ミャンマー国内線チケットを自分で買うか、代理店に頼むか
ミャンマーの国内線は変更が多い、リコンファームが必要など、いろいろ不安になる話を聞きます。
その不安を解消する一番簡単な方法は、代理店を使って航空券を買うことです。
しかし、自分で買ったほうが安く済みます。
私はミャンマーの国内線を3回利用しており、航空券のうち1枚は自分で航空会社のウェブサイトから購入し、2枚は代理店に手配してもらいました。
- ヤンゴン空港 → ニャウンウー空港(バガン)
→代理店経由で購入 - ニャウンウー空港 → ヘーホー空港(インレー湖)
→代理店経由で購入 - ヘーホー空港 → ヤンゴン空港
→自分で購入
使った航空会社は3つともエアカンボーザです。
自分で購入する、代理店経由で購入する、この両方を試した経験から、
- 自分で航空券を買う方法(エアカンボーザ利用)
- 自分で航空券を買うメリット・デメリット
- 代理店経由で航空券を買う方法
- 代理店を使って航空券を買った理由
を解説します。
エアカンボーザに乗った感想は「ミャンマー国内線エアカンボーザの乗り方・注意点・感想」をご参照ください。
自分で航空券を予約する手順(エアカンボーザでの購入方法)
1.航空会社のサイトにアクセスする
Air KBZのサイトに行きます。2.トップ画面の「BOOKING」欄を記入する
片道か往復を選び、出発地・目的地・日付・人数を入れます。
3.フライトを選ぶ
入力した日付で空席のあるフライトと料金が表示されるので、希望の便を選びます。「Best fares」と「Flexible fares」がありますが、安いほうを選べばいいと思います。
左下の「I accept the general terms of sale」にチェックを入れ、「Book as a guest」をクリックします。
4.搭乗者情報を記入する
記入内容はこのような感じ。
TITLE=MrかMsを選ぶ
LAST NAME=名字
FIRST NAME=下の名前
DATE OF BIRTH=生年月日
FREQUENT FLYER NUMBER=空欄でOK
DOCUMENT TYPE=「PASSPORT」を選ぶ
DOCUMENT NUMBER=パスポート番号を記入
EMAIL=メールアドレスを記入。Eチケットの宛先になる
CONTACT NUMBER AT DESTINATION=現地連絡先。私はとりあえず宿泊先の電話番号を書いておきました
MOBILE PHONE=携帯電話番号
LAST NAME=名字
FIRST NAME=下の名前
DATE OF BIRTH=生年月日
FREQUENT FLYER NUMBER=空欄でOK
DOCUMENT TYPE=「PASSPORT」を選ぶ
DOCUMENT NUMBER=パスポート番号を記入
EMAIL=メールアドレスを記入。Eチケットの宛先になる
CONTACT NUMBER AT DESTINATION=現地連絡先。私はとりあえず宿泊先の電話番号を書いておきました
MOBILE PHONE=携帯電話番号
「Book」をクリックすると予約番号が出ます。
5.決済専用サイトで支払い
決済専用サイトに移動して、クレジットカードで支払いをします。カード番号・有効期限などお決まりの内容のほかに「Card issued Bank」という謎の欄がありますが、これはカード会社の英語表記を記入すれば大丈夫でした。
6.Eチケットを受け取る
支払いが終わると、搭乗者情報で入力したメールアドレスに決済確認のメールと、エアカンボーザからのメールの2通が届きます。エアカンボーザのメールにEチケットが添付されているので、印刷しておきます。
自分で航空券を予約するメリット・デメリット
個人手配のメリットは代理店に頼むより安い
が挙げられます。むしろこれしかないと言っていいでしょう。
また、いつでも買えるというメリットもあります。
航空会社のサイトで買う場合は、代理店のように営業時間を考える必要がありません。
一方、デメリットはいくつかあり、
- ちゃんと買えているのか不安になる
- 自分でリコンファームが必要
- フライトが変更・欠航になった場合は自力で対応しないといけない
の3つが挙げられます。
個人的には「ちゃんと買えたのか不安」というのが意外と大きかったです。
エアカンボーザのサイトがあまり洗練されていないこともあり、手配が終わるまで不安でしたし、買ったあとも「これでちゃんと乗れるのかな」と心配が尽きなかったです。心配性が過ぎる感はある。
リコンファームは宿泊先でフロントに頼めば大丈夫なのですが、夜遅くにチェックインして翌朝フライトなどという場合だと難しいです。
フライトが変更・欠航したときに自分で対応するというのは、ミャンマー国内線に限った話ではありませんが、万が一何か起きたら自分で航空会社に確認したり交渉したりする必要があります。
代理店に航空券を手配してもらう方法
私はサラトラベルさんに航空券の手配をお願いしました。サラトラベルミャンマー
リコンファーム対応、フライト変更時対応、手数料なし、航空券1枚からOK、というのが魅力的でしたし、ウェブサイトとブログにミャンマー旅行の参考になる情報が多いのもよかったです。
手配の流れは以下のとおりでした。
- お問い合わせページを見てフライトの時間・料金を問い合わせる
- メールでいくつかフライトの候補を送ってくれるので、その中から予約したいものを選ぶ
- 合計金額と振込先(日本の銀行口座)を知らせてくれるので、支払い手続きする
- 先方の入金確認後、Eチケットがメール添付で届く
- リコンファームをお願いしたい場合は宿泊先の名前と電話番号を伝える
お返事がすばらしく早くて、Eチケットを送ってもらうまであっという間でした。
私は幸いフライトが時間どおりだったので、Eチケットを受け取ってからは何も連絡を受けませんでしたが、フライトに変更が生じればお知らせしてくれることになっています。
航空券の値段については、手数料はかからないものの、航空会社で買うのに比べると少し上がります。
私が問い合わせたときは航空券1枚につき5~30ドル高くなる感じでした。
とはいえ、プラス数千円です。これで予約もリコンファームも万が一のときの対応もすべてお任せでき、余計な心配をせず安心して過ごせるようになる、というのは悪くない話です。
航空券を代理店に頼んだ主な理由
理由1.夜ヤンゴン到着、翌朝のフライトでバガンへ出発で時間に余裕がなかったから
航空会社にリコンファームをする、という前提で考えると、自分で航空券を買う場合はフライト前日は余裕がないといけません。私の旅程は日本からヤンゴンに着いた翌朝、飛行機でバガンに向かうというものでした。
ヤンゴン到着予定は夕方のため自分でリコンファームする時間がない可能性があったのと、ミャンマーに行くのが初めてなので精神的にも余裕がないだろうと思ったので、ヤンゴン~バガンの航空券は代理店に頼むことにしました。
実際、日本発のフライトが遅延して予定していた乗り継ぎ便に乗れず、ミャンマー到着が4時間以上遅れたので、結果的にこの判断は正しかったです。
理由2.自分で航空券を買うのと大して金額の差がなかったから
バガン~インレー湖の航空券はどっちでもよかったのですが、代理店にお願いすることにしました。というのも、代理店に料金を問い合わせたあとに航空会社のウェブサイトで料金を調べたところ、金額にあまり差がなかったのです。5ドル高いくらいならついでに頼もう、と。
ちなみにこのときのヤンゴン~バガンの航空券の金額差は20ドルでした。
なお、インレー湖~ヤンゴンの航空券を自分で買った理由は、
- 金額差が30ドルだった
- フライト前後の日程に余裕があり、変更やキャンセルが起きたとしても問題ないと思った
- 1枚くらい自分で買ってみたかった
です。
結局どちらがおすすめか
- 少しでも安く済ませたい
- 自分で航空券を予約したことがある
- 旅程に余裕がある
- 何かあっても自分で対応できると思う
上記にあてはまるなら自分で買うといいでしょう。
逆に、
- 航空券を買うのに不安や心配を抱えたくない
- 手配を日本語だけで済ませたい
- 旅程に余裕がない
- 何かあっても自分で対応できる自信がない
という場合は代理店に頼むのがいいでしょう。
何回か国内線を使う予定がある場合は、1枚は自分で買ってほかは頼もう、というように組み合わせてもいいと思います。