車なしイギリス旅行でこれまで訪れた街(イングランド編)
イギリスに住む前は海外旅行として、イギリスに住んでからは国内旅行として、今までいろいろなイギリスの街を訪れました。
個別の記事として扱った場所もありますが、そうでない場所も多いので、各都市の簡単な感想をまとめてみました。
本記事ではイングランド地方を、次の記事ではスコットランド、ウェールズ、北アイルランドを取り上げます。
【イングランド南部】
ロンドン、カンタベリー、ライ、ブライトン、バース
【イングランド中部】
バーミンガム、ストラトフォードアポンエイボン、オックスフォード
【イングランド北部】
チェスター、リヴァプール、ブラックプール、マンチェスター、ヨーク、ダラム
ロンドン、カンタベリー、ライ、ブライトン、バース
【イングランド中部】
バーミンガム、ストラトフォードアポンエイボン、オックスフォード
【イングランド北部】
チェスター、リヴァプール、ブラックプール、マンチェスター、ヨーク、ダラム
どれも公共交通機関を使って行った場所なので、車なしでイギリスを旅行したい方の参考になるといいなと思います。
イングランド南部
行った場所- ロンドン
- カンタベリー
- ライ
- ブライトン
- バース
ロンドン
ロンドンがイングランド南部なのかはさておき。博物館をまわるもよし、王室関連をまわるもよし、ミュージカルを鑑賞するもよし、とやることが尽きないのがロンドンです。
物価が高いと言われていますが、入場無料の博物館とテイクアウトの食事をフル活用すれば節約旅行も可能だと思います。やって楽しいかは別の話ですが。
個人的に好きな観光スポットは巡洋艦ベルファスト記念艦。
軍艦が丸ごと博物館になっていて、船体内、機関室、艦橋、甲板と見る場所が盛りだくさんです。
見たいけど見ていないのはバッキンガム宮殿の衛兵交代式です。
一度トライしたことがあるのですが、開始時間になって「今日は中止です」と言われて撃沈しました。1時間前から待機していたのに…。小雨が降ってきたせいだと思います。
カンタベリー
カンタベリーには、イングランド国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂があります。世界遺産にも登録されている建物ですが、私が訪れたときは大聖堂の修復中で、外観はイマイチでした。
中は荘厳です。
ライ
ライは「ザ・イギリスの田舎町」で、カンタベリーとあわせてロンドンから日帰りで訪れることができます。知人が「絵に描いたようなイギリスの田舎町で感動した」と絶賛していた場所で、確かにかわいらしい街並みを満喫できる街でしたが、ひとりで行ったのもあって1時間で飽きました。
でもコッツウォルズと違って電車で簡単に行けるし、アクセス抜群なイギリスの田舎町としては貴重な場所かもしれません。
ブライトン
ブライトンはロンドンから電車で1時間のところにある海辺の街。もうね、名前だけでまぶしいですよ。名は体を表すとおり、brightでにぎやかな街でした。雨の日がどんな雰囲気なのかは見ていないですが。
白亜の絶壁セブンシスターズが近くにあり、ブライトンからバスで行くことができます。
バース
イングランド有数の観光地バース。バース市街は世界遺産でもあります。にぎわっていながらも、のんびりとした雰囲気で居心地のいい街です。
古代ローマの公衆浴場跡のローマン・バスや、
三日月型の集合住宅ロイヤルクレッセントが見どころです。
イングランド中部
行った場所- バーミンガム
- ストラトフォード・アポン・エイボン
- オックスフォード
バーミンガム
行った場所というか住んでいた場所。バーミンガムは観光地と呼べる場所ではありませんが、興味がありましたら「バーミンガム関係の記事一覧(空港・バス・カフェ・日帰り観光など)」をご参照ください。
ストラトフォード=アポン=エイヴォン
シェイクスピアの故郷として有名なストラトフォード・アポン・エイボン。主な観光スポットはシェイクスピアゆかりの場所ばかりです。
そのため、シェイクスピアの生い立ちや作品を知らないとわけが分からないかもしれません。
私はシェイクスピア作品を原文で読んだり、シェイクスピア別人説を描いた映画『もうひとりのシェイクスピア』を見たり、ロンドンのシェイクスピア・グローブ座の見学ツアーに参加したりする程度の関心はあったので、シェイクスピアの生家のツアーなんかはけっこう楽しかったです。
シェイクスピアの妻であるアン・ハサウェイの家には大きな庭園があるのですが、3月に行ったら曇り空にかすんだ緑、何も咲いていない花壇と、なかなかに寂しい景色でした。
ストラトフォード・アポン・エイボンに行くなら花が咲いている温かい季節がおすすめです。
オックスフォード
オックスフォードは伝統的な建物がたくさん残っている大学都市。歩いているだけで賢くなった気分になれます。完全に気のせいなんですが。
ハリー・ポッターのロケ地になったクライスト・チャーチは圧巻です。
ツアーでしか見学できない、ボドリアン図書館も見ごたえがありました。
中は写真撮影禁止ですが、天井まで続く本棚や、本が鎖でつながれた鎖付図書などが見られます。
イングランド北部
行った場所- チェスター
- リヴァプール
- ブラックプール
- マンチェスター
- ヨーク
- ダラム
チェスター
チェスターは中世の街並みを残したこぢんまりした街です。半日もあれば十分に見て回れます。
リヴァプール
サッカーとビートルズの聖地であるリヴァプール。博物館も多いです。ビートルズ関連施設に興味がなくても、街がきれいで活気があるので歩いているだけでも楽しめると思います。
観光の穴場はリヴァプール中央図書館。近代的なデザインと伝統的な雰囲気が融合する独特な雰囲気を味わえます。
入りやすく、カフェもあるので休憩にもおすすめです。
ブラックプール
ブラックプールはリヴァプールから少し北に行ったところにある海辺のリゾート地です。イギリス式のゲームセンターと遊園地が楽しめます。
マンチェスター
サッカーで有名なマンチェスター。交通博物館、サッカー博物館などいくつか観光スポットはあるのですが、正直に言うとあまりおもしろくなかったです。
ただ、ジョン・ライランズ図書館(The John Rylands Library)だけは別格。
入場無料なのも最高です。
ヨーク
12~14世紀にかけて築かれた城壁に囲まれた街ヨーク。城壁の上を歩くのもいいし、中世の建造物を眺めながら街を散策するのも楽しい場所です。
しかし注目すべきはイギリス国立鉄道博物館でしょう。
世界最大規模と言われるだけあって、広大な敷地内に100両を超える数の列車が展示されています。
日本の新幹線もあります。
しかも中に入れる。
ダラム
オックスフォード、ケンブリッジに次ぐイングランドの大学都市であるダラム。スペルはDurham。ダラム城とダラム大聖堂は世界遺産に登録されています。
ダラム城は大学の宿舎として使われているため、ガイドツアーでしか中に入ることができません。そのへんを調べずに行ったので見たのは大聖堂だけです。
大都市ではないものの、歴史と格式を感じられる街です。ヨークから日帰りで行けます。
行ってみたい場所
イングランド南西端のコーンウォール州にはいつか行ってみたいです。グレートブリテン島の最南端ランズ・エンドがあるので、グレートブリテン島の北端に行った身としては南端もおさえておきたい。
>>グレートブリテン島の北端に行くバスツアーにひとりで参加してきた
コーンウォールには世界最大級の温室エデン・プロジェクトもあって、これも行ってみたい場所です。
この地方の難点は車がないと行きづらいこと。
公共交通機関だけで行けるか調べたことがありますが、ロンドンからでも6時間くらいかかり、鉄道の本数も少なくて難易度が高いなと思った記憶があります。
スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの感想は次の記事に続きます。
>>車なしイギリス旅行でこれまで訪れた街(スコットランド、ウェールズ、北アイルランド編)