クレジットカードを落とした!利用停止した後、手元に戻ってきた話


そういえば去年の秋にクレジットカードを落としたのです。

すぐにカードを止めたものの、カードを落としてからしばらくは不安で毎日のように利用明細をチェックしていました。

幸いなことに落としたカードは警察に届いており、数日後には手元に戻り、実際の損失はカードの再発行手数料だけでした。

クレジットカードを落としたけど何事もないこともあるよというエピソード紹介を兼ねて、なぜカードを落としたか、カードを落とした直後にやったこと、カードが手元に戻るまでの流れを振り返ります。


なぜクレジットカードを落としたか

私がクレジットカードを落としたのは秋葉原のゲームセンターです。令和になってゲーセンでカードを落とす昭和生まれ。

落とした理由は何となく分かっています。

私はSuica付きクレジットカードを使っているため、電子マネーの使えるクレーンゲームではクレジットカードのSuica機能でピッと入金するのですが。

私はその日、あろうことかクレジットカードをそのまま上着のポケットに入れたのです。

いつもなら面倒でも財布に戻すのに。

生身のクレジットカードを入れたポケットにはスマホが入っていました。

これが諸悪の根源。

スマホをポケットから出した時におそらくカードも滑り出て、地面に落ちたのでしょう。

だいたい物を落とす時って、ポケットやカバンから何か出した時に別の物も出てきてしまった時だと思います。

今でこそ冷静に振り返ることができますが、あの時はゲームセンターを出てからカードがなくなっていることに気づいたので、盗まれたのかも落としたのかも分からず焦りました。



クレジットカードをなくしたと気づいてすぐにやったこと

カードをなくしたことに気がついてから私がやったことは以下のことです。

  • 落ち着く
  • カバンやポケットに入っていないか確認
  • 立ち寄った店舗で拾われていないか確認
  • カード会社に電話して利用停止

まず「やばいやばいやばい」とパニックになったので落ち着くように努力しました。

万が一カードを不正利用されたとしても、署名してあれば補償されるはずなので焦らない。

ただ、Suica付きクレカの場合、Suicaの部分が使われても補償されないのでそこは心配。私もあの時は1万円近く入っていたような。でも落ち着くのが大事。

次に、本当にカードをなくしたのかを確認するため、ポケットとカバンと財布の中を徹底的に探しました。

というのも私、過去に「なくしたと思っていたクレジットカードが半年後にカバンから出てきた」という前科がありましてね。

ポルトガル旅行中にカードがなくなっていて、すられた! と思ってすぐに国際電話でカード会社に電話して止めてもらったけど、実はカバンのポケットの中のポケットに厳重に保管されていたとかいないとか。

今回はどこにもカードが見当たらなかったので、本当になくしたと確信。

最後にカードを見てから立ち寄ったゲームセンター2か所に戻り、店員さんにクレジットカードの落とし物がないか確認してもらいました。

結果は「届いていません」とのこと。

そしてカード会社の紛失・盗難デスクに電話しました。



カード会社にカードの利用停止と再発行を依頼

クレジットカードの停止をすれば、そのまま再発行の手続きもできます。

カード、盗まれていないといいなあ、悪い人に拾われていないといいなあと悶々としながら、カード会社の担当者に「カードを落としたので止めてほしい」と伝えました。

氏名、生年月日、住所で本人確認され、利用停止およびカード再発行の手続きへ。

電話で直近のカード利用履歴も調べてもらうことができ、誰かに不正に使われた形跡はないことが分かりました。一気に安心。

ただ、Suicaの利用履歴は電話で確認することができず、使われたとしても補償対象外なので、Suicaについては新しいカードに移行された残金を確認してほしいとのことでした。

カードの再発行手数料はカード会社によって異なりますが、私の場合は524円。思ったより安かった。

本当なら最寄りの警察署か交番にも落とし物の届け出をしたほうがいいのですが、私はカードが不正利用されていないと分かって気が緩み、警察には行きませんでした。



数日後にカード会社から拾得物受理通知書が届く

カードを落としてから3営業日後、カード会社から手紙が届きました。

一瞬もう新しいカードが来たのかなと錯覚しましたが、普通郵便で送られるわけない。イギリスだと銀行のデビットカードが普通郵便で来るけど。

届いたのは「拾得物受理通知書」で、警察署に私のなくしたクレジットカードが保管されているから、詳細を電話で確認して受け取りに行ってくださいという内容。

手紙には秋葉原駅の近くにある警察署の住所と電話番号が記載されていました。

どうやら私のカードは親切な方が拾って警察に持って行ってくれたようです。

ということは、カードを落とした日に交番に行っていたら、もしかしたら見つかっていた可能性もゼロではない。そういう意味でも、落とし物をしたら最寄りの交番に行っておくべきかも。

もし私が警察に落とし物の届出をしていたら、カード会社からではなく警察から連絡が来たのかなと思ったのですが、クレジットカードやキャッシュカード、携帯電話などは警察からではなく、銀行や電話会社から持ち主に連絡が行くようになっているようです。



警察署へカードを受け取りに行く

手紙を受け取った翌日、警察署の受付時間に電話をかけました。

記載されていた電話番号は警察署の代表番号だったので、まず「落とし物の件で」と伝えて担当部署につないでもらいます。

担当の方から受理番号を聞かれ、カード会社からの手紙に書かれている受理番号を回答。

すると「○○さんですね?」と確認され、落とし物の返還について説明を受けました。

要は10営業日以内に拾得物受理通知書と本人確認書類を持って警察署の受付時間内に取りに来てくださいとのこと。

受付時間は平日8:30~17:15だったので、平日仕事だと職場に「ちょっと警察に用事が」と言って遅刻か早退しないといけないパターンか。

どうしても行けない場合は代理人にお願いするか着払いで郵送を頼むかになると思います。


警察署に行くのは免許証の住所変更をして以来。何も悪いことしていないのに緊張する。

落とし物の窓口では、通知書と本人確認証を見せてカードの返還手続きが終了。

拾得者がお礼を受ける権利を放棄していたので手続きはすぐに終わりましたが、もし拾った人がお礼の権利を放棄していない場合はたぶん警察から拾得者の連絡先を聞いて電話したりしないといけないはず。

拾った側がお礼の権利を放棄しない場合、氏名・住所・電話番号といった個人情報が見ず知らずの落とし主に知られるので、今のご時世では落とし物を拾ってもお礼は放棄する人のほうが多いのではと勝手に思っています。

私もこの前ATMでスマホを拾って近くの交番に届けた時、面倒だし時代にそぐわないのでお礼はいらないと伝えました。でも世の中にはお礼目的で拾う人もいるのでしょうね。



まとめ

以上、私がクレジットカードを落とし、利用停止し、警察経由で戻ってくるまでの話でした。

カードを落とすと非常に焦りますが、すぐにカード会社に電話して止めてもらって、その時点で不正利用がなければ心配しすぎる必要はないのでは、と思います。

念のためカードの利用明細をチェックするくらいでいいかと。

ただSuica付きのカードの場合は、Suicaが使われていないか不安になるかもしれません。

私はSuica部分の不正利用はなく、本当に親切な方に拾ってもらえたようでラッキーでしたが、Suicaは使われても補償されません。

大事なものは落とさないのが一番。カード類はポケットにそのまま突っ込まず財布に戻そうと痛感した出来事です。


Next Post Previous Post
COPY