【サイバーパンク2077】タケムラと中の人のサムライ精神(2周目プレイ日記3)
『サイバーパンク2077』2周目のプレイ日記です。
今回はメインジョブ「強奪」について。
主に英語版のキャスティングがいいという話と、タケムラの中の人がすごいという話です。
※メインジョブ「強奪」のネタバレあり
英語も日本語も話す英語版タケムラとヨリノブ
私は映画もドラマもゲームも英語音声にするのが好きで、その一番の理由はキャラクターによって英語の発音が違うこと。
ウィッチャー3でいうと、ゲラルトやヴェセミルたちウィッチャーはアメリカ英語、女魔術師はRPアクセント(いわゆるイギリス英語)、ドワーフはスコットランド英語、スケリッジの人々は北アイルランド英語、といったようにキャラクターの属性によってアクセントが異なる。
誰が何のアクセントなのか聞き分けられるかというと全然そんなことはないのだが、「この人はどんな英語を話すのかな~」というのは個人的な楽しみだったりする。
サイバーパンク2077の英語音声は、日本人キャラクターが少し日本語なまりのある英語で話しているのがとてもよい。
英語版のタケムラとハナコは日本人キャストが演じている。ヨリノブは日系アメリカ人の方なのかな(情報なかった)。
サブロウは何語版だろうと日本語で話している模様。実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の荒巻方式。
英語音声でもヨリノブやタケムラがサブロウと話す場面は日本語で、英語版のキャストがそのまま日本語のセリフを言っている。
日本語字幕とは少し違う部分があるものの、日本語ができる役者の日本語なので違和感はほぼない(ヨリノブがわずかに違和感あるくらい)。
『高い城の男』や『ザ・ボーイズ』で、日本語が話せないであろう俳優が日本人役で日本語をしゃべるのを見て「…………うん」となったことを思うと、サイバーパンク2077のキャスティングはすばらしいの一言に尽きる。
タケムラ役Rome Kandaのサムライ精神
そして何よりもタケムラのキャスティングが最高だということを書いておきたい。
英語音声のタケムラを演じているのは、アメリカで俳優やコメディアンとして活躍する神田瀧夢(かんだ ろむ)氏。
Netflixミニシリーズ『マニアック』などに出演している。これエマ・ストーンとジョナ・ヒル主演。見たい。
注目したいのは神田氏が登壇した2010年のTEDトーク。
前振りで様々なネタを披露したあと、本題に入って「侍にとって大切なのは自分の命ではなく、主君が目的を果たすことです」とsamurai spirit(サムライ精神)について語り始める。
そして、
「私の夢は仕事を通じて世界に日本のすばらしさを伝えること」
「私は死ぬまで仕事を続けるし、最後まであきらめません。なぜなら私の夢は自分の人生よりも大切だからです」
と侍の精神を取り入れた自身の人生観を話す。
samurai spiritを世界に語り、samurai spiritと共に生きている人が、主君に命を捧げる2077年の侍タケムラを演じている。
こんなキャスティングがこの世に存在するのか! と感動を覚えた。
1周目は日本語音声で遊んでいて日本語もいいなあと思ったけど、タケムラのことを知った今、もう日本語音声には戻れぬ。
ところで、あとのメインジョブでタケムラがあるコメディアンに似ているという話題が出てくるのは、中の人がコメディアンだからなのだろうか。
ジャッキーがRelicを挿すシーン
話はストーリーに戻る。
初めて「強奪」をやったときの感想は「Vとジャッキー運悪すぎじゃない?」でした。
なぜよりによってサブロウがナイトシティにやって来たタイミングにどんぴしゃで当たってしまったのか、と。
それはさておき、VとジャッキーがRelicを持ってペントハウスから落下したところ。
ここ、1周目はバグでジャッキーが消えていて何が起きたのかよく分からなかったのだけど、ようやく完全版を見ることができた。
エヴリンに「Relicは外に出しちゃいけないから挿して」って言われたからジャッキーがRelicを挿したのね。
大事なシーンなのにバグでわけわからないって…。
それにしてもエヴリンはRelicについて詳しすぎる。
それだけヨリノブから機密情報を聞き出していたってことで、エヴリンがどれほど有能だったかが分かる。
どうでもいい話
ヨリノブのペントハウスにイグアナがいるの知らなかった。
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