海辺一帯にゲーセンと娯楽施設。イギリスのリゾート地ブラックプール観光
イングランド北西部にある海辺のリゾート地、ブラックプール(Blackpool)に行ってきました。
日本では社交ダンスに詳しい人しか知らないのでは? というくらい知名度が低い場所ですが、イギリス国内では人気の高い観光地です。
そんなブラックプールの見どころ、トラムの乗り方、名物、その他行く前の参考になるかもしれない情報を紹介します。
ブラックプールの場所
ブラックプールは地図で言うとリヴァプールのちょっと北にあります。鉄道駅はBlackpool North駅とBlackpool South駅のふたつがあり、どちらもPrestonで乗り換えですが、路線が違うので電車に乗るときは乗り間違えないよう注意が必要です。
このふたつの駅は約3キロ離れているので、間違えた場合に行き来するのは少し大変です。
ブラックプールの見どころ・観光スポット
ノースピア、セントラルピア、サウスピア
ブラックプールにはイギリス海辺の名物、ピアが3つもあります。ノースピアにはゲームセンター、セントラルピアにはゲームセンターとゆるめの遊園地、サウスピアにはゲームセンターと絶叫多めの遊園地があります。
要するに各ピアにゲーセンがあります。
サウスピアには「空中遊泳できますよ」的なアグレッシブ度高めのアトラクションがあり、見てるだけでも面白いです。
ブラックプール・タワー(Blackpool Tower)
東京タワーを小さくしたような、ブラックプールのシンボル。展望台、ボールルーム、サーカス、アスレチックなどいろいろ入っています。
天気がイマイチだったので展望台には行っていないのですが、ガラス張りの床があるようでかなり気になりました。
水族館(SEA LIFE Blackpool)、マダム・タッソーろう人形館(Madame Tussauds Blackpool)
ロンドンにもある水族館シーライフとマダム・タッソーろう人形館。ロンドンにあるものと比べると規模は小さいですが、その分入場料が安めです。
ブラックプールのマダム・タッソーにはマーベル映画のキャラクターがおり、ソー、ハルク、アイアンマン、スパイダーマンと一緒に写真が撮れます。
MEMO
水族館とマダム・タッソーの両方に行く場合はコンビチケットがお得です。さらにブラックプール・タワーとのセット券もあるので、計画的かつ割安に行きたい方は事前にウェブサイトでチケット情報を確認してみてください。
現地に着いてから考えたい派はツーリストインフォメーションへ。各施設の入場券を定価より安く販売しています。
水族館とマダム・タッソーの両方に行く場合はコンビチケットがお得です。さらにブラックプール・タワーとのセット券もあるので、計画的かつ割安に行きたい方は事前にウェブサイトでチケット情報を確認してみてください。
現地に着いてから考えたい派はツーリストインフォメーションへ。各施設の入場券を定価より安く販売しています。
プレジャー・ビーチ・ブラックプール(Pleasure Beach Blackpool)
サウスピアの近くにある遊園地。遠くからでも大きなジェットコースターが見え、絶叫系好きの心をくすぐります。
今回は時間がなかったので入っていませんが、次回ブラックプールに来る時はウェブサイトでチケットを事前購入してコースターの数々を満喫したいです。
その他
スター・トレック好きならStar Trek: The Exhibition、中心地からバスに乗ってもよければBlackpool Zoo、タイミングよくいい演目があればWinter Gardensでミュージカル鑑賞も良さそうです。あと、ピア以外にもゲームセンターがそこら中にあります。
置いてあるマシンはどこも似たようなものですが、入手できる景品は店によって違います。
日本のゲームセンターと大きく違う点は、イギリスでは現金を景品にしてもOKなので、コインゲームがメダルではなく2ペンスコインと10ペンスコインをそのまま使っていることです。
屋内は基本的に全て禁煙なので、どのゲームセンターも臭くないです。日本のゲーセンより健全かもしれません。
市内を走るトラム
海沿いのメイン通りにはトラムが走っています。ノースピアとセントラルピアは徒歩ですぐ移動できる距離ですが、サウスピアはセントラルから歩いて20分くらいあるので、遠いなと思ったらトラムを使うと便利です。
チケット売り場はなく、トラムに乗ったら係員が集金に来るので、行き先を伝えて現金で運賃を払います。
時間によってはレトロなトラムが走っています。これは普通のトラムとは料金が違うようです。
ブラックプール名物の飴ちゃん・ロック(Rock)
ロックはイギリス版の金太郎飴で、ブラックプールのほぼ全ての土産物店に置いてあります。1本数十ペンスと激安。味もたくさんあるのでお土産に良さそう。
まあ、大しておいしくない上に食べにくいので自分だったらもらっても嬉しくないですが。
一口サイズに切ってあるものも売っているので、そっちのほうがお土産に向いていると思います。
工場が入っている大きめの店だと試食できます。
たしかセントラルピアとサウスピアの間で、看板に「No.1 Rock in Blackpool」と書いてある店でした。
自称ナンバーワンの店はいくつかあるので適当に入ってみてください。
あと、すごくしょーもない話ですが、たいていの店では男性のブツを模して作られた飴が置いてあって、文化の違いをまざまざと感じることができます。
小学生か中学生の男の子グループが指さして大いにはしゃいでいました。イギリス自由すぎる。
その他(宿、食べるところ、雰囲気)
手頃なB&Bがたくさんある
B&Bならダブル・ツインで1泊50~70ポンドほど。リゾート地だけあって宿が大量にあるので決めるのが大変ですが、鉄道駅や海沿いからほどよく近いところで探せばいいと思います。
夏の週末は結構埋まっているかもしれません。
参考までに、私が泊まったのはThe Hornby Villaです。
オーナーさんは親切で、町のことや宿のことを丁寧に説明してくれました。
部屋は狭かったものの、シャンプー、コンディショナー、ティッシュなどアメニティは揃っているし、中級ホテルより掃除が行き届いているしで快適に過ごせました。
朝食は事前にメニューを選んでおくシステムで、ムダがなくていいなと思いました。
食べるところはフィッシュアンドチップス店、チェーン店多め
海沿いはフィッシュアンドチップス店だらけなので、それ以外のものが食べたい場合はBlackpool North駅のあたりに行く必要があります。とりあえず、通りすがりのおじさんに「超いいよ!」とおすすめされたKwizeen Restaurant Blackpoolという地中海レストランがなかなか良かったので、おじさんに代わって私からもおすすめしておきます。
また、Blackpool North駅のそばに大きなセインズベリーがあり、その中のカフェは電車の待ち時間などに便利です。
町の雰囲気はいい
イギリス国内からの観光客が多いため、アジア人はあまり見かけませんでした。ぱっと見た感じでは物乞いが少なく、ゴミもそんなに落ちていなくてきれいな町だと思いました(バーミンガムから行くとたいていの場所がきれいに見える説)。
まとめ
ブラックプールは海沿いの目抜き通り一帯にレジャー施設がひしめいていて、テーマパークの中にいるかのような非現実感を味わえます。日本からわざわざ行くようなところではありませんが、イギリス在住の方は週末のちょっとした現実逃避にご検討ください。