エアアジア遅延で乗り継ぎ便に間に合わず、次の便に振替になった話

Airasia

エアアジアでミャンマーに行ったとき、成田空港発の飛行機が遅れてタイでの乗り継ぎ時間が足りず、予定の乗継便に間に合いませんでした。

しかし、経由地タイで特別な手続きをすることはなく、次のミャンマー行きの飛行機に乗ることができました。フライトをエアアジアで一括予約していたため、振替をしてくれたのです。

結果的には同日中にミャンマーに着くことができ、旅程に影響はなかったのですが、当時はどうなるか分からずかなり焦ったものです。

エアアジアが遅延したときの振替について、私の状況と経緯を交えてお話しします。



フライトはエアアジアで一括予約(フライスルー)

私はエアアジアのウェブサイトから、成田空港~ヤンゴン国際空港までのフライトを一括予約しました。

【フライト詳細】
成田09:15発 → バンコク14:05着
バンコク16:10発 → ヤンゴン17:05着

タイのバンコク・ドンムアン空港で乗り継ぎが入ります。

エアアジアの場合、バンコク経由やクアラルンプール経由のフライトを一括予約すると、自動的に「フライスルー(Fly-Thru)」が適用されます。

予約時の画面には「フライスルー」とはどこにも書かれていないので分かりにくいですが、フライトが同一の予約番号であればフライスルー扱いになります。

エアアジア予約番号

フライスルーの特徴は乗り継ぎ空港での入国審査が不要になり、預け入れ荷物も最終目的地まで運んでくれることです。

また、飛行機の遅延・キャンセルで乗継便に搭乗できなかったときは次の接続便に振り替えてくれます。



成田発の飛行機が2時間遅れて乗り継ぎが絶望的に

当初の予定では、バンコクでの乗り継ぎは2時間あり、飛行機が少し遅れても問題なく乗り換えられるはずでした。

なので、成田空港でチェックインしたときに出発時間が30分遅れていると聞いても余裕でいました。

しかしいざ飛行機に乗ると、離陸したのは10時半ごろ。1時間半近く遅れての出発です。

「まあ、30分あれば乗り継ぎできるだろう…」と少しソワソワしながら思っていたら

「バンコク到着は午後4時を予定しております」

とアナウンスが。強い向かい風の影響でさらに遅れるとか何とか。

待って次の飛行機は何時だっけ、と予約内容を再確認すると、

【フライト詳細】
成田09:15発 → バンコク14:05着
バンコク16:10発 → ヤンゴン17:05着

乗継便の出発時刻は16:10。16時に到着して間に合うわけない。

乗り継ぎ失敗したらどうなるのか。まさかチケット買い直し? それに、その日のうちにヤンゴンに着かないと非常に困る。

なぜならホテルは予約してあるし、翌朝にはヤンゴンからバガンに向かう国内線に乗る予定が入っており、キャンセルして予定を組み直すのは手間的にも金銭的にも面倒だからです。



フライスルーなら乗継便に間に合わなくても次便に振替

とりあえず、この状況で乗り継ぎができる見込みがあるのか、客室乗務員に聞いてみることにしました。

予約内容を見せると「これは無理ですね」なんてことは言わず、

  • 短距離便はギリギリまで出発を待ってくれることもあるので、乗継便が遅延していれば乗れる可能性はゼロではない
  • もし間に合わなくても、フライスルーでの予約であれば無料で別の便に振り替える

と言われました。

とにかく飛行機を降りたらすぐに地上スタッフに話しかけてください、とのこと。

間に合わなかったら振り替えてもらえることが分かりました。あとはわずかな希望にすがるのみです。



振替の詳細は経由地の乗り継ぎカウンターで確認する

振替後のフライトについては乗り継ぎカウンターでしか分からない

結局、わずかな希望は希望でしかなく、予定の乗継便には乗れず、私のフライトはすでに次の便に変更されていました。

しかもそれが分かったのは、ドンムアン空港に着いて、飛行機を降りて、猛ダッシュしてフライスルーの乗り継ぎ専用カウンターに着いたとき。

エアアジアFly-Thru

専用カウンターではパスポートと搭乗券を見せてチェックを受けるのですが、どうやら乗継客の情報を把握しているのはこのカウンターだけのようです。

カウンターは1つしか開いていなくて列が全然進まず、気が気でなかった私は近くを通りかかったエアアジアのスタッフをつかまえて、「このフライトってまだ乗れる?」と質問して確認しにいってもらってようやく、

「大変申し訳ありませんが、あなたの乗継便は変更になりました」

と、予定の飛行機にはもう乗れないことが判明しました。

時間的に間に合わないとは思っていたけど、まだいけるかもとほんのり期待していただけに残念。ていうか心臓バクバクさせて損した感。

カウンターで順番を待ち、変更後のフライト時間を確認し、パスポートチェックを受けて新しい搭乗券をもらい、あとは通常の乗り継ぎと同じ流れでした。


地上スタッフはただの案内係ばかり

もちろん飛行機を降りたとき、すぐに地上スタッフに話しかけました。

しかしどのスタッフもただの案内係で、「乗り継ぎはあっち」と進行方向を指さすだけで特に何も対応してくれませんでした。到着口に詳しいことが分かるスタッフがいたのかは不明。

LCCにサービス面での期待はしていないので、雑な案内でも構わないのですが、振替になったのかどうかくらいはさっさと教えてもらいたいものだなと思いました。

これはバンコクでの話なので、クアラルンプールではまた違うのかもしれませんが、助けてくれそうなスタッフが見つからなければ乗り継ぎカウンターまで行きましょう。


振替で旅程に支障がでるかは運次第なところも

不幸中の幸いだったのは、振替便が同日中のフライトで、先の旅程に支障がでなかったことです。

ドンムアン空港からは、ヤンゴン行きのエアアジア便が1日に5便ほどあったため、私は夜9時半にヤンゴンに着く飛行機に乗ることができました。

しかし次の便が満席だったら乗れませんし、目的地や時間帯によっては次の日まで待たないといけないということもありえます。

遅延や欠航によって乗り継ぎ地の宿泊が必要になった場合は、エアアジアがホテルの手配もしてくれるようですが、旅行先でのホテルなどの予定変更については自分で何とかしないといけません。



まとめ

エアアジアでバンコク経由かクアラルンプール経由で飛行機を予約すると、フライスルーの適用になります。

フライスルーであれば、飛行機が遅延・欠航して乗り継ぎに影響が出ても振替をしてもらえます。

発地の飛行機が遅れて乗り継ぎに間に合わないときは、経由地の乗り継ぎカウンターか、詳細が分かりそうなエアアジアのスタッフに振替について確認しましょう。


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