ケアンズでセスナ機ツアー。グレートバリアリーフ遊覧飛行の感想
ケアンズでグレートバリアリーフ遊覧飛行ツアーに参加してきた。
ケアンズというとクルーズツアーが多い。船で島へ行き、自由時間にはダイビングやシュノーケリングを楽しむといったものだ。
しかし私のように、
- マリンアクティビティに興味がない
- 水着すら持っていない
- 何時間も船や島で過ごしたくない
というような人間にクルーズツアーは向いていない気がした。
そこで目をつけたのが小型飛行機で空の上からグレートバリアリーフを眺められる遊覧飛行ツアーだ。
飛行機に乗るだけなので、泳げない・水着がないといった心配はいらない。
また、フライトは30~45分なので、丸1日かかるクルーズツアーと違って拘束時間は少ない。たとえば午前にツアーを入れれば、午後は好きに時間を使うことができる。
参加しない理由があるだろうか、いやない。
ツアーの概要
私が参加したのは下記のツアーだ。- 世界遺産グレートバリアリーフ セスナ遊覧飛行
- コース:グリーン島&アウターグレートバリアリーフコース(45分)
- 時期:9月上旬
- 時間帯:午前
私は参加の2日前にVeltra(ベルトラ)からツアーに申し込んだ。
飛行時間30分のツアーと45分のツアーがあるが、セスナ機に乗る機会は人生でもそう多くないと思ったので、45分のほうにした。
フライトとは別にホテル送迎と飛行前の簡単な説明があるので、所要時間はトータルで1時間半くらいになる。
ツアーで英語はまったく必要ない。予約はベルトラ経由ですべて日本語、そして送迎スタッフもパイロットも日本語を話す。
45分の遊覧飛行の様子
ツアー当日、ホテルまで迎えに来てくれた車に乗ってケアンズ空港へ。旅客ターミナルとは別の、小型機がたくさん停まっているエリアに到着する。
駐機場を歩くのは初めてだったのでキョロキョロが止まらない。
大きな荷物は飛行機に持ち込めないと言われたので、貴重品とカメラだけ身につけてリュックは車に置かせてもらった。
小さな部屋に案内され、フライトに関するインストラクションを受ける。体重測定もあるよ。
時間になったら小型飛行機へ移動し、腰にライフジャケットをつけて飛行機に乗り込む。この日は4人乗りの機体だった。
離陸は旅客機が使うのと同じ滑走路から。
プロペラ機だからけっこう揺れるんじゃないかと心配していたが、離着陸では思ったほど機体は揺れず、そのあとの飛行中も寝られそうなくらい安定していた。プロペラの音がうるさいので寝ることはないと思うが。
離陸してだんだん小さくなるケアンズの街並みを眺め、沖合いを飛ぶこと10分。グリーン島が見えてきた。
ぐるっと旋回してくれるので、写真を撮る時間は十分にある。
プロペラ音が大きいので基本的にパイロットは何も言わずに運転しているが、コアラリーフだけは教えてくれた。
コアラリーフ、言われないと分からない。下手すると言われても分からない。
そしてサンゴが積もってできた島。
鳥が植物の種を運んでくると、何十年後かにグリーン島のような島になるらしい。
ほかにも広大なサンゴ礁を見て、飛行機はケアンズへ。45分のフライトは物足りなさを感じさせず、かといって飽きることもなく、ちょうどいい満足感を得られる長さだなと思った。
ケアンズ空港には離陸待ちのジェットスターが。
滑走路がひとつなので、旅客機は我々の乗っていたセスナ機が着陸するのを待っているのだ。
着陸して出発時の駐機場に到着。飛行機から降りてライフジャケットを返却した。
すぐ隣の飛行機にスカイダイビングに挑む勇者たちが乗り込んでいったので、手を振って見送った。
飛行機の前でパイロットと一緒に写真を撮ってもらい(強制イベント)、車に戻ってホテルまで送ってもらってツアーは終了。
スタッフやパイロットは最低限のことしか言わないのでかなりあっさりしたツアーだったが、無駄なく手軽にグレートバリアリーフの絶景を堪能できて楽しい時間だった。
時間帯によって景色は変わるのかも
ケアンズの海岸沿いを見ていると、潮の満ち引きで景色が大きく変わるのが分かる。グレートバリアリーフの景色も時間帯によって大きく変わるのかもしれない。私が行ったときは満潮に近く、サンゴ礁はほとんど海に隠れていた。
干潮時は観光用の写真でよく見るような、サンゴ礁の一部が海から出ている光景が見られるのだろうか? そのあたり気になる。
Photo by Yanguang Lan on Unsplash |
潮の満ち引きは時期によって違うので、都合よく望みの光景を狙うのは難しいだろうけど。
遊覧飛行はおすすめの現地ツアー
ツアーで心配だったのは飛行機の揺れだったが、思ったほど揺れず、安心して景色に集中することができた。グリーン島やコアラリーフの上では、旋回してくれたり行きと帰りで2回とおってくれたりするので、左右どちらの席になっても均等に楽しめる。
日差しの強いケアンズでも、飛行機の中には直射日光が当たらず快適だった。ただし駐機場では日焼け注意。
また、タイミングがよければ駐機場から旅客機の離陸を見ることができる。距離が近くて迫力があるので、飛行機好きには魅力的なポイントだと思う。
船は苦手、泳ぐ気がない、さくっとグレートバリアリーフを楽しみたい、上空からサンゴ礁を見たい、飛行機が好きだ、という方におすすめしたいツアーだった。
ツアー例:遊覧飛行/世界遺産グレートバリアリーフ
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