【ウィッチャー3 プレイ日記27】大事なことを言わないシリ。本編エンディング
PS4版「ウィッチャー3 ワイルドハント」2周目のプレイ日記です。
原作小説を読んでいないと気づかないネタも取り上げています。
- ゲーム「ウィッチャー3」のネタバレ満載です。
- Netflixドラマ、原作小説(日本語未翻訳の英語版も含む)のネタバレも適宜混入されます。
- ゲーム「The Witcher」「ウィッチャー2 王の暗殺者」は未プレイ。あらすじはスパイクチュンソフトのウィッチャー3公式サイトに掲載されている年表を見ました。
今回はメインクエスト「薄氷の上で」「テッド・デリーダ、終わりの時」「終わり、そして始まり」で、本編のエンディングまで。
エレディンとの決戦:薄氷の上で
実質ラスボス戦があるクエスト。
スケリッジのアンドヴィク島に駐屯するニルフガード軍のキャンプで、アヴァラックが女魔術師一行に作戦を説明していた。
太陽の石を発動させてカランシールとエレディンの船を呼び出し、ニルフガード艦隊と女魔術師が逃げ道をふさぐ間、ゲラルトとニルフガードの歩兵隊が敵陣に乗り込むプランだそう。
シリはアヴァラックにもゲラルトにも待機するよう言われてプンスカ。通り道にいたニルフガード兵に八つ当たりして去って行く。
作戦会議が終わると、イェネファーと恋人ならイェネファーと、トリスと恋人ならトリスとスペシャル会話イベントが挿入されるのだが、当然うちのゲラルトにそんなラブラブイベントはなく、すぐにエレディン召喚シーンに突入した。
太陽の石を発動させる呪文は「この心をあなたに捧げる」。
シリがこの呪文を唱えてエレディンを呼び出すというのは、小説で一時シリがエレディンにときめいていたことを思い出すと皮肉すぎる。
その後はワイルドハントの船が現れて、何やかんやあってカランシールを倒して、ゲラルトはエレディンの船に向かって、途中でヤルマールを見かけて、必要性が感じられないクラフの死亡シーンを見て、ゲラルトがエレディンを倒す怒濤の展開。
エレディンは「アヴァラックが我々を戦わせて、その隙にシリラを連れて逃げた」と渾身の遺言を残して息絶える。
ゲラルトは「信じられんな」と返すが、数分後イェネファーに「アヴァラックが裏切ったらしい」と話すあたり完全にアヴァラック裏切った説を鵜呑みにしている。なぜエレディンの言葉をそう易々と信じるのか謎。
テッド・デリーダ、終わりの時
イェネファーいわく、「天体の合」が始まったので、このままだと世界と世界をつなぐ門が開いてあらゆる世界と時空がごった煮になって大変なことになるらしい。
アヴァラックはそれを利用してエレディンと同じようにアイン・エレをこの世界に持ち込もうとしているのでは、とイェネファーは疑う。
ゲラルトもイェネファーもアヴァラックのことをあまりにも信用してなくて笑ってしまう。アヴァラックがいなかったらシリはとっくに死んでいたのをお忘れか。
異変の震源地である塔でアヴァラックと会う。
アヴァラックを疑っているゲラルトは殺す気満々だったが、シリが現れ、アヴァラックはシリが白き霜を止めるのに協力しているのだと判明する。エレディンの最期の言葉は大ウソだった件。
白き霜は気候変動により訪れる氷河期で、あらゆる生命が絶たれ世界が破滅する。白き霜を止められるのは古き血脈だけだと言われている。
そういえば以前、アイダ・エミアンがメガスコープごしに「古き血脈のシリなら終焉を起こすことも止めることもできる」と話していた(詳細:プレイ日記14)。
シリは白き霜を止めようとしていることをゲラルトに黙っていた。
話しても理解してもらえないと思ったらしいが、自分の決意をアヴァラックには話せてゲラルトには話せないというのが不可解ではある。シリの性格的に、どうせダメと言われてもやるのだろうし。
ゲラルトはシリを引き止めようとするが、シリの決心は固く、シリは塔の中へ旅立つ。
シリのおかげで世界は救われるが、シリの生死はこれまでゲラルトがシリの意志を尊重してきたか、シリに自信を持たせたかなどに左右され、グッドエンドかバッドエンドに分岐する。
もちろんグッドエンド目指してやったのでシリは死にません。
エンディング:終わり、そして始まり
本編最終クエストの「終わり、そして始まり」。
英語のクエスト名は「Something Ends, Something Begins」で、これは原作者アンドレイ・サプコフスキが友人の結婚祝いに書いた非公式のウィッチャーの短編のタイトルが由来だと思う。
非公式の英語翻訳版ならWitcher Wikiで読むことができる。私は読んでいませんが。
>>Something Ends, Something Begins (unofficial translation)
なお、Google翻訳してみたら日本語が世紀末で時間のムダだった。
ゲラルトはホワイト・オーチャードにやって来たニルフガード軍を見て、初めてシリがニルフガード皇帝の道を選んだことを知ったようだ。
白き霜を止める時もそうだったが、シリは大事なことをゲラルトに言わなすぎでは?
世界を救う代わりに死ぬかもしれないとか、就職先を決めたとか。就職先に至っては、エムヒルは知っているのにゲラルトは知らなかったわけで、さすがにゲラルトが不憫でならない。
シリが「さよならは言わない」と言った時、あえて「いや、言おう」を選んで別れの挨拶をするとシリが大泣きするのでもらい泣きできる。
遠くに見えるシリのお迎えの中に、かつてゲラルトにお辞儀のレクチャーをした従者がいて(詳細:プレイ日記2)、きっちりシリに対してレクチャーどおりの大げさなお辞儀している一方で、従者の隣にいるヴーヒス将軍はいたって普通のお辞儀をしていた。
やたら左手を挙げて頭を下げている人が例の従者で、その左にいるのがヴーヒス将軍。
次期皇帝に対して普通のお辞儀で許されるのなら、あの時ゲラルトが叩き込まれたお辞儀は一体何だったのか。お辞儀する側の身分の問題なのか。
そんなどうでもいいことを思いながら「ウィッチャー3」の本編を終えた。
本日のまとめ
完了したメインクエスト:
- 薄氷の上で
- テッド・デリーダ、終わりの時
- 終わり、そして始まり
「ウィッチャー3」の本編はこれで終わりです。
1周目は「モンハンのコラボで出てきたゲラルトって人が主人公のRPG」というだけの知識で始めましたが、クリア後に日本語で出版されている原作小説を読み、さらに日本語に翻訳されていない英語版の原作小説を読み、その後ドラマのシーズン1も見た状態で遊んだ2周目は1周目とは見える世界が全然違いました。
>> ウィッチャー短篇集1 最後の願い (ハヤカワ文庫FT)(Amazon)
トゥサンのクエストはやりたいので、DLC「血塗られた美酒」は近いうちにやろうと思っています。
その他:ウィッチャー記事一覧
「ウィッチャー3 プレイ日記」一覧
- オープニング~イェネファーに会うまで
- エムヒル謁見が険悪ムードな理由
- 裸足で洞窟探索するキーラ・メッツ
- 大きな悪と小さな悪@男爵お家騒動
- 永遠の炎教会、トリス、ダンディリオン
- 彼女いるなら先に言ってくれ
- ディクストラとの再会はバスタオル
- ラドヴィッド王に電撃謁見
- パンツ一丁のゲラルトを舞台に立たせた
- スケリッジの設定・魅力、ユニコーンの出番
- シリの「私は女の人が好きなの」はダウト
- 最後の願い。イェネファーとトリスのどちらを選ぶか
- エムヒル謁見その2、エスケルとランバートの手伝い
- トリスとの関係によって複雑になった会話
- 泥酔ウィッチャー、ウーマの呪いを解く儀式
- スケリッジ王。ヤルマールとセリスのどちらを選ぶか
- スケリッジ王。力尽くで事件解決、脳筋王の擁立へ
- 戦友クエスト。各地の友人とエムヒルに協力要請
- 霧の島に行く前に済ませたサイドクエスト
- 何度見ても感動するゲラルトとシリの再会
- 物語の山場。ケィア・モルヘンの戦い
- シリのエムヒル謁見とリベンジの旅
- フィリパとマルガリータを引き入れる
- イェネファーとトリスにフラれ、船は元カノ率60%に
- アヴァラックはシリをどう思っているのか
- ラドヴィッドを倒し、ディクストラはマクベスになる
- 大事なことを言わないシリ。本編エンディング