使えなくなった旧デザインのポンド紙幣を銀行で交換してきた
※本記事はイギリス在住者向けの内容になっています
現在流通しているイギリスの5ポンド札と10ポンド札はプラスチック製。
紙でできた古い5ポンド札と10ポンド札は、もう使うことができません。
それを知っていたのに、久々に開けた引き出しから旧紙幣が出てきてしましました。
日本円だったらお札が見つかって埋蔵金ワーイってなるんですけど、イギリスでは旧紙幣の使い道がありません。
この記事では、実際に私がイギリスの銀行で紙幣を交換したときの様子、イギリスに銀行口座を持っていない場合の交換方法はあるのか、などをまとめました。
10ポンド札に至っては6か月で旧札が使えなくなりました。
ついでに言うと、1ポンド硬貨も2017年3月28日から新しくなり、古いコインは同年の10月15日に使用停止になりました。使いそびれた私の3ポンド分のコインは行き場を失い財布で深い眠りについたままです。
どうしたものか、と英語でいろいろ検索していたところ「口座があればその銀行で交換してもらえる」という情報を得たので、いつも使っているHSBCに行きました。
窓口で
「I'd like to exchange old banknotes」
と伝えると、HSBCの口座を持ってるかどうか、いくら交換したいのかの2点を聞かれました。
名前や口座番号も答えるのかと思いきや特に必要なく、あとは交換したいお札を渡すだけでOKでした。金額が大きいとID確認などあるかもしれません。
こうしてゴミ同然だった205ポンドが現役の205ポンドに生まれ変わりました。交換はあっさり終了。このうちの200ポンドは20ポンド札で交換されたので、かさも減りました(どうでもいい)。
なお、古い1ポンド硬貨のことはすっかり忘れていたので検証していませんが、銀行によっては受け付けてくれると思います。
断られたら他の支店で聞いてみて、それでもダメだった時や、そもそもイギリスに銀行口座がない場合はロンドンにあるイングランド銀行(Bank of England)での交換になります。
イングランド銀行のウェブサイトによると交換方法は2つあり、直接現金を持って行く方法と、紙幣を郵送して同額分を銀行振込してもらう方法があります。後者の場合、イギリス国外の銀行口座でもポンドが受け取れれば対応できるようです。
詳しい手順や注意点、郵送用の申請書などはイングランド銀行のサイトに載っています:How to exchange banknotes
(2019/07/17追記:新50ポンド札は2021年のうちに流通が始まる予定だとイングランド銀行より発表されました)
50ポンド札はイギリスで流通しているのか疑問なくらい目にする機会がないのであまり心配いりませんが、20ポンド札は気をつけた方がよさそうです。
イングランド銀行のサイトを見ると、どのお札もだいたい10年前後でデザインが変更になっているようです。
今の5ポンド札と10ポンド札もいずれ使えなくなるかもしれませんね。
紙でできた古い5ポンド札と10ポンド札は、もう使うことができません。
それを知っていたのに、久々に開けた引き出しから旧紙幣が出てきてしましました。
日本円だったらお札が見つかって埋蔵金ワーイってなるんですけど、イギリスでは旧紙幣の使い道がありません。
この記事では、実際に私がイギリスの銀行で紙幣を交換したときの様子、イギリスに銀行口座を持っていない場合の交換方法はあるのか、などをまとめました。
この話の背景
イギリスは日本に比べて紙幣の変更が多い上、切り替え期間が短いため旧紙幣があっという間に使えなくなります。この2年で5ポンドと10ポンドが入れ替わりました。
現在の5ポンド札:2016年9月13日から使用開始
旧5ポンド札:2017年5月5日で使用不可
現在の10ポンド札:2017年9月14日に使用開始
旧10ポンド札:2018年3月1日で使用不可
旧5ポンド札:2017年5月5日で使用不可
現在の10ポンド札:2017年9月14日に使用開始
旧10ポンド札:2018年3月1日で使用不可
10ポンド札に至っては6か月で旧札が使えなくなりました。
ついでに言うと、1ポンド硬貨も2017年3月28日から新しくなり、古いコインは同年の10月15日に使用停止になりました。使いそびれた私の3ポンド分のコインは行き場を失い財布で深い眠りについたままです。
旧紙幣は口座のあるイギリスの銀行で交換できる
我が家から発掘されたのは旧10ポンド札が20枚と旧5ポンド札が1枚。合計205ポンドなので、日本円だと3万円を超える結構な金額です。どうしたものか、と英語でいろいろ検索していたところ「口座があればその銀行で交換してもらえる」という情報を得たので、いつも使っているHSBCに行きました。
窓口で
「I'd like to exchange old banknotes」
と伝えると、HSBCの口座を持ってるかどうか、いくら交換したいのかの2点を聞かれました。
名前や口座番号も答えるのかと思いきや特に必要なく、あとは交換したいお札を渡すだけでOKでした。金額が大きいとID確認などあるかもしれません。
こうしてゴミ同然だった205ポンドが現役の205ポンドに生まれ変わりました。交換はあっさり終了。このうちの200ポンドは20ポンド札で交換されたので、かさも減りました(どうでもいい)。
なお、古い1ポンド硬貨のことはすっかり忘れていたので検証していませんが、銀行によっては受け付けてくれると思います。
イギリスの銀行に口座がない場合はイングランド銀行で
調べた感じでは交換してくれるかどうかは銀行次第のようです。断られたら他の支店で聞いてみて、それでもダメだった時や、そもそもイギリスに銀行口座がない場合はロンドンにあるイングランド銀行(Bank of England)での交換になります。
イングランド銀行のウェブサイトによると交換方法は2つあり、直接現金を持って行く方法と、紙幣を郵送して同額分を銀行振込してもらう方法があります。後者の場合、イギリス国外の銀行口座でもポンドが受け取れれば対応できるようです。
詳しい手順や注意点、郵送用の申請書などはイングランド銀行のサイトに載っています:How to exchange banknotes
追記
旧10ポンド札が再び発掘され、2019年11月にHSBCに行ける機会があったので交換しにいってきました。
5枚と少なかったからか、今回はHSBCに口座を持っているかすら聞かれませんでした。
HSBCのみならず、バークレイズやロイズやナットウエストなど他の銀行でも、ゆるい担当者に当たれば口座を持っていなくても旧紙幣を交換してくれるかも…と思いました。
旧10ポンド札が再び発掘され、2019年11月にHSBCに行ける機会があったので交換しにいってきました。
5枚と少なかったからか、今回はHSBCに口座を持っているかすら聞かれませんでした。
HSBCのみならず、バークレイズやロイズやナットウエストなど他の銀行でも、ゆるい担当者に当たれば口座を持っていなくても旧紙幣を交換してくれるかも…と思いました。
今後も要注意
2020年には新しい20ポンド札が登場する予定ですし、50ポンド札もいずれデザインが変わるかもしれません。(2019/07/17追記:新50ポンド札は2021年のうちに流通が始まる予定だとイングランド銀行より発表されました)
50ポンド札はイギリスで流通しているのか疑問なくらい目にする機会がないのであまり心配いりませんが、20ポンド札は気をつけた方がよさそうです。
イングランド銀行のサイトを見ると、どのお札もだいたい10年前後でデザインが変更になっているようです。
今の5ポンド札と10ポンド札もいずれ使えなくなるかもしれませんね。
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