キャドバリー・ワールドが結構がっかりスポットだった
バーミンガム指折りの観光地の1つであるキャドバリーワールド(Cadbury World)に行ってきました。
キャドバリーはイギリスの菓子メーカーで、バーミンガム近郊のボーンビル(Bournville)にチョコレート工場を置いています。その区画の一部をビジターセンターとして開放しているのがキャドバリーワールドです。
連日混み合う人気の観光地で、インターネットでも好意的な感想が多い場所です。
ですが個人的には行ってかなり落胆したので、ネガティブ多めな正直な感想を紹介します。
無料で入れるエリアにはカフェレストランとチョコレートだらけのお土産屋があります。
キャドバリーワールドには何があるのか
有料の展示施設の中には下記のものがあります。- 模型を使ったチョコレートの歴史コーナー
- キャドバリーの歴史を解説する映像鑑賞(強制)
- チョコレート製造工程の映像鑑賞(強制)
- チョコペンで文字を書くなどの体験コーナー
- 乗り物に乗ってチョコレートワンダーランドを楽しむアトラクション
- できたてチョコレート試食コーナー
- チョコレート職人の作業をガラス越しに見学するコーナー
- その他、キャドバリーの広告の歴史など
無料で入れるエリアにはカフェレストランとチョコレートだらけのお土産屋があります。
また、展示施設とは別の場所に小さい博物館、4Dシネマがあり、これらも入場券があれば入ることができます。
展示会場では記念にというかお土産にというか、キャドバリーのチョコレートがもらえます。入り口で2本、途中で1本のひとり合計3本です。
前者はキャドバリーの創業者、ジョン・キャドバリーがボーンビルでどのようにチョコレート産業を発展させたかという内容です。
展示会場では記念にというかお土産にというか、キャドバリーのチョコレートがもらえます。入り口で2本、途中で1本のひとり合計3本です。
キャドバリーワールドのがっかりポイント
ターゲットが分からない映像鑑賞
最初のチョコレートの歴史コーナーを抜けると、キャドバリー社の歴史紹介とチョコレート製造工程の2種類の映像を流す小さな劇場に通されます。この2つは見ないと先に進めない方式です。前者はキャドバリーの創業者、ジョン・キャドバリーがボーンビルでどのようにチョコレート産業を発展させたかという内容です。
おもしろいかと言うと、おもしろくはない。隣にいた小さい子は早々に飽きていましたし、大人でもスマホをいじっている人がチラホラいる感じでした。だから入り口でチョコ配ってるのかな、と余計なことを勘ぐってしまう。
チョコレート工場感ゼロの展示内容
パイプに流れるチョコレート、機械からコンベアで運ばれる成形済みのチョコレート……なんてものは幻想。公式ウェブサイトに「工場見学ツアーはありません」と書いてあるとおり、工場の様子を見ることはできません。
途中、少しだけ機械は見られますが、あくまで展示用という感じで本物のチョコレート工場の雰囲気を味わうには物足りません。
職人さんがチョコペンで繊細な装飾を施す姿も見られるものの、パフォーマンスの一貫という感じが否めません。
TripAdvisorには「昔は包装用の機械が置いてあってパッキング工程が見れたのに…」という意見があり、以前はもう少し見応えがあったようです。
そもそもこのボーンビル工場は、あくまでもチョコレート加工工場なんですよね。イギリスにはキャドバリーの工場が他に2カ所あって、カカオ豆からカカオマスとカカオバターを作っているのはそちらの工場だそうです。
TripAdvisorには「昔は包装用の機械が置いてあってパッキング工程が見れたのに…」という意見があり、以前はもう少し見応えがあったようです。
そもそもこのボーンビル工場は、あくまでもチョコレート加工工場なんですよね。イギリスにはキャドバリーの工場が他に2カ所あって、カカオ豆からカカオマスとカカオバターを作っているのはそちらの工場だそうです。
ボーンビル工場はカカオ分とコンデンスミルクと混ぜてチョコレートに加工する工程がメインだ、ということを映像で言っていました。ボーンビルはチョコレート自体を作っている場所ではないのです。
とりあえず展示内容全般、「チャーリーとチョコレート工場」を連想するような要素は見当たりません。
どうもその世界はニュージーランドにあるキャドバリーワールドで再現されているようです。
アトラクションは行列
これは日によると思いますが、館内の乗り物と別施設の4Dシネマは結構並びます。30分くらい待ちそうだったので私はどちらも行っておらず、どんな内容かは分かりません。
TripAdvisorのレビューを見ると「4Dシネマは超よかった!」という意見が多かったので、見てくればよかったと少し後悔。料金は入場料に含まれていますし。
今までイギリスでスープを頼んで外れたことはなかったのですが、キャドバリーのはおいしくない。
レストランが微妙
館内にあるレストランでお茶やランチができます。ただ、食事は控えめに言ってクオリティが低いです。今までイギリスでスープを頼んで外れたことはなかったのですが、キャドバリーのはおいしくない。
別にまずくはないんですが、粉を溶かしたようなスープで5ポンドか…という失望感がありました。
ここで頼むならチョコレートケーキやチョコレートドリンクなどお菓子系がいいのかも?
最高に残念だったのは、食事を盛ってくれるスタッフが床に落としたトングをそのまま元に戻していたことです。その後どうしたのかは分かりませんし、たまたまそういうスタッフだっただけかもしれませんが、厨房でそれどうなの、と思いました。せめて水でゆすいでくれ。
工場に近づくと甘いチョコレートの香りが漂い始めます。この時はウキウキしたのに。
結構混むので、行かれる方はネットで事前予約していくのが無難です。
最高に残念だったのは、食事を盛ってくれるスタッフが床に落としたトングをそのまま元に戻していたことです。その後どうしたのかは分かりませんし、たまたまそういうスタッフだっただけかもしれませんが、厨房でそれどうなの、と思いました。せめて水でゆすいでくれ。
キャドバリーワールドへのアクセス
Bournville駅から徒歩10分ほどで着きます。鉄道駅を出ると至る所に看板が出ているので迷う心配はないと思います。キャドバリーワールドは駐車場も充実していました。工場に近づくと甘いチョコレートの香りが漂い始めます。この時はウキウキしたのに。
結構混むので、行かれる方はネットで事前予約していくのが無難です。
まとめ
不満をつらつら書いてしまいましたが、これが2018年10月にキャドバリーワールドに行った私の正直な感想です。お土産のチョコレートバー3本も、17ポンドの入場料を考えると大した慰めにならない。
全体的に子供向けかもしれません。アトラクションの他に遊具やゲームコーナーなどもあるので、大人だけで行くより子連れの方が楽しめる可能性はあります。
全体的に子供向けかもしれません。アトラクションの他に遊具やゲームコーナーなどもあるので、大人だけで行くより子連れの方が楽しめる可能性はあります。
でも大人だけで来ている人もたくさんいたので、小さい子がいなくても浮くことは全然ないです。
私は残念ながらいい思い出ができませんでしたが、キャドバリーワールドはよく改装して展示内容が変わると聞きますし、行くタイミングによっては全然違う感想になる可能性があります。
私は残念ながらいい思い出ができませんでしたが、キャドバリーワールドはよく改装して展示内容が変わると聞きますし、行くタイミングによっては全然違う感想になる可能性があります。
実際、過去に行った方の写真を見ると私が見たものとはだいぶ様子が違い、展示されている機械や作業員の数が多かったです。
興味のある方、行こうか迷っている方はウェブサイトを見て展示内容をチョックして検討するのがいいと思います。
興味のある方、行こうか迷っている方はウェブサイトを見て展示内容をチョックして検討するのがいいと思います。