【ポーランド・クラクフ①】世界遺産にピンボールミュージアム。クラクフ観光施設の感想
Jet2で航空券を買って、バーミンガムからポーランドのクラクフに行ってきました。
数ある見所のうち、クラクフ最大の目玉であろうヴァヴェル城と聖マリア教会は外観を見るだけで終了。旧市街をウロウロしてピンボールミュージアムで遊んで、あとは半日ずつかけてアウシュビッツとヴィエリチカ岩塩坑に行きました。
それではクラクフ観光の中から個人的に気に入った施設を紹介します。
クラクフ市内。旧市街は世界遺産
RPG気分。バルバカンとフロリアンスカ門内部
旧市街のすぐ北にあるバルバカンと、旧市街の北のゲートであるフロリアンスカ門。2つの施設には共通のチケットで入れます。バルバカンはレンガ造りの円形状の砦のことで、ヨーロッパに現存するのはクラクフ、ワルシャワ、カルカッソンヌ(フランス)の3カ所だけだそうです。
円形の廊下を歩くと見張りの兵士の気分になります。しかし観光する分には楽しいですが、窓は多いし通路は狭いし、当時何人で待機していたのかは分かりませんが、ここで敵を見張るの大変だろうなあと思いました。
階段が完全にドラクエで気分が上がります。
そしてフロリアンスカ門。旧市街の外側から門をくぐって左に進むと城壁の入り口に行くことができます。
城壁はほとんど残っていないので早ければ数分で見終わりますが、門の上から眺める旧市街は格別です。
ゲームセンターとも呼べる。Krakow Pinball Museum
ヴァヴェル城のわりと近くにあるピンボール博物館。旧市街の南にあります。看板を追って地下へ降りると、50台を超えるピンボールマシンと10台くらいのレトロなアーケードゲームがお出迎え。入場料40ズロチ(約1,200円)を払った後は好きなマシンで好きなだけ遊べます。受付の左右に部屋があって意外と広いです。
ピンボールは1970年代のものから新しいものまで並んでいます。アーケードゲームはストリートファイター、パックマン、スペースインベーダーなど超有名なゲームもあります。
コインを入れなくても遊び放題というのが本当に快適です。アーケードゲームもコンティニューし放題。左手で移動レバー、右手で攻撃ボタンとジャンプボタンを操作するという懐かしいスタイル。ボタンを連打しすぎて指が痛くなりました。
振り返れば2時間以上ここで遊んでいました。
どうやらブダペストにもピンボールミュージアムがあるようです。次の旅行先候補としてハンガリーがにわかに浮上。
ヴァヴェル城と聖マリア教会は外から見ただけ
ピンボール博物館に入り浸っていたら時間がなくなったというわけではありません。ヴァヴェル城はチケットを買った後に各城内施設の見学時間が指定される方式のため、時間が拘束されそうな感じだったので予定に入れませんでした。
聖マリア教会は入りたかったのですが、2018年9月と10月は改修で入場できませんでした。ポーランドに行く前から分かっていたことではありますが、かなり残念。時報ラッパはありました。
クラクフ郊外
自然の神秘と信仰心の融合。ヴィエリチカ岩塩坑(世界遺産)
クラクフから30分ほどのところにある、深さ地下300メートル以上、全長300キロ以上に及ぶ巨大な岩塩坑。観光客が入れる場所は全体の3パーセントですが、それでも十分に広いですし、道中に塩の彫刻や塩の湖などもあり飽きることはありません。
特に地下約100メートルのところにある礼拝堂は圧巻です。天井、床、階段のみならず華やかなシャンデリアや細やかな壁の装飾すべてが塩でできており、「ここは塩の惑星か?」と不思議な気持ちになります。
ただの岩塩からマリア像やたくさんの宗教画が作られています。信仰心が生み出す芸術は想像を超えるものばかりです。
世界遺産だから、文化的価値があるから、という理由だけでなく、ドラクエのやりすぎで洞窟とかダンジョンにあこがれがある方にもかなりオススメです。
暗い坑道をガイドと照明を頼りに進んでいくので冒険気分が味わえます。ただし岩塩坑にはツアーでないと入れないため、旅の仲間が30人くらいいる状態になります。
下りの階段が800段以上あり(上りはエレベーター)、歩く距離も3キロくらいあるので翌日は筋肉痛になるかもしれません(なった)。
忙しい人のためにアウシュビッツとヴィエリチカがセットになっている1日ツアーがありますが、トータルで6時間近く歩き続けるので結構きついだろうなと思いました。
クラクフから電車で簡単に行けるのですが、私が行った時は鉄道メンテナンスの時期とかぶったのか電車が全然なかったのでSeeKrakow社の現地ツアーを申し込んでいきました。
負の遺産。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所(世界遺産)
クラクフからバスで1時間半のところにある強制収容所。広島の原爆ドームと同じく全人類に訪れてほしい場所です。この日もいろいろな国からたくさんの人が来ていました。
私は公式サイトから英語ツアーのチケットを買って見学しました。ツアーの詳しい様子はこちらの記事で紹介しています。
【ポーランド・クラクフ③】アウシュビッツ英語ツアーの様子と難易度
クラクフは郊外も含めると見るところがたくさんあり、4泊だと足りないくらいでした。もう1日あればヴロツワフも行きたかったですね。
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