【バガン観光2019年】空港から市内へのタクシーでポッパ山に寄る

遠くから見たポッパ山

バガン・ニャウンウー空港からタクシーでバガンの観光スポットであるポッパ山に行ってきました。

空港からポッパ山に行く場合の詳細を中心に、空港⇔バガンのタクシー移動のこと、ポッパ山の感想をまとめました。



空港→バガン中心部のタクシーは定額で交渉不要

バガンにあるニャウンウー空港からバガン中心部への移動はタクシーを使います。

空港の出口付近でバガン入域料25,000チャットを払わされ、外に出ると早速「タクシー?」と話しかけられます。

ヤンゴンと違ってGrabが使えなくて面倒かと思いきや、空港からバガン中心部へのタクシー料金は一律なのでむしろラクでした。

  • ニャウンウーまで:5,000チャット
  • オールドバガンまで:6,000チャット
  • ニューバガンまで:7,000チャット
(2019年2月訪問時)

私はニャウンウーのホテルを予約していたので、10分ほどでホテルに着くはずでした。



運転手がポッパ山ツアーを売り込んできたから行ってみた

空港からポッパ山に行く予定ではなかったけど

タクシーの運転手は英語が少し話せるわりと寡黙なお兄さん。

「どこから来たの?」「バガンには何日いるの?」とポツポツ聞いてきたあと、

「ポッパ山に行く予定は? 何なら今からポッパ山に行かないか?」

と大いなる寄り道を提案してきました(たぶん乗客全員に聞いてる)。

ポッパ山にはバガン2日目か3日目に行けばいいかなとぼんやり考えていました。

しかしこのときはまだ11時でホテルに行くには早かったのと、バガンでいつ何をするか具体的に決めていなかったという理由から、

「空港からポッパ山に行くのもアリかも」

と気変わりして行ってもらうことにしました。

なお、空港からポッパ山に寄ってニャウンウーに行くトータルの所要時間は4時間くらいです。


空港からポッパ山に行く料金

料金は空港からホテルまでの5,000チャットに加え、ポッパ山往復の40,000チャット。

ホテルでポッパ山行きのチャータータクシーを頼めば35,000チャットだったとあとで知って後悔しましたが、相場を知らない&無計画だと損をするという典型例ですね。

まあ徹底的に安く済ませたいならこんな売り込みは断って乗り合いタクシーを使えばいいだけの話です。

ちなみに「空港とホテル間の5,000チャットは何とかならないのか」と聞いたら、空港にいくらか払う分があるからダメという返答。

今思えば交渉するべきだったのはポッパ山往復の40,000チャットのほうでした。



ポッパ山は階段を上るのとサルの汚物をよけるのに忙しい

空港からポッパ山のふもとまでは1時間ちょっと。

運転手はどこかに駐車してそのへんのカフェで待っていてくれるので、気の済むまで見学できます。

ポッパ山はミャンマーの精霊信仰の聖地で、標高1,518メートルの岩山の頂上に寺院がある神秘的な場所です。

そう聞くとさぞ美しい場所なのだろうと期待がふくらみますが、実情は裸足になってサルの糞尿をよけながら777段の階段を上って頂上に向かう泥臭い修行の場と言えます。

ポッパ山の階段

道中の景色はいいですし、展示物もたくさんあって見どころは多いのですが、疲れる上に足元ばかり気になってあまり楽しめませんでした。

サルの排泄物が冗談ぬきでそこらじゅうに落ちているので油断したら踏みます。

ポッパ山の猿

自分ではよけているつもりでも、誰かがブツを踏んで歩いたあとまでよけるのは不可能なので、間接的には踏んでいることになります。

私は足にグニョっとした感触があって「やばい!」と思って足の裏を見たら緑のゼリーがついていました。

サルだけでなく人間もいろいろ落としています。

足をふくためのウェットティッシュは必需品です。


途中から「早く帰りたいな」と思うようになり、お祈りしているミャンマー人たちを横目にさくっと上ってさくっと下り、往復1時間くらいでふもとに戻りました。

しかし入ったときとは違う場所に出てしまい、炎天下の中さまよいながら運転手を探すエクストラステージに突入。

15分くらいウロウロしてようやく見覚えのある入口が見つかり運転手と合流できました。

ポッパ山の入り口のひとつ

正直なところ、ポッパ山は遠くから眺める、あるいはふもとから見上げるのが一番いいと私は思いました。



運転手がホテル→空港のタクシーも売り込んできたから頼んでみた

ポッパ山観光後は外国人向けレストラン(値段は普通)に寄り、ホテルに向かいました。

帰りの道中では運転手が「明日は何をするのか」「タクシーチャーターしてバガンをまわることもできる」「サンライズツアーもやってるよ」と淡々とアピールしてきます。

しつこく勧誘してくることはなく、断ったら話はあっさり終わりました。

しかし仕事のチャンスを積極的に探すのがバガンの運転手。

ホテルに着くと、「バガンを出発するのはいつ? 迎えにくるよ」とホテルから空港へのタクシーを申し出てきました。

ニャウンウーから空港までのタクシー代は行きと同じ5,000チャット。

どこで呼んでも同額らしいし、朝7時でも構わないと言うし、万が一来なかったらホテルに助けを求めればいいか、ということでお願いすることにしました。

「もし予定が変わったら連絡して」と名刺を渡され、日にちと希望の時間を念入りに伝えて終了。

名前も連絡先も聞かれなかったので「こんな口約束で本当に来るんだろうか」と半信半疑でしが、その運転手はちゃんと約束の日時にホテルの前に来ました。

チェックアウト後のタクシーはホテルに頼むほうが余計な心配しなくていいと思います。


それにしてもニャウンウーエリアと空港の送迎って車スカスカの道を10分走って5,000チャットなわけですよね。

ヤンゴンの空港⇔市内のタクシーはカオスな交通渋滞にまきこまれながら1時間も走って約8,000チャットということを考えると、バガンのドライバーってけっこう割のいい仕事してるのでは、と思いました。



まとめ

バガンの空港では簡単にタクシーが見つかり、中心部への料金も決まっているので安心です。

空港から直接ポッパ山に行きたい場合はタクシーに乗る前に相談できますし、運転手のほうからいろいろ提案してくる場合もあるので、自分の予定や予算に応じて交渉するといいでしょう。

ポッパ山は階段が大変なのに加え、床が激しく汚いので覚悟して行ってください。


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