インレー湖サイクリングからのボート移動。自転車もOK
インレー湖で定番のアクティビティーといえばボートツアーですが、サイクリングも人気があります。
泊まっていたホテルで自転車を無料で借りられたこともあり、私もサイクリングに挑戦しました。
ルートを調べて準備したものの、あまりの暑さに途中でギブアップ。ボートに乗って帰るという結末になりました。
インレー湖をどのように自転車でまわるのか?
インレー湖には決まったサイクリングコースは特にありません。湖を1周するのは長すぎるので、ほどよく湖を楽しめるルートはないかと調べたところ、よさそうなルートを見つけました。
「Inle lake bicycle map」という英語サイトを参考にして、地図にルートを書いてみました。
ニャウンシュエから時計回りに進むと以下のようになります。
湖の東側を南に進む → マインタウッで渡し船に乗る → 対岸のカウンダインで降りる → 北に進んでニャウンシュエに戻る
上の地図のマインタウッとカウンダインの位置は、私が何となくでつけたものなので正確ではありません。
湖の西側では道路ぞいを走るルートになっていますが、もっと湖の近くを走れる道があればそちらに行こうと考えていました。
ちなみに、ニャウンシュエからマインタウッのあいだにワイナリーがあります(地図のニャウンシュエ南東)。
このワイナリーは丘の上にあり、夕陽を見るのにおすすめだとホテルの人が言っていました。
上記のルートは湖上を含めて30キロを超える行程になります。休憩なしでも3~4時間ほどかかる見込みです。
いざサイクリング! しかし暑すぎて挫折した
出発前の私は、先に紹介したルートで行く気満々でした。自転車なら30キロくらい走れるだろうと、根拠もなく思っていたのです。
私が泊まっていたのはニャウンシュエではなくインレー湖の東側にあるホテルだったので、まず北に進んでニャウンシュエに向かうことにしました。
いざ出発すると、30分くらいで「全部走るのは無理だ」と早くも絶望が芽生えました。
その最たる理由は
2月下旬のインレー湖は暑かったから
です。
インレー湖は高原に位置するため涼しいと言われています。
たしかにヤンゴンよりは過ごしやすい気候ですが、それでも暑気を目前に控えたこの日の最高気温は34度。
日差しも強く、日本の7月のような気候で、帽子がなかったら熱中症になっていたかもしれません。
そんな状況で3時間も自転車で走り続けるのは厳しいと悟ったのです。
おまけにホテルで借りたマウンテンバイクのサドルが合わず、自転車をこぎづらかったのも挫折感に拍車をかけていました。
それ以前に、慢性的運動不足の人間がいきなり30キロも自転車で走るのは無謀だったと言えなくもない。
ニャウンシュエから片道だけボートで移動。自転車もOK
絶望感あふれる中、ホテルから12キロ走ってニャウンシュエに到着。途中、MOTというカフェで一休み(あとでご紹介)。
そのあとも道端で何度も休憩して、ようやくニャウンシュエまでたどり着きました。このときの気持ちは「もう帰りたい」。
自転車で12キロ走ってこの始末。よくもまあその倍以上の距離を完走する気でいたものです。
当初はニャウンシュエを通り抜けて湖の西側まで行く予定でしたが、あきらめてニャウンシュエからボートに乗り、マインタウッまで戻ることにしました。
実際に私が移動したルートがこちら。
ニャウンシュエのボート乗り場では、たくさんの船頭が「ボートツアー?」と話しかけてきます。自転車に乗っていようと関係ないようです。
歯の汚い先頭に地図を見せて、自転車ごとマインタウッまで片道で行きたいと伝え、乗せてもらうことになりました。
料金は15,000チャット。
1日ボートチャーターだって2万チャットくらいなのに、ニャウンシュエからマインタウッの片道料金が15,000チャットって、どう考えても払いすぎです。
このときは暑さで頭がやられていて、早くホテルに戻りたいあまり料金交渉を怠りました。
何はともあれ、自転車と一緒にボートに乗ってマインタウッに行くことができました。
マインタウッの水上生活の風景がよかったです。
長い桟橋も。
そのあと10分ほど自転車をこいでホテルに帰還しました。
体力に自信がない人へのアドバイス
インレー湖周辺の道は平坦で、車の量もそんなに多くなく、自転車で走りやすい環境です。ただ、2月下旬から5月上旬は日差しが強く暑いことが予想されるので、体力に自信のない人は決して無理せず適度な距離を走るようにするのが無難です。
運動不足の30代である私は、10キロ走るのも大変でした。
10時すぎから夕方までは帽子をかぶり、こまめに水分補給しましょう。
インレー湖のおすすめカフェ:MOT cafe
せっかくなのでカフェの紹介を。ニャウンシュエとマインタウッのあいだにあるMOT cafeです。自転車が装飾に使われた個性的な外観なので、すぐに見つかると思います。
おしゃれな内装を眺めながら、のんびりジュースやコーヒーが飲めます。お菓子も無料で出てきます。
店内に韓国語がいくつか見られたので、「韓国系のカフェなんですか?」とミャンマー人の店員さんに聞いたところ、オーナーが韓国人なのだそう。
「写真もありますよ」と、立派な冊子になったオーナーの写真集を持ってきてくれました。
カフェのほか、ミャンマーの子供たちの教育支援も行っているという、おもしろいカフェでした。
まとめ
インレー湖のまわりの道は自転車で走りやすく、気候や自分の体力にあわせて気をつければ楽しいアクティビティーになると思います。自転車ごとボートに乗せてもらうこともできるので、うまく組み合わせれば行動範囲が広がるかもしれません。