レトロな雰囲気が楽しいキダーミンスター鉄道博物館
「そういえばキダーミンスター(Kidderminster)に鉄道博物館とカーペット博物館があるらしい。天気もいいし今から行くか」みたいなノリでキダーミンスターに行ってきました。まずは鉄道博物館(Kidderminster Railway Museum)の様子を紹介します。
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キダーミンスター駅までバーミンガムのスノウヒル駅かムーアストリート駅から電車で40分くらい。そこから歩いてすぐのところに鉄道博物館があります。
ヨークの鉄道博物館のように乗り物が実物大でドーンと置いてあるのを期待してはいけません。主な展示物は鉄道関係の物品や写真です。また、駅舎とプラットホームがあり、機関車に乗ることもできます。
機関車に乗りたい場合は入り口のチケットオフィスで乗車券を買います。乗らない場合はそのまま進んで、チケットオフィスを抜けたところで入場料4ポンドを払います(入場無料って書いてあるサイトもあるけど、この日は有料でした)。
駅舎にはレトロなポスター、看板、カフェ、お土産屋さんが並んでいます。プラットホームは列車に乗らなくても自由に見ることができます。
出発前の車両を見たところ、コンパートメント席は結構埋まっていました。往復で3時間くらいかかるので、みんな事前に食べ物を買って乗り込んでいるようでした。
蒸気機関車かディーゼル機関車かは日時によって違うようです。季節によって便数も変わるので乗りたい場合は公式ウェブサイトで時刻表を確認してから行くといいと思います。
駅舎の右にある建物には鉄道関係の物が大量に展示されています。実際に使われていたネームプレートやナンバープレート、電話交換機、当時の写真などが所狭しと飾ってありました。
信号てこ(レバーフレーム)の操作体験もできます。重いです。
この日は7月の週末のためか、1940年代にタイムスリップしよう的なイベントの日だったようです(だから有料だったのか?)。
入口前に年代物の車がたくさん並んでいたり、スタッフや来場者の半分くらいが軍服や20世紀前半風の服を着ていたり、空襲警報が鳴ったりとブラックカントリー生活博物館のような雰囲気が出ていました。普段はどんな様子なんだろうか。
列車の展示はプラットホームに停まっているもの以外ないに等しいですが、鉄道関係の小物やレトロな雰囲気が充実していてなかなか面白い場所でした。今度は事前に計画を立てて機関車に乗ってみたいと思います。