タリーズのコーヒースクール。アイスコーヒー編は実用度が高め


タリーズコーヒーのコーヒースクール・夏季限定の「おいしいアイスコーヒーの淹れ方」に参加してきました。

コーヒースクールではアイスコーヒーの分量や淹れ方を具体的に教えてくれる上、ハンドドリップの実践もあったので、自信を持ってアイスコーヒーを淹れられるようになりました。



コーヒースクールで使った豆


タリーズのアイスコーヒー編は「コーヒー豆の種類を変えて楽しむ」がテーマ。この日は以下の4種類の豆が登場しました。

  • ラオスエレファントルビー
  • ブラジル ファゼンダバウ イエローブルボン(水出しバッグ)
  • アニバーサリーブレンド・ミディアム
  • アニバーサリーブレンド・フルボディ

「お店で出しているアイスコーヒーにはアイスコーヒーブレンドを使用しているので、ほかのコーヒー豆でアイスコーヒーを味わっていただこうと思いました」

と、店員さんがあえてアイスコーヒーブレンドを使わないチョイスをしてくれたそうです。

ラオスの豆は初めてなので、エレファントルビーが入っていたのはうれしい。



アイスコーヒーの種類別の飲み比べ

まずは店員さんが3通りの方法で淹れてくれたアイスコーヒーを飲み比べました。

  1. 急冷したもの(エレファントルビー)
  2. 普通に淹れて冷ましてから冷蔵庫で冷やしたもの(エレファントルビー)
  3. 水出ししたもの(イエローブルボン)

1と2は同じラオスエレファントルビーで淹れたコーヒー。

急冷のほうが圧倒的に香りが強く、コーヒーの特徴であるベリーの風味をしっかり感じることができました。

一方、ホットで淹れて冷蔵庫で冷やしたものは香りゼロでだいぶあっさりした飲み口に。ペットボトルのコーヒーと大して差がないくらい。

「コーヒーを急冷すると香りと味の変化を防ぐことができる」とは聞いていましたが、同じコーヒー豆でも作り方によってここまで風味が変わることに驚きました。


3は水出し用パックのブラジルファゼンダバウイエローブルボンを使い、店員さんが前日から用意してくれたもの。

ブラジルファゼンダバウのほどよい苦味とすっきりした甘みが表れていて飲みやすかったです。



アイスコーヒー(ハンドドリップ)の淹れ方を教わって実践

アイスコーヒー抽出のポイント


ハンドドリップでアイスコーヒーを淹れるときのポイントを店員さんが説明してくれました。

  • できるだけ短時間で冷やす
  • 氷の量はできあがりの40%
  • コーヒー粉はホットの1.5倍
  • ドリップはゆっくりめに

今回教わるアイスコーヒーの淹れ方は、氷を入れたサーバーの中に濃いコーヒーを抽出する急冷式です。

短時間でコーヒーを冷やすことで香りやうまみを閉じ込めることができ、おいしいアイスコーヒーが淹れられるのだそう。

氷とコーヒー粉の具体的な分量は、

  • 600mlのアイスコーヒーを作る場合は氷240gとコーヒー粉50g
  • 300mlのアイスコーヒーを作る場合は氷120gとコーヒー粉25g

になります。

氷を量るのが面倒でも、600mlのコーヒーを淹れるならサーバーの600mlのラインまで氷を入れれば、だいたい40%の量になるようです。

これならわざわざ量らなくても簡単に氷を用意できます。


アニバーサリーブレンドを使って実際にハンドドリップ

タリーズアニバーサリーブレンド2019

2種類のアニバーサリーブレンドを使って、アイスコーヒーを作る体験をしました。

アニバーサリーブレンドはタリーズコーヒーが創業祝いで毎年発売しているブレンドコーヒー。

今年は22周年記念で、ミディアムとフルボディの2種類。どちらもブラジル、ケニア、インドネシア、パプアニューギニアの4種の豆がブレンドされています。

それぞれの豆を見せてもらうと、ブルボディのほうが豆にツヤがありました。

コーヒー豆の写真

そして実践タイム。

抽出の手順はホットのハンドドリップを淹れるときと同じで、90℃のお湯を使う、コーヒーを蒸らす、土手を崩さないなどのポイントをおさえればOK。

ハンドドリップを一度も淹れたことがない場合は、事前に淹れ方を調べておくかハンドドリップの講座(タリーズコーヒースクールのコース1など)に参加しておくと理解が深まると思います。

【関連記事】タリーズのコーヒースクール感想。ハンドドリップが上達しました

ドリップ時のコツとしては、ホットのときよりもゆっくりと、1円玉大にお湯を注ぐといいのだそう。

しかしタリーズのケトルは重く、9割は粉の中心からお湯が外れました。


そして飲み比べタイム。

自分が淹れたフルボディと、ほかの参加者が淹れたミディアムの2つのアイスコーヒーを味わいます。

フルボディはがつんと苦味がして、口あたりもどっしり。対してミディアムは苦味が控えめで、お茶のように飲みやすかったです。

早く「コク」という単語の使い方をマスターしたいものです。


ケーキと一緒にコーヒーをいただく

タリーズの洋梨のシブースト

タリーズのスイーツが楽しめるのもコーヒースクールの醍醐味のひとつ。

この日は洋梨とバニラのシブーストをワンカットいただきました。キャラメルと洋梨の甘みとバニラ香るほわほわクリーム部分が口の中で広がっておいしい。

今回飲んだコーヒーの中ではアニバーサリーブレンドのミディアムが一番合うと思いました。



お土産は好きなコーヒー豆1袋

タリーズのコーヒースクールはお土産にコーヒー豆を1袋(200g)もらうことができます。

シブーストと飲んだときに「何と飲んでも合いそうだな」と思ったことからアニバーサリーブレンドのミディアムを選び、ペーパードリップ用に挽いてもらいました。

別のコースだとプラスアルファでお土産がついたりしますが、アイスコーヒー編はコーヒー豆のみになる模様。

90分で約2,000円のコースに参加して、お土産に1袋1,000円前後のコーヒー豆をもらえるのはお得だと思います。



感想:実用度が高くておすすめ

タリーズのコーヒースクール・アイスコーヒー編に参加して、

  • 淹れ方によって同じコーヒー豆でも香りや味わいが全然違うこと
  • ハンドドリップでアイスコーヒーを淹れるときの氷と豆の量
  • ドリップのときのポイント

を学ぶことができ、アイスコーヒーの淹れ方がレベルアップした気がします。

個人的にはスターバックスのセミナーより説明が具体的で、内容も実用的だと感じました。

アイスコーヒーの淹れ方を知りたい、さくっと教わりたい。そんな人にタリーズのコーヒースクールはおすすめです。

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スターバックスのアイスコーヒー教室の感想
>>スタバのアイスコーヒーセミナー感想。楽しむメインで作り方の説明は少なめ

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>>タリーズのコーヒースクール感想。ハンドドリップが上達しました


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