タリーズのコーヒースクール感想。ハンドドリップが上達しました
タリーズコーヒーが各地の店舗で開催しているコーヒースクールに参加してきました。
今回行ってきたのはこちら。
基礎編コース1 おいしいコーヒーの淹れ方
所要時間90分
参加費2,000円(※増税後は1,850円+税に変更)
所要時間90分
参加費2,000円(※増税後は1,850円+税に変更)
コーヒーの基礎知識、ハンドドリップの淹れ方、アレンジコーヒーについて教わるコースで、ハンドドリップコーヒーを淹れる体験もできます。
ハンドドリップの淹れ方を一度きちんと教わりたいと思って選びましたが、期待以上に楽しく、満足度の高いコースでした。
コース開始までの流れ
インターネットで参加を申し込む
コーヒースクールの参加には、事前にウェブサイトでの申し込みが必要です。詳細はタリーズのウェブサイトで確認できます。
コーヒースクール(Tully's Coffee)
店舗へ行って参加費を払い、開始時間を待つ
当日は開始5分前までに開催店舗へ行き、レジでコーヒースクールに申し込んだことを伝えて参加費を払います。私はうっかり「コーヒーセミナーに申し込んだ」と失言。「コーヒーセミナー」をやっているのはスタバである。すかさず店員さんに「はい、コーヒースクールですね~」と返されました。
コーヒースクールはビーンズスタンプの対象なので、ビーンズポイントカードに2ポイント押してもらえます。
会計後は本日のコーヒーをいただきながら開始時間を待ちました。
コース開始~コーヒーの保存方法の説明
自己紹介をしてコーヒーノートをもらう
この日の参加者は私を含めて2人。コースの担当はストアマネージャーさんと、アシスタントのスタッフさんでした。
簡単な自己紹介をして、コーヒーノートをもらいます。
コースで教わるポイントはノートにまとまっているので、必要に応じてメモを書き込みます。
ちなみにこのノートの最終ページには、基礎編コース1~3の参加履歴を書けるようになっており、3つとも終えると修了証がもらえます。
コースで使う豆の紹介
日によって使うコーヒーは異なるようですが、この日は最近発売されたばかりというキリマンジャロ・イロンバを使用。さわやかな酸味とフルーティーな香りが特徴のコーヒーだそうです。
コーヒーの保存方法の説明
コーヒーは高温、湿気、光、酸素を避けて保管するのがよく、おすすめは密閉容器に入れて台所の上の戸棚の奥に置いておくことだそうです。冷蔵庫は湿気とにおいの心配があるので避けたほうがよく、冷凍庫は小分けして長期保存するには適している、という話でした。
MEMO
コーヒーの挽き立ての香りは翌日には40%ダウンするらしい
コーヒーの挽き立ての香りは翌日には40%ダウンするらしい
ハンドドリップのおいしい淹れ方
店員さんがハンドドリップの実演をしながら淹れ方を説明してくれます。1.コーヒーサーバーを温め、ドリッパーにペーパーフィルターをセット
お湯を沸かし、ドリッパーをセットした状態でお湯を注いでサーバーを温めます。サーバーに入ったお湯はケトルに戻し、コーヒーを淹れるのに使います。一度お湯を移すと温度が5度ほど下がるので、こうすると沸騰したお湯が90℃くらいになります。
終わったらドリッパーにペーパーフィルターをセットします。
MEMO
台形のペーパーは底と脇にある紙の継ぎ目を折るのですが、同じ方向ではなく互い違いに折ります(例:底を谷折りにしたら脇は山折り)
台形のペーパーは底と脇にある紙の継ぎ目を折るのですが、同じ方向ではなく互い違いに折ります(例:底を谷折りにしたら脇は山折り)
2.粉をドリッパーに入れる。
ペーパーフィルターでコーヒーを淹れるときは中細~中挽きのコーヒーを使います。分量は500mlに対して粉30グラム。
そんなに淹れるの? と思ったのですが、このくらいの量だと味が安定して淹れやすいそうです。
粉を入れたらドリッパーをゆすって水平にならします。
MEMO
1杯(150~200ml)に対して10グラムが目安。でも200mlをおいしく淹れるのは難しいらしい
1杯(150~200ml)に対して10グラムが目安。でも200mlをおいしく淹れるのは難しいらしい
3.コーヒーを蒸らす
コーヒー粉の全体にお湯がかかるように注いで30秒蒸らします。お湯がポタポタ落ちるくらい注いでいいそうです。
4.土手をくずさないようにお湯を注いでいく
コーヒー粉の中心にお湯を注ぎ、土手を作るように回しかけます。上のほうに白い泡がたまるので、これが浮いた状態になるようにお湯を足していきます。
泡はアクみたいなもので、コーヒーに入ると雑味が出るそうです(が、飲み比べてもあまり違いが分からなかったという意見も)。
コーヒーが規定量に入ったらドリッパーを外し、サーバーを回して中の濃度が均一になるように混ぜます。
試飲とテイスティングワードの説明
それでは店員さんの淹れたコーヒーをいただきます。チョコレートつきでした。
飲みながらコーヒーのテイスティングワードについて学びました。アロマ、アシディティ、ボディ(コク)、後味など。
コーヒーを飲みながら説明を聞くので、嗅覚と味覚を使いながら覚えることができます。
ハンドドリップを自分で淹れてみる
実践タイム
用意された器具を使って、教わったとおりにハンドドリップコーヒーを淹れます。どういうわけかケトルがスーパー重くて、お湯を注ぐ右腕を振るわせながらの過酷な作業でした。コーヒーを淹れるってこんなに重労働だったっけ。
タリーズの器具を使うことができるので、自宅でコーヒーを淹れてみたいけどどんな器具がいいのか分からない、という人にとっては参考になると思います。
飲み比べタイム
参加者2人の淹れたコーヒーと、先ほど店員さんの淹れたコーヒーの計3杯を飲み比べます。同じ豆を同じ手順で淹れたのに、香りが少し違ったり、酸味の強さに差があったり、濃さが違ったりして興味深かったです。
店員さんの淹れたコーヒーが一番濃くて、コーヒーの特徴がよく抽出されていた気がしました。経験値の違いなのでしょうか。
フレンチプレスの淹れ方を聞く
続いて、フレンチプレスの説明と実演。フレンチプレスの特徴は、コーヒーをフィルターにとおさない分コクと香りが強くなること。そして誰が淹れても味が同じになるから簡単なのだそうです。
豆は粗挽きを使用します。
フレンチプレスはお湯を注いでプレスするまでに4分の待ち時間があるので、そのあいだに焙煎レベルの説明がありました。
また、生豆と焙煎した豆を見せてもらいましたが、色も大きさも違って同じ豆だったとは信じがたいビフォーアフターですね。コイキングがギャラドスになった的な。
フレンチプレスの実践はなく、試飲するだけでした。
ハンドドリップと同じキリマンジャロを使いましたが、たしかにフレンチプレスで淹れたほうがコクが強く、ケーキなど甘いものとよく合いそうな口当たり。個人的にはハンドドリップのほうが油分がなくて好みです。
アレンジコーヒーのお試し
次はアレンジコーヒーの説明のため、キャラメルシロップが登場。濃いめのコーヒーにシロップを混ぜ、まろやかなスチームミルクを投入してキャラメルラテになりました。
私は甘いコーヒーは飲まないので、アレンジコーヒーの説明はなくてもいいかな~と思っていたらバニラアイスがお出ましに。
コーヒーをかけてアフォガードに進化。
これはおいしい! アレンジコーヒーばんざい。
本来はエスプレッソを使いますが、このときは濃く淹れたコーヒーで代用でした。
MEMO
タリーズにはアイスがあり、アフォガードは裏メニューで頼めるそうです
タリーズにはアイスがあり、アフォガードは裏メニューで頼めるそうです
コース終了。お土産のコーヒーを選ぶ
スクール参加特典として、好きなコーヒー豆を1つ選ぶことができました。迷いに迷ってデカフェを選択。店員さんいわく、もらえるならデカフェを試してみたいという人が多いそうです。
タリーズのコーヒー豆は200グラムで約1,000円という商品が多い中、デカフェはそれより数百円ほど値段が上がるのでお得感ある。
ペーパードリップ用に挽いてもらって、コーヒースクールオリジナルのトートバッグと一緒にいただきました。おまけにシングルサーブ用のデカフェ1パックつき。
さらなるスクール特典でコーヒー豆が10%オフだったので、私は苦みの強いエスプレッソクラシコを買いました。
コーヒーは1週間前後で使い切るのがいいと学んでおきながら、早速使い切れない量のコーヒーを手に入れるやつ。
家で淹れるコーヒーのおいしさがアップした
帰ってから教わったとおりにコーヒーを淹れてみたところ、以前よりも味が濃く、おいしいコーヒーができました。まあ、今まで適当すぎたというのはありますが(コーヒーは大さじで量り、水は目分量)。
私が家で使っているのはハリオのコーヒーサーバー V60です。
コーヒースクールに参加した日は器具も10%オフで購入できるので、ハリオを持っていなかったらタリーズでコーヒーサーバーを買っていただろうな~。
まとめ
タリーズのコーヒースクール「基礎編コース1 おいしいコーヒーの淹れ方」は、コーヒーの基礎知識とハンドドリップの淹れ方をさらっと学べるので、自分でコーヒーを淹れたことがない人や、ハンドドリップの淹れ方をちゃんと教わってみたいという人は行ってみて損はないと思います。勉強になるだけでなく、コーヒーがたくさん飲めて(私はミニカップ6杯飲んだ)、お菓子も食べられて、タリーズの裏話も聞けて、お土産に1,000円相当のコーヒーがもらえるので、充実した90分コースを過ごせます。
どのコースでもコーヒーがお土産にもらえるらしいので、コーヒーがなくなったころにまた別のコースに参加したいと思います。
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