないのか。
疑問に思って英語のクリスタルタワー攻略動画をいくつか見てみたところ、どうやらBアラのタンクがMTというのは日本のデータセンターだけの話で、欧米のデータセンターだと最初に攻撃開始したタンクがMTになるらしい。
参考動画:FFXIV Sprout Guide to Alliance Raid
日本サーバーの習慣をちゃんと理解している海外プレイヤーも多いが、クリスタルタワーにたどりついたばかりの若葉プレイヤーだとまだそのへんの事情を知らない人が多いのかも。
ただ、クリスタルタワーの場合はどちらかというとAアラかCアラのDPSが先釣りか誤爆をして、やむをえずAアラかCアラのタンクが敵視をとり、そのままずるずると戦闘開始になるパターンが多い気がしないでもない。
レベル60以降のアライアンスレイドは見違えるほど安定しているので、MTがよく変わるのはクリスタルタワーがほとんどだと思う。
アンラ・マンユで全滅はよくある話
1ボスのアンラ・マンユは死の視線やら赤青の床やら砂時計やら、クリスタルタワーの中ではギミックの多いボス戦。
日本人プレイヤーは予習する人もいるので、初見さんが数人いても全滅になることはほとんどないと思う。
一方、海外プレイヤーの初見さんは未予習でギミックをまったく知らないまま来ていることが大半。
(「初見なんだけど知っておいたほうがいいギミックある?」と移動中に聞く人がいるくらい)
英語パーティで初見さんが多いとき、アンラ・マンユが全滅スポットと化すのはよくあること。
ほとんどの初見さんが死の視線で死の宣告を受け、そのままお亡くなりになる。
多いときはパーティの3~4人が同時にお亡くなりになる。
2回目の死の視線でもだいたい同じ人が死の宣告を受け、生き返らせて回復したそばからお亡くなりになる。
ヒーラーで行ったときにこういうのに当たると修羅場。召喚士も大活躍。
そして自分はギミック分かっているから死なない、とは限らない。
タンクが2人以上落ちるとアンラ・マンユが徘徊しだしてそこら中にビームが飛ぶし、ザコを放置されてザコの攻撃「アイズ・オン・ミー」で大災害が起きるし、2回目の死の砂時計を壊す火力がなくて運悪く死のルーレットに当たることもある。
クリスタルタワー実装当時もこんな感じだったのだろうか。
アンラ・マンユで1~2回全滅すると先輩プレイヤーからギミック説明が入り、そのあとは死亡率が激減してクリアできる、というのがよくある流れ。
ふたつの視線のよけ方、死の視線の回避方法、死の宣告の消し方、死の砂時計やザコを真っ先に倒すことなど、チャットログがギミック説明で埋め尽くされることも。
初見プレイヤーも遠慮なく「死の視線ってどれ?」と質問して、そのたびに回答がちゃんと入る。
全滅するたびに退出者が出る一方で、何も分からない初見さんにギミックを説明する人や、ギミックが分かっていても説明のあいだずっと待っている人もいる。
いろんなプレイヤーがいて、こうやって協力しあってクリアするのは楽しいなあと思う。
ただ、普段なら20分くらいで終わる「闇の世界」が40分くらいかかることになるので、時間に余裕がないと耐えられないかも。
ちなみに一度だけ、途中参加で「闇の世界」に入ったらアンラ・マンユのギミック説明中だったことがある。
このとき「何回全滅したの?」という問いの答えがまさかの「4回」だった。
本当に4回全滅したのかは知らない。
おまけのギミック英訳(一例):
- 2つの視線は違う色の床を交互に踏んで=Make sure to alternate colors for double vision.
- 死の視線を見ないで=Look away from the mortal gaze.
- 死の宣告は光るパネルで解除して=If you get doom debuff run into the glowing platform.
- 死の砂時計を倒して=Kill hourglass.
ファイブヘッド・ドラゴンとアトモス
2ボスのファイブヘッド・ドラゴンは、全滅はほとんどないが(ゼロではない)戦闘不能はよく出る。
といっても、ここの戦闘不能スポットは海外パーティに限った話ではない気はする。
- 紫マークの頭割りを1人で受けて死ぬ
- ドラゴンファイア・フライのデバフがたまって死ぬ
- 毒沼に誰も乗らずスライム量産、全員沈黙になって回復が間に合わず死者が出る
- 黄マークのついた人がど真ん中に来て広範囲攻撃でパーティ半壊
といったものが主な死因。
私も最初のうちは紫マークと黄マークの意味が分からなくて、何度か紫マークで死んでいた。
そもそも紫マークが頭割りなんて言われなきゃ分からん。
そのあとの三手に分かれてアトモスと戦うところ。
ここで全滅するなんて考えたことがなかったが、一度だけよく分からないまま全滅したことがある。
おそらく、アライアンスの全員が吹っ飛ばされ、誰も上段の光るパネルを踏めなかったのだと思われる。
24人いるはずなのにどうしてこうなった。
誰がケルベロスの体内に入るのか
3ボスのケルベロスでは、Aアラが体内ギミックを担当するのが主流。
しかし、これも日本サーバーだけの習慣らしいということを知ったのは、例のBアラ斧術士でAアラの自分がMTをやった回でのこと。
アライアンスチャットでCアラの人が「Aが体内ね」と言ったとき、Aアラのひとりが「普通はAがザコ、Bが体内、Cが鎖だ」と返したのだ。
A=Adds(ザコ) B=Belly(体内) C=Chain(鎖)
語呂合わせ!
海外では語呂合わせで担当が決まっているのか?
この回のアライアンスレイドが終わったあと、英語の攻略動画をいくつか見てみたところ、やはり「A=adds B=belly C=chain」と話していた。
参考動画:Updated Guide to the World of Darkness in 2020
動画の中には日本サーバーでの習慣に触れているものもあるが、ケルベロスの体内に行くのはBアラと認識している海外プレイヤーはそれなりにいそう。
そんな事情を知ってか、戦闘開始前に「Aが体内ね」とアライアンスチャットで告げる人が多い。
しかし、実際は体内の入り方を知らない初見プレイヤーがいたり、ミニマムになる前に沼に入って戦闘不能になる人がいたり、体内に人が全然いなかったり、その様子を見てベテランがアライアンス関係なく体内に入ったり、わりと適当というか臨機応変に対応している印象。
体内ギミックはなんだかんだ言ってどうにかなる。
(どうにかならず序盤に2回目のガスティックジュースが出て全滅するケースもあるにはある)
一方で、体内ギミックを終えたあと、ケルベロスに鎖をつなぎ忘れて全滅することが少なくない。
例のBアラ斧術士でAアラの自分がMTをやった回も、結局Aアラが体内ギミックを担当して(打ち合わせしてヒーラーが1人外に残ってくれた)、ケルベロスは無事へたりこんだものの、鎖を誰もやっていなくて全滅した。アンラ・マンユは全滅しなかったのに…。
ケルベロスもアンラ・マンユ同様、一度全滅するとギミック説明タイムが入り、2回目はたいてい問題なくクリアできる。
(2回全滅したこともある。そのときはまずBアラが体内という話だったのに体内ギミック終わらず全滅、次はAアラが体内を担当したが鎖失敗で全滅、そして3度目はなぜかCアラが体内をやった)
おもしろいなと思うのは、「Aアラが体内に」というギミック説明中に初見プレイヤーが遠慮なく「どうやって体内に入るの?」と質問して、先輩プレイヤーが「紫の玉に触れて小さくなってから紫の沼に入る」とちゃんと答えていること。
分からないことがあったらその場で聞いて、聞かれたほうも何ひとつ文句を言うことなく説明する。
「そんなことも知らないの?」という雰囲気が皆無でほほえましい。
最後のボス、暗闇の雲はそんなに事故は起きない。
終盤で魔法陣に入らず、敵のHP残り1%を切ったところで全滅することがまれにあるくらい。
初見プレイヤーは潜地式波動砲のよけ方を知らない人が多く、逃げずにその場にとどまって戦闘不能になることが定番。
同じ初見さんに2回も潜地式波動砲が来て、2回とも戦闘不能になっていたときはさすがに気の毒になった。
クリスタルタワー以外は平穏
海外プレイヤーが大多数を占めたときの「闇の世界」名場面を紹介しましたが、カオスな状況になるのは(たぶん)クリスタルタワーくらいなので心配ご無用。
(そして海外プレイヤー中心のクリスタルタワーすべてがカオスなわけでは全然ない)
レベル60以降のアライアンスレイドはそこまで全滅しません(初見の多いダン・スカーを除く)。
クリスタルタワーのギミックに慣れた今だからこそ、たまにこういう珍事やピンチのある「闇の世界」に当たるとワクワクします。
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