ライアンエアーより良い。Jet2の感想とチェックイン方法
Jet2.com(ジェットツー・コム)は、イギリスとヨーロッパ60都市以上を結ぶ格安航空会社。
トリップアドバイザーのトラベラーズチョイスアワード2019では、世界の航空会社トップ10のうち9位にランクインしている。
トップ10の上位をJAL、シンガポール航空、カタール航空など大手航空会社が占める中、LCCとしてランク入りしたのはJet2を含めて2社のみ。
このことから、Jet2はかなり評価の高いLCCであることがうかがえる。
ローマからバーミンガムへの移動で利用
今回の私のフライト詳細は以下のとおり。
出発地:ローマ(イタリア)
到着地:バーミンガム(イギリス)
搭乗時期:2019年11月
預け入れ手荷物:1個
到着地:バーミンガム(イギリス)
搭乗時期:2019年11月
預け入れ手荷物:1個
日本からはエールフランスを使い、成田からパリ経由でローマへ移動した。
復路は同じエールフランスで、バーミンガムからパリ経由で羽田に戻るというものだった。
そのため、ローマからバーミンガムへの移動手段としてJet2を利用した。
オンラインチェックインの方法
フライト予約時に、チェックインを空港でするかインターネットでするかの選択があった。空港でのチェックインは追加料金が発生するとのことだったので、当然インターネットでのチェックインを選んでいた。
チェックインできるのは出発の28日前から5時間前まで。
Jet2のサイトで必要事項を記入し、チェックインを済ませると搭乗券が発行される。
ウェブチェックインの流れを次に説明する。
オンラインチェックインの流れ
1.フライト予約後に届く確認メールの「Manage My Booking」をクリックしてJet2のサイトへ。2.予約番号、名字、出発日を記入してログインする。
3.入力項目に記入する。
- Date of Birth=生年月日を記入(日/月/年の順)
- DocumentType=「Passport」を選ぶ
- Document number=パスポート番号を記入
- Expiry=パスポート有効期限を記入(日/月/年の順)
- Country of issue=「Japan」を選ぶ
- Nationality=「Japanese」を選ぶ
すべて記入したらAddをクリック。
4.確認画面でContinueをクリック。
5.預け入れ荷物や機内食を追加できるページになる。追加したいものがなければスルーして下にあるContinueをクリック。
なお、荷物の追加料金などはフライト予約時より高くなっている。
6.その次は座席選択画面。座席を選ぶと料金が発生する。どの席でもよければ下にあるContinueをクリック。
すると「座席を選んでないみたいだけど本当に大丈夫?」と念押しが入る。不安を煽られるが、自動で席が割り振られるだけの話なのでContinue。
確実に同行者と隣どうしで座りたい場合はフライト予約時に座席を購入しておくといい。
MoneySavingExpert.comによると、無料で同行者と席を並べたい時は、なるべく早くチェックインすると隣の席になる可能性が高くなるらしい。
また、12歳未満の子供は座席指定をしていなくても親と一緒に座れるようになっているのだそう。「でもライアンエアーは話が別」と書いてあって思わず笑った。
参考:How to sit together for free on BA, Easyjet, Virgin etc
また、12歳未満の子供は座席指定をしていなくても親と一緒に座れるようになっているのだそう。「でもライアンエアーは話が別」と書いてあって思わず笑った。
参考:How to sit together for free on BA, Easyjet, Virgin etc
7.最終確認画面になるので、内容を確認し、左下の「Dangerous Goods Policy」にチェックを入れて「Get boarding passes」をクリック。
8.搭乗券が発行される。
搭乗券は印刷して空港に持っていく
Jet2のサイトでは、スマホで搭乗券を見せてもOKという記載もあるが、それはEUのパスポート所持者に限定される。日本のパスポート所持者はNON-EUに該当するため、空港のカウンターでビザチェックを受けないといけない。
ビザチェックといっても、実際はパスポートをチェックされるだけ。到着地で問題なく入国できるパスポートなのか確認する儀式。
これはJet2に限ったことではなく、他にもビザチェックを要求してくるLCCはある。ライアンエアーとか。
空港でビザチェックをしたという証拠として搭乗券にスタンプなどを押されるため、紙の搭乗券が必要になる。
ちなみにライアンエアーは搭乗券の印刷を忘れると、なんと有料で発行してくれるのです。しかも紙1枚のプリントにたったの20ユーロあるいは20ポンドですってよ(2019年11月現在)。
Jet2は印刷代についての記載は見当たらなかったが、念のため印刷しておくのが無難。
Jet2の搭乗券は鮮やかな赤がベースになっていて、カラー印刷するとカッコイイ。でも私のように白黒印刷でも全く問題ない。
空港のカウンターでビザチェックと荷物の預け入れ
フライト当日、空港に着いたらJet2のチェックインカウンターへ。空港によってはチェックインとビザチェックの窓口が違うことがあるが、ローマのフィウミチーノ空港はチェックインカウンターの担当者に搭乗券とパスポートを渡したらまとめて手続きをしてくれた。
ビザチェックはスタンプが押されるものだと思っていたけど、今回は搭乗券にサインされただけだった。右上にちょろろっと。
こんなんで大丈夫なのかと不安だったが(不安なら確認するべきだが)、搭乗拒否されることなく飛行機に乗れた。
機内に持ち込める手荷物
Jet2の無料で持ち込める手荷物は、大きさ56 x 45 x 25cm・重さ10キロを超えない手荷物1個と、ハンドバッグやパソコンバッグなど身の回り品1個となっている。大きさと重さはカウンターでも搭乗ゲートでも確認されなかった。これは空港によって対応が違うかもしれない。
というか搭乗ゲートで手荷物チェックするのってライアンエアーだけなのかな。
搭乗ゲートと機内の様子
搭乗券に書かれていた搭乗開始時間の少し前に搭乗ゲートに行くと、前のフライトの乗客が降りている最中だった。LCCでよくある光景。これは遅れるなと思ったが、搭乗開始は予定より遅かったものの、飛行機はほぼ定刻どおりに出発した。
トラベラーズチョイスアワード2019受賞は伊達じゃない。
LCCなので、機内の飲み物や食べ物は有料。
イギリスの航空会社なので値段はポンド表記だが、ユーロ圏からの便だからか支払いにはユーロも使えるようだった。
ただ、トリップアドバイザーの口コミに「ユーロで払うと換算レートがひどい」という英語の書き込みがあったので、何か買うならポンドかカードを使った方がいいのかもしれない。
フライトの途中で機長のアナウンスが入って、アルプス山脈の上を飛んでいることを教えてくれた。
まとめと余談
Jet2を使う上での注意点は、- 事前にオンラインチェックインをして搭乗券を印刷しておく
- 空港でビザチェックを受ける
の2点。
Jet2を使ったのは今回で2度目だが、その時も含めて不満に思うことも不愉快に思うことも特になかったので、今のところJet2は安心して使えるLCCという印象を持っている。
最後に、イギリスの友人との会話。
友人「Jet2って乗ったことないんだけど、どうだった?」
私「ライアンエアーよりよかったよ」
友人「何だってライアンエアーよりマシだよ」
LCCを使うたびにライアンエアーと比べてしまう私。
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